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世界のバイオ燃料 使用量【大豆】

世界中でバイオ燃料の利用が増加している

「バイオ燃料」は「サトウキビ」「大豆」などの作物を発酵・蒸留し「エタノール」に加工、燃料として利用されます。車や飛行機の燃料としても利用する事が可能であり、化石燃料を使用しない持続可能な燃料として利用が増加しています。

世界で生産されている「大豆」はどのくらいバイオ燃料として利用されているのでしょうか?

世界のバイオ燃料
使用量【大豆】

世界のバイオ燃料使用量
世界一位 中国
世界二位 U.S.A
世界三位 ブラジル

大豆 食料・バイオ燃料としての使用量
Soybeans used for food and fuel
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使用量
(バイオ燃料)
(飼料・オイル)
(トン)
2013年
使用量
(飼料)
(トン)
2013年
使用量
(食品)
(トン)
2013年
1中国
(China)
59,160,0009,530,0005,070,000
2米国
(U.S.A)
47,190,0002,240,00012,000
3ブラジル
(Brazil)
35,510,000637,000725,000
4アルゼンチン
(Argentina)
34,040,000986,0000
5インド
(India)
9,400,000-484,000
6スペイン
(Spain)
3,300,00016,0001,000
7ドイツ
(Germany)
3,280,00080,00072,000
8パラグアイ
(Paraguay)
2,940,000301,0000
9オランダ
(Netherlands)
2,440,00002,000
10メキシコ
(Mexico)
2,440,000959,0002,000
11ボリビア
(Bolivia)
2,120,0002,0000
12インドネシア
(Indonesia)
2,110,000-279,000
13台湾
(Taiwan)
2,060,000-395,000
14ロシア
(Russia)
1,930,000600,0007,000
15日本
(Japan)
1,910,000104,000933,000
16エジプト
(Egypt)
1,650,000-52,000
17カナダ
(Canada)
1,590,000467,00033,000
18イタリア
(Italy)
1,580,000151,0001,000
19タイ
(Thailand)
1,430,000-143,000
20トルコ
(Turkey)
1,160,000-128,000
21韓国
(Korea)
814,00030,000411,000
22ポルトガル
(Portugal)
708,00040,000
23ウクライナ
(Ukraine)
686,000444,0001,000
24イギリス
(U.K)
670,00037,0003,000
25南アフリカ共和国
(South Africa)
611,0008,00067,000
26マレーシア
(Malaysia)
539,000-1,000
27フランス
(France)
516,00099,0004,000
28サウジアラビア
(Saudi Arabia)
474,00084,0001,000
29チュニジア
(Tunisia)
459,000-21,000
30ノルウェー
(Norway)
404,00015,0001,000
31コロンビア
(Colombia)
386,000-43,000
32イスラエル
(Israel)
337,00034,0001,000
33イラン
(Iran)
288,000-0
34ギリシャ
(Greece)
287,0002,0000
35ベネズエラ
(Venezuela)
265,000-0
36北朝鮮
(North Korea)
249,000-73,000
37コスタリカ
(Costa Rica)
244,000-8,000
38セルビア
(Serbia)
230,00011,0000
39アラブ首長国連邦
(AUE)
165,0004,0001,000
40ミャンマー
(Myanmar)
165,000-21,000
41ルーマニア
(Romania)
115,00020,0000
42ジンバブエ
(Zimbabwe)
110,000-8,000
43ベルギー
(Belgium)
91,00061,0001,000
44クロアチア
(Croatia)
87,0003,0000
45エクアドル
(Ecuador)
81,000-0
46キューバ
(Cuba)
80,0005,00071,000
47オーストリア
(Ausria)
77,0003,0004,000
48ベトナム
(Vietnam)
74,000 95,000527,000
49ハンガリー
(Hungary)
72,00017,0000
50カザフスタン
(Kazakhstan)
68,000115,0001,000
51カンボジア
(Cambodia)
65,000-66,000
52ネパール
(Nepal)
64,000-0
世界227,310,00017,480,00010,650,000

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大豆
食料・バイオ燃料
使用量

世界のバイオ燃料使用量
バイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量
59,160,000トン(5,916万トン)

家畜への飼料として利用される大豆の利用量
17,480,000トン(1,748万トン)

豆腐や豆乳、テンペイ(インドネシアの豆腐加工品)などの食品としての利用量
10,650,000トン(1,065万トン)

大豆からとれる油はどれくらい?
大豆は1キログラムから10~12%の油が抽出可能です。1リットルの油を生産するには、約7~9キログラムの大豆が必要になります。

大豆から生産できるバイオ燃料はどれくらい?
アメリカには「ブッシェル」という単位が存在し、大豆1ブッシェル=約27.21キログラムになります。1ブッシェルから約5.6リットルのバイオディーゼル燃料が生産することが可能です。

アメリカの大豆の単位
大豆の単位は小麦と同じ単位が利用されています。

1ブッシェル = 27.2155 ㎏
1バッグ = 6 ㎏
1ブッシェル/エイカー 67.25 ㎏/ヘクタール
1ドル/ブッシェル = 2.2046ドル/バッグ

日本で利用されている単位
日本では昔の単位で「ちょう」というものがあり、
約1ヘクタール(100m x 100m)
に相当します。日本の農家は平均で1町の農地を有している人が多くなります。

町より小さな単位に
たん」(10 x 100m)
があり、1反で収穫できる「米」の量は平均で530kgです。530kgの米から約12万円弱の収入を得る事ができます。そこから肥料が約1.5 万円、除草剤・農薬などで1万円、用水路整備や灌漑などにかかる土地改良費が約2万円として、水田 1 反当りの限界利益は6万円程度となる計算になります。(人件費は除く)

「大豆の生産量ランキング」の記事はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


「サトウキビの生産量ランキング」の記事はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


「バイオ燃料の生産量ランキング」の記事はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


中国の大豆
食料・バイオ燃料
使用量

中国
大豆の食料・バイオ燃料としての使用量

中国はバイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量が227,310,000トン(2億2,731万トン)、家畜への飼料として利用される大豆の利用量が9,530,000トン(953万トン)、食品としての利用量が5,070,000トン(507万トン)です。

中国の大豆生産
中国の大豆の生産量は2019年に約1,500万トン生産していて、世界三位です。

中国の大豆栽培は約3000年前からはじまったとされています。日本にも自生している「ツルマメ」が原種とされていて、日本では縄文時代の遺跡からも発掘されています。

中国では過去の「大躍進政策」の失敗により、大豆の生産は軽視されていました。近年、大豆生産量は増加していますが、現在も大豆は輸入に頼っています。

U.S.Aの大豆
食料・バイオ燃料
使用量

U.S.A
大豆の食料・バイオ燃料としての使用量
アメリカはバイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量が35,510,000トン(3,551万トン)、家畜への飼料として利用される大豆の利用量が2,240,000トン(224万トン)、食品としての利用量が12,000トン(12万トン)です。

アメリカの大豆消費量は低い
アメリカでは2019年に約9,600万トンの大豆が生産されています。非常に多くの大豆が生産され、生産量は世界二位になります。

アメリカは非常に多くの大豆を生産していますが、食用にされる大豆は1割程度と言われています。主に家畜の飼料用・油脂・バイオ燃料などに転換されています。

ブラジルの大豆
食料・バイオ燃料
使用量

ブラジル
大豆の食料・バイオ燃料としての使用量
ブラジルはバイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量が47,190,000トン(2億4,719万トン)、家畜への飼料として利用される大豆の利用量が637,000トン(63.7万トン)、食品としての利用量が725,000トン(72.5万トン)です。

世界一の大豆生産国
ブラジルでは2019年に約1億1,400万トンの大豆が生産されていて、世界一位の生産国になります。

ブラジルも食用として利用されている大豆は一割程度で、そのほとんどが飼料・燃料として利用されています。ブラジルで輸出してる大豆の3/4が中国へ輸出されていて、飼料や油として利用されています。

アルゼンチンの大豆
食料・バイオ燃料
使用量

アルゼンチン
大豆の食料・バイオ燃料としての使用量
アルゼンチンはバイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量が34,040,000トン(3,404万トン)、家畜への飼料として利用される大豆の利用量が986,000トン(98.6万トン)、食品としての利用量はありません。

大豆の生産国は南米が多い
アルゼンチンは2019年に約5,500トンの大豆を生産して、世界4位の生産量になります。

ブラジルやアルゼンチンなどの南米で大豆の生産が多くなっています。北米・南米の生産量は世界の生産量の80%以上になり、主に家畜の飼料・油・バイオ燃料として利用されています。

インドの大豆
食料・バイオ燃料
使用量

インド
大豆の食料・バイオ燃料としての使用量
インドはバイオ燃料・家畜への飼料・オイルなどに加工される大豆の利用量が9,400,000トン(940万トン)、食品としての利用量が484,000トン(48.4万トン)です。

インドの大豆生産量
インドの大豆生産量は2019年に1,300万トン生産していて、世界5位の生産量になります。

インドは他の国と比べると食用として利用している大豆は多いですが、日本の半分の量になります。

まとめ

大豆ミートの増加
大豆は家畜の飼料や、燃料の油として利用されています。肉食から大豆ミートなどが増加しており、大豆の生産量は今後増加すると思われます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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