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世界のお茶の消費量ランキング

 日本には多くのお茶が存在しています。玉露、抹茶、煎茶、麦茶、ペットボトルで手軽に買える冷たいお茶。

 世界にも様々なお茶が存在していますが、世界では1年間にどのくらいの量のお茶を飲み、どのような種類が好まれているのでしょうか?

 最新版になります。

 記事の内容

世界のお茶の消費量ランキング
各国のお茶の消費量

世界のお茶の消費量ランキング


世界のお茶消費量
世界一位 パラグアイ
世界二位 ウルグアイ
世界三位 アルゼンチン

世界の年間お茶消費量ランキング
Tea - consumption (kg/capita/year)

消費量
(キログラム)
(kg)
2019年
消費量
(杯)
(cup)
2019年
1パラグアイ
(Paraguay)
17.354,337.5
2ウルグアイ
(Uruguay)
8.92,250
3アルゼンチン
(Argentina)
6.081,520
4モーリタニア
(Mauritania)
4.251,062.5
5トルコ
(Turkey)
3.42855
6ガンビア
(Gambia)
2.46615
7ミャンマー
(Myanmar)
2.3575
8ブラジル
(Brazil)
2.05512
9リビア
(Libya)
2500
10モロッコ
(Morocco)
1.88470
11アイルランド
(Ireland)
1.85462.5
12イラン
(Iran)
1.74435
13カザフスタン
(Kazakhstan)
1.57392.5
14台湾
(Taiwan)
1.55387.5
15イギリス
(U.K)
1.54385
16チリ
(Chile)
1.53382.5
17香港
(Hong Kong)
1.53382.5
18マカオ
(Macao)
1.49372.5
19アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
1.34355
20セーシェル
(Seychelles)
1.3325
21モーリシャス
(Mauritius)
1.27317.5
22中国
(China)
1.17292.5
23ベトナム
(Vietnam)
1.14285
24サウジアラビア
(Saudi Arabia)
1.1275
25モザンビーク
(Mozambique)
1.09272.5
26エジプト
(Egypt)
1.07267.5
27イラク
(Iraq)
1.06265
28マレーシア
(Malaysia)
0.95237.5
29ウズベキスタン
(Uzbekistan)
0.94235
30ボツワナ
(Botswana)
0.92230
31ロシア
(Russia)
0.91227.5
32タイ
(Thailand)
0.86215
33インド
(India)
0.83207.5
34日本
(Japan)
0.83207.5
35ラオス
(Laos)
0.83207.5
36マルタ
(Malta)
0.82205
世界平均0.82205
37バルバドス
(Barbados)
0.78195
38キルギス
(Kyrgyzstan)
0.76190
39パキスタン
(Pakistan)
0.76190
40デンマーク
(Denmark)
0.7175
41フィジー
((Fiji)
0.69172.5
42チュニジア
(Tunisia)
0.69172.5
43スリナム
(Suriname)
0.68170
44トルクメニスタン
(Turkmenistan)
0.68170
45アフガニスタン
(Afghanistan)
0.67167.5
46ヨルダン
(Jordan)
0.62155
47オマーン
(Oman)
0.61152.5
48ジョージア
(Georgia)
0.59147.5
49アイスランド
(Iceland)
0.59147.5
50ルクセンブルク
(Luxembourg)
0.59147.5
51モンゴル
(Mongolia)
0.59147.5
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO
*お茶は1杯4g計算


世界のお茶 消費量


世界のお茶の消費量

世界ではお茶を平均0.82kgのお茶を消費して、年間205杯のお茶を飲んでいます。

海外ではどのような種類のお茶がどのように飲まれるでしょうか?

各国のお茶事情についてまとめました。


「お茶の生産量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


 「コーヒーの消費量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


パラグアイのお茶 消費量


パラグアイでは2019年に一人当たり17.35kgのお茶が消費されています。年間4337.5杯のお茶が飲まれ、1日に11.88杯になります。何かの間違いでしょうか?

パラグアイで利用されているグアラニー語でお茶は「ñanary(ナーナリ)」といいます。


パラグアイの「マテ茶」

南米のパラグアイでは「マテ茶」が非常に多く呑まれています。このマテ茶はパラグアイに存在する130を超える農家が有機栽培で生産されており、非常に質の良いお茶を生産しています。


通貨のかわりとしても利用された

パラグアイでは300年以上マテ茶を生産しており、通貨のかわりとしてもマテ茶が利用されたとされていて、パラグアイを支える重要な生産物の一つです。


輸出量は少ない

パラグアイのお茶の輸出量は2019年に4トンと、非常に少なくなっています。「マテ茶」は南米で非常に人気がありますが、南米以外の消費量はそれほど多くありません。

ウルグアイのお茶 消費量


ウルグアイでは2019年に一人当たり8.9kgのお茶が消費されています。年間2250杯のお茶が飲まれ、1日に6.16杯になります。

ウルグアイで利用されているスペイン語でお茶は「té(テ)」といいます。


ウルグアイの常識「マテ茶」

ウルグアイでは「マテ茶」がメインに飲まれています。ウルグアイ人はマテ茶入りのストローが付いた水筒を必ず所持していて、靴紐をも結んでいる時も器用にマテ茶を飲む事が可能です。


「ヒョウタンの水筒」

ウルグアイではデザインが施された「ヒョウタン」の水筒が人気で、このヒョウタン水筒に金属のストローを挿し、マテ茶を飲んでいます。


カフェインが含まれているので飲み過ぎに注意!

マテ茶にはコーヒーの1/4程度の「カフェイン」が含まれています。非常に健康に良いお茶とされていますが、大量に摂取するのはカフェインの摂取量が多くなるので危険です。


ホットでもOK!温度は80度ぐらいで

マテ茶はホットでも飲む事ができますが、沸騰したお湯でマテ茶を淹れるとマテ茶に含まれる「ビタミン」が壊れてしまいます。80度のお湯で淹れるのがベストとされています。

アルゼンチンのお茶 消費量


アルゼンチンでは2019年に一人当たり6.08kgのお茶が消費されています。年間1520杯のお茶が飲まれ、1日に4.16杯になります。

アルゼンチンで利用されているスペイン語でお茶は「té(テ)」といいます。


アルゼンチンでも愛される「マテ茶」

南米のアルゼンチンでも非常に「マテ茶」で人気で、パラグアイ・ウルグアイ同様に日常的に飲まれています。マテ茶のマテは、ペルー・エクアドル・ボリビア・チリ・コロンビア・アルゼンチンに移住するケチュア民族の言葉で「ヒョウタン」を意味します。


アルゼンチンでは牛乳や砂糖をマテ茶に加える

アルゼンチンではティーパックになったマテ茶も一般的に販売されていて、牛乳や砂糖を加えて飲まれる場合も多くなっています。伝統的な飲み方は牛乳を加えたマテ茶に「オレンジの皮」を加えたものが飲まれています。

モーリタニアのお茶 消費量


モーリタニアでは2019年に一人当たり4.25kgのお茶が消費されています。年間1062.5杯のお茶が飲まれ、1日に2.91杯になります。

モーリタニアで利用されているアラビア語でお茶はشاي(シャーイ)といいます。


「モーリタニア」はどこ?

モーリタニアはアフリカ大陸の北西に位置する共和国で、99.1%がイスラム教徒になります。


モーリタニアの「ミントティー」と茶道

モーリタニアでは緑茶にミントを入れた「ミントティー」が好まれ、国内で非常に多く消費されています。モーリタニアでは「提供されたお茶を断る事は非常に失礼」な事で、提供されたお茶を必ず飲む必要があります。

お茶は伝統的に3つのグラスで三杯提供されます。

 一杯目が「人生の様に苦い」
 二杯目が「愛の様に甘い」
 三杯目が「紳士的な死」

と、いう意味があります。


お茶の注ぎ方

お茶は一度急須から一つのグラスに注がれ、注がれたお茶を「熱を冷ます」ように他のグラスへ注がれます。それを何度か繰り返し、再び急須に戻します。急須を再び熱し、全てのグラスへとお茶が注がれます。

お茶は何度も高いところから注がれるため、お茶が非常に「泡立っている」のが目立ちます。

トルコのお茶 消費量


トルコでは2019年に一人当たり3.42kgのお茶が消費されています。年間855杯のお茶が飲まれ、1日に2.34杯になります。

お茶はトルコ語で「Çay(チャーイ)」といいます。


トルコで好まれるお茶

トルコで好まれるお茶は「紅茶」です。少し小さめのグラスに「熱いお茶」ストレートで飲みます。砂糖を入れて飲む人も多くなっています。


トルコで有名な「リゼ・ティー」

トルコの黒海沿岸にリゼという街があり、そこで収穫されたお茶を「リゼ・ティー」といいます。トルコの人達はリゼ・ティーを好んで飲んでいます。


トルコのお茶生産の歴史

トルコのお茶の栽培の試みは、1787年の江戸時代の頃になります。「日本から輸入された茶の種」をトルコ北西の「ブルサ県」で栽培させたのが始まりです。

しかし、気候が合わず、お茶栽培は「失敗」してしまいます。

1917年にトルコでお茶の栽培に適した場所を調べ、トルコ北東の黒海に面した「リゼ県」でお茶の栽培を始めたのがリゼ・ティーの始まりです。茶の種はロシアのコーカサス地方のお茶が利用されています。

ガンビアのお茶 消費量


ガンビアでは2019年に一人当たり2.46kgのお茶が消費されています。年間615杯のお茶が飲まれ、1日に1.68杯になります。

ガンビアでは「英語」が公用語として利用されています。


「ガンビア」はどこ?

ガンビアは西アフリカの西岸に位置する国で、イスラム教が95%を占めています。


ガンビアの「緑茶」と茶道

ガンビアもモーリタニア同様に「提供されたお茶を断る事は非常に失礼」になります。北アフリカでは一般的に独特の「茶道」を守る事が社会的に非事に重要です。モーリタニア同様に高いところからお茶を注ぐためお茶が泡立ち、3つのグラスへと注がれます。


ガンビアの「バオバブ茶」

ガンビアではアフリカに自生する「バオバブ」の葉からお茶が作られ、非常に貴重なお茶としてヨーロッパなどに輸出しています。非常に需要が高く入手は非常に困難ですが、ガンビアで生産されています。

ミャンマーのお茶 消費量


ミャンマーでは2019年に一人当たり2.3kgのお茶が消費されています。年間575杯のお茶が飲まれ、1日に1.58杯になります。

ミャンマー語でお茶は「လက်ဖက်ရည်(ラパタイール)」といいます。


ミャンマーに古来から存在する「緑茶」

ミャンマーでは古来から「茶ノ木」の栽培がおこなわれており、日常的に「緑茶」が飲まれています。イギリスの植民地時代に「紅茶」も定着し、現在では紅茶を多く消費されています。ミャンマーの紅茶は練乳や砂糖をたっぷりと入れて飲むのが主流で、「ミルクティー」のように飲まれています。


ミャンマーのお茶の漬物「ラペソー」

 ミャンマーでは乳酸菌などを利用して発酵させた「後発酵茶」を漬物の様に食す文化があり、非常に多くのお茶が副食として消費されています。このラペソーは好みの調味料を合わせて食べられていて、ミャンマーの「国民食」の一つです。

ブラジルのお茶 消費量

 
ブラジルでは2019年に一人当たり2.05kgのお茶が消費されています。年間512杯のお茶が飲まれ、1日に1.40杯になります。

ブラジルで利用されているポルトガル語でお茶は「chá(シャー)」といいます。

 
南米ブラジルでは「マテ茶」が人気

南米では「マテ茶」を多く消費する傾向があり、ブラジルもその一つです。ブラジルではポルトガルの植民地時代から輸入品種のお茶を飲む文化が広まりましたが、植民地以前からアマゾン地帯で先住民によってお茶が飲まれていました。


ブラジルでは「無糖」は好まれない

ブラジルでは基本的に飲み物に加糖がされています。お茶を飲む際も加糖するのが基本で、「紅茶」「レモンティー」なども好まれています。

リビアのお茶 消費量


リビアでは2019年に一人当たり2kgのお茶が消費されています。年間500杯のお茶が飲まれ、1日に1.37杯になります。

リビアで利用されているアラビア語でお茶はشاي(シャーイ)といいます。


「リビア」はどこ?

リビアはアフリカ大陸の北にあり、エジプトの左、アルジェリアの右に位置しています。97%がイスラム教を信仰しています。


独特なお茶「リビアンティー」

リビアでは「緑茶」が好まれますが、少し作り方が特殊です。リビアも「茶道」が存在し、3つのグラスのお茶でもてなすのが基本ですが、3杯目のお茶に「ピーナッツ」「アーモンド」加えて茹でられます。これらのお茶も「泡立ったお茶」を淹れるのが基本的なマナーです。


「京都」ですか?

リビアでは基本的にゲストに「簡単に用意できるお茶」を提供しません。ティーパックのようなお茶が提供された場合、「帰れ」という意味になります。リビアでも「茶道」を守る事が重要視されていて、ルール違反はご法度です。

モロッコのお茶 消費量


モロッコでは2019年に一人当たり1.88kgのお茶が消費されています。年間470杯のお茶が飲まれ、1日に1.28杯になります。

モロッコで利用されているアラビア語でお茶はشاي(シャーイ)といいます。


モロッコの「ミントティー」

モロッコでも「ミントティー」が好まれ、大量に加糖するのがモロッコ流です。モロッコにも「茶道」が存在し、非常にお茶の入れ方にこだわります。

 
モロッコの茶道

 淹れ方

 1.やかんに500ミリリットルの水に対し、小さじ2杯程度の茶葉をいれ、15分以上火にかけます。

 2.15分わかしたお茶を、掻き回さず別のやかんに静かに移します。

 3.砂糖を小さじ5杯加えます。

 4.中火で再び沸かし、「ミント」を大量に加えます。大量のミントにより、胸焼けを起こす可能性があるので、2分以内にミントを取り除きます。


モロッコには歯医者が多い

モロッコでは2019年に一人あたりの砂糖摂取量が日本人の約4.09倍になります。虫歯になる人も多く、モロッコには歯医者が非常に多く存在するとされています。

アイルランドのお茶 消費量


アイルランドでは2019年に一人当たり1.85kgのお茶が消費されています。年間462.5杯のお茶が飲まれ、1日に1.26杯になります。

 
アイルランドの「紅茶」文化

アイルランドで好まれるお茶は「紅茶」です。紅茶に牛乳を入れて飲みます。

アイルランドやイギリスでは基本的に紅茶にミルクを入れます。カフェでミルク抜きの紅茶を注文する場合は事前に伝える必用があります。


アイルランドの紅茶の歴史

アイルランドの紅茶の歴史は、「イギリスから紅茶を輸入」したのが始まりです。アイルランドとイギリスは仲が悪く、現在アイルランドでは「イギリスの紅茶」を好んで買いません。アイルランドでは、自国でブレンドされた紅茶を購入する傾向があり、一番おいしい紅茶も「アイルランド」の紅茶を推します。

イギリスもアイルランドもお茶の栽培が難しい土地ですが、どちらもお茶に関しては非常にこだわりが強い国です。

イギリスのお茶 消費量


イギリスでは2019年に一人当たり1.54kgのお茶が消費されています。年間385杯のお茶が飲まれ、1日に1.05杯になります。


イギリスと言えば「紅茶」

イギリス人と言えば「紅茶」の文化が非常に有名です。イギリスにお茶が輸入されたのは15世紀で、日本や中国から当時から東洋と貿易があった「オランダ」を通して輸入しています。


お茶が欲しくて戦争

お茶が欲しかったイギリスは、オランダと戦争をします。

オランダに勝利したイギリスは中国との貿易で優位に立ち、中国から安定してお茶を輸入する事が可能になりました。

エジプトのお茶 消費量


エジプトでは2019年に一人当たり1.07kgのお茶が消費されています。年間267.5杯のお茶が飲まれ、1日に0.73杯になります。

エジプトで利用されているアラビア語でお茶はشاي(シャーイ)といいます。

 
砂漠では暑いお茶が好まれる

エジプトでは「紅茶」が好まれ、「ホット」の紅茶に大量の砂糖を入れて飲みます。アフリカ大陸ではミントを入れる事が多く、エジプトでもミントを入れる事が多いですが、量は少量です。

 
エジプトでは「コーヒー」も好まれる

エジプトに「コーヒー」がやってきたのは16世紀です。「紅茶」がエジプトにやって来たのは19世紀で、イギリスの植民地時代になります。エジプトでコーヒーと共に紅茶が提供されるようになり、エジプトに定着していきました。

1920年代~1950年代にかけて、エジプトの貧しい人々の間でコーヒーの代わりにお茶が多く飲まれるようになり、現在でも非常に多くのお茶の消費が多くなっています。

ロシアのお茶 消費量


ロシアでは2019年に一人当たり0.91kgのお茶が消費されています。年間227.5杯のお茶が飲まれ、1日に0.61杯になります。

お茶はロシア語で「Чай(チャーイ)」といいます。


ロシアの「紅茶」文化

ロシアでは「紅茶」が好まれ、加糖をしないストレートティーを飲みます。加糖しませんが、必ずお茶を飲みながら「お菓子」を食べる文化があります。お菓子以外にも「ジャム」などを食べながらお茶を飲む文化があり、甘い物を用意するのが「絶対条件」になります。


ロシアは茶道より「お菓子」

ロシア人相手にお茶を淹れる場合、必ず「お菓子」を用意してください。「チョコレート」が嗜好品とされていて、チョコレート菓子を出すと機嫌が良くなります。

お菓子が無い場合はお茶を淹れない方が良いと思います。お菓子が無い場合、最悪キレます。

 
ロシアの伝統やかん「サマバール」
 
ロシアでは「サマバール」という、銀色で装飾が施された大型のやかんでお湯を沸かしている写真を見かけますが、実際のロシア人は「電気ケトル」でお湯を沸かし、「ティーパック」のお茶をいれます。

銘柄はイギリス人よりうるさくありませんが、それなりにこだわりがあります。

とにかくお菓子を用意してください。

まとめ


お茶には各国の「個性」「こだわり」の強さが出ています。日本を含めて「コミニケーション」の一つとして提供される事が多く、各国のお茶を知る事は「文化」を理解する事にもなります。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: Stocksnap.ioからCC0ライセンスの写真を加工・利用しています。

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