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世界のネギ 生産量ランキング

日本で利用されているネギと欧米で利用されているネギは種類が違い、西洋ネギはリーキという名前で非常に太いのが特徴です。

ネギはどの国がどれくらい生産しているのでしょうか?

世界のリーキ【ネギ】生産量ランキング


世界のネギの生産量
世界一位 インドネシア
世界二位 テュルキエ
世界三位 フランス


世界のネギ生産量 ランキング
Leeks, other alliaceous vegetables - Production (tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
2020年
世界合計2,119,948
1インドネシア
(Indonesia)
579,748
2テュルキエ
(Turkiye)
225,480
3フランス
(France)
150,320
4ベルギー
(Belgium)
147,100
5韓国
(Korea)
144,559
6中国
(China)
142,627
7カザフスタン
(Kazakhstan)
92,962
8ドイツ
(Germany)
89,970
9オランダ
(Netherlands)
89,830
10スペイン
(Spain)
81,160
11ポーランド
(Poland)
48,800
12イギリス
(U.K)
45,694
13ポルトガル
(Portugal)
38,390
14アルバニア
(Albania)
36,422
15スリランカ
(Sri Lanka)
35,695
16台湾
(Taiwan)
22,955
17ペルー
(Peru)
20,310
18ギリシャ
(Greece)
18,750
19イタリア
(Italy)
14,480
20イラン
(Iran)
14,032
21スイス
(Switzerland)
12,653
22メキシコ
(Mexico)
10,271
23ウズベキスタン
(Uzbekistan)
8,113
24オーストリア
(Austria)
7,670
25イエメン
(Yemen)
7,208
26カナダ
(Canada)
6,713
27モロッコ
(Morocco)
5,792
28ニジェール
(Niger)
4,514
29フィリピン
(Philippines)
4,482
30スウェーデン
(Sweden)
3,850
31アイルランド
(Ireland)
3,380
32エチオピア
(Ethiopia)
3,350
33ノルウェー
(Norway)
2,770
34ニュージーランド
(New Zealand)
2,612
35ルワンダ
(Rwanda)
2,558
36クロアチア
(Croatia)
2,340
37デンマーク
(Denmark)
2,280
38トリニダード
トバゴ
(Trinidad and
Tobago)
1,981
39コンゴ共和国
(Republic of
the Congo)
1,826
40ブルガリア
(Bulgaria)
1,390
40スロベニア
(Slovenia)
1,310
42ハンガリー
(Hungary)
1,170
43ルーマニア
(Romania)
1,160
44ラトビア
(Latvia)
800
45チェコ
(Czech)
480
46北マケドニア
(North Macedonia)
443
47フィンランド
(Finland)
420
48モルドバ
(Moldova)
370
49カメルーン
(Cameroon)
340
50ケニア
(Kenya)
318
51キルギス
(Kyrgyzstan)
300
52リトアニア
(Lithuania)
240
53マルタ
(Malta)
180
54ジンバブエ
(Zimbabwe)
174
55コスタリカ
(Costa Rica)
74
56モーリシャス
(Mauritius)
67
57ルクセンブルク
(Luxembourg)
20
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のネギ生産量


ネギの重さ・エネルギー

ネギは一本約100gで、エネルギーは約15Kcalになります。西洋ネギの「リーキ」は1本500g以上あります。日本のネギは一般的に「スプリングオニオン」などと呼ばれ、スーパーに並びます。


スープの臭みをとる

日本では鶏ガラスープなどのにおいを消すためにネギをいれる方が多いと思いますが、海外では基本的に「香草」が利用されます。スープには「ローリエ」を加えるのが一般的で、ネギを「匂い取り」として利用しません。


日本のネギと海外のネギはちょっと違う

ヨーロッパで一般的に利用されているネギは「Leek(リーキ)」という、日本のネギと比べ、非常に太さがあるネギが一般的に利用されています。リーキは非常に甘みが強く、サラダやスープによく利用さえます。

「葉ネギ」のような細いネギは「Spring onion(スプリングオニオン)」などと呼ばれ、こちらもサラダやスープに利用されますが、味や香りが強く、用途が若干かわります。


風邪の時に部屋に置かれるタマネギ

風邪を引いた際などに日本でも「ネギを首に巻く」などの不思議な風習がありますが、海外では「タマネギを部屋に置く」などの風習がある国があります。

どちらも効果はありませんので、風邪を引いたら病院へ行き、医師の処方にしたがってください。

インドネシアのネギ 生産量


2020年にインドネシアでは579,748トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの27.34%がインドネシアで生産しています。

西洋ネギはインドネシア語Bawang perai(バウワン ぺラオ)」です。


インドネシアのネギの生産地

インドネシアでは主にスマトラ島の北部の北スマトラ州、西部の西スマトラ州、ジャワ島西部の西ジャワ州、ジャワ島中部の中央ジャワ州、ジャワ島中部のジョグジャカルタ特別州、ジャワ島東部の東ジャワ州、バリ州、小スンダ列島の西ヌサ・トゥンガラ州、スラウェシ南部の南スラウェシ州などで多くのネギが生産されています。


インドネシアでは「エシャロット」が人気

インドネシアでは「エシャロット」が非常に人気があります。日本では「ラッキョウ」として販売されており、中央ジャワ島などで非常に多く栽培されています。


増加する生産量

インドネシアでは2000年代からネギの生産量が約2倍近く増加しています。温暖な気候を有するインドネシアでは、場所によりネギを6回/年の収穫が可能で、非常にメジャーで一般的な野菜の一つです。


畑の一角で栽培

インドネシアではネギの大量生産がおこなわれていますが、日本同様に自宅の畑の一角でネギを栽培している家庭も多くなっています。ネギはインドネシアの様々な料理に利用され、インドネシア料理に欠かせない存在です。

人口増加により更にネギの需要が伸び、生産数は増加すると思われます。

日本のネギ 生産量


2020年に日本では約441,000トンのネギが生産されています。

世界で生産しているネギの約20%程度が日本で生産しています。


日本のネギ生産地

日本では主に千葉県・埼玉県・茨城県・群馬県・北海道などで多く生産されいます。


日本のネギの歴史

日本のネギの歴史は古く、奈良時代に中国から渡来したとされています。「日本書紀」にも登場する歴史ある野菜の一つで、古来から食べられている野菜の一つです。


関東平野での生産が多い

関東平野では主に「白ネギ」が多く生産されており、関西では「青ネギ」が多く生産されている傾向があります。これは関東平野に「からっ風」が吹く傾向があり、青ネギが成長しにくい環境などがある事などが理由とされています。


輸入品も多い

日本は多くネギを生産していますが、中国・ベトナムからネギを輸入しています、主に冷凍品などに利用されています。

テュルキエのネギ 生産量


2020年にテュルキエでは225,480トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの10.63%がテュルキエで生産しています。

西洋ネギはテュルキエ語Pırasa(ピラーサ)」です。


テュルキエのネギ生産

テュルキエでは主に西部のイズミル県での生産量が多く、国内で生産されるネギの10%以上がイズミル県で生産されています。イズミル県では「ニラ」の生産も多く、国内で生産されるニラの過半数以上がイズミル県でされています。


ネギはある程度環境の変化に強い

ネギはインドネシアのような「熱帯」でも栽培が可能ですが、栽培に適した気温は15度~25度とされています。テュルキエの気候はネギの栽培に適しており、国内非常に多くのネギが栽培しています。国内で生産されたネギは国内で消費、海外へ輸出されています。


生産量は減少傾向

ネギの生産量は1990年代後半から減少しており、300万トンを超えていた生産量は2000年代から200~250万トンになっています。


テュルキエ料理はネギが多用される

テュルキエでもネギは様々な料理に利用されます。ネギを利用したパイ・スープ・ネギを利用した焼き飯など日本人の口に合う料理も非常に多く、トルコ国内で愛されている野菜の一つです。

フランスのネギ 生産量


2020年にフランスでは225,480トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの10.63%がフランスで生産しています。

西洋ネギはフランスPoireau(プアロウ)」です。


フランスのネギ生産量

フランスでは主に北西部のペイ・ド・ラ・ロワール地域圏(ブルターニュ地方を含む)、バス=ノルマンディー地域圏、北部のオー=ド=フランス地域圏、南部のアキテーヌ地域圏などで多くのネギ生産がおこなわれています。


有機栽培も多くおこなわれている

フランスではネギの有機栽培も非常におこなわれており、国内で生産されるネギの8%程度が有機栽培でおこなわれいます。


フランスでは遺伝子組み換え品が厳しく規制されている

フランスでは遺伝子組み換え品の販売が厳しく規定されています。偶発的に混入してしまっている物でも0.9%以下と厳しく管理されており、ほぼ遺伝子組み換え品はほぼ販売されていません。

ベルギーのネギ 生産量


2020年にベルギーでは225,480トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの10.63%がベルギーで生産しています。

西洋ネギはベルギーで利用されているフランスPoireau(プアロウ)」です。


ベルギーの農業

ベルギーでは主に北部のフランドル(フランダース地方)・南部のワロン地域で農業がおこなわれており、ネギの栽培も多くおこなわれています。ベルギーは夏・冬を通じて農作物の栽培に適した気候を有しています。

韓国のネギ 生産量


2020年に韓国では144,559トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの6.81%が韓国で生産しています。

西洋ネギは韓国語부추(ブーチュウ)といいます。


韓国はネギ生産大国

韓国料理には非常に多くのネギが利用されます。韓国のネギ自給率は80%を超えており、残りを中国から輸入しています。近年、気候変動と思われる温暖化の影響で冬の気温が上昇しており、生産量が過剰になり、処理しきれないネギなどが廃棄処分になっています。


韓国のネギの生産地

韓国では南部の全羅南道(ぜんらなんどう)で非常に多くのネギが生産されており、国内で生産される30%以上が全羅南道で生産されています。その他には慶尚南道(けいしょうなんどう)でも多く生産され、釜山(ぷさん)などでも多く生産されています。


天候不順による生産量の増減

2020年は天候不順が続き、生産数が減少しています。

中国のネギ 生産量


2020年に中国では142,627トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの6.72%が中国で生産しています。

西洋ネギは中国語韭葱(ジューコン)」といいます。


ネギの原産地

ネギは中国西部・ロシアのシベリア・アルタイが原産といわれており、中国では前200年にネギの栽培がおこなわれていた形跡が残っています。


中国のネギ生産地

主な生産地は中国東部の山東省(さんとんしょう)・中南部の湖南省(こなんしょう)・南部の福建省(ふっけんしょう)などで多く生産されています。これらの地域で生産されるネギは国内で生産されるネギの50%を超えており、とくにネギ生産が多くなっているのは山東省になります。

ネギは主に中国国内向けに生産されていますが、日本・韓国への輸出用のネギも生産しています。


東部で生産されたネギが西部へ

山東省で生産されたネギは主に近郊の北京市(ぺきんし)・天津市(てんしんし)に提供されていますが、近年では新疆(しんきょう)ウイグル自治区などの西部でも非常に人気があります。

カザフスタンのネギ 生産量


2020年にカザフスタンでは92,962トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの4.38%がカザフスタンで生産しています。

西洋ネギはカザフスタンで利用されているカザフ語Сопақ басты пияз(ソパクバスティピャズ)」といいます。


カザフスタンのネギ生産地

カザフスタンにはロシアから連なる「ウラル山脈」が存在し、水資源の乏しいカザフスタンの貴重な水源として「ウラル川」が存在しています。ウラル川を利用した農業が盛んにおこなわれており、カザフスタンやウズベキスタンでは旧ソビエト連邦時に基盤の作られた「綿花栽培」が現在も盛んにおこなわれています。ネギなどの野菜おウラル川から下流のカスピ海まで様々な野菜が生産されており、カザフスタンの農業を支える重要な場所になっています。


ウズベキスタン・タジキスタンからタマネギの輸入

カザフスタンは隣国のウズベキスタン・タジキスタンから多くのタマネギを輸入しています。大国ロシアも多くのタマネギを輸出していますが、ウズベキスタンやタジキスタンのタマネギの輸入は非常にすくなくなっています。

ドイツのネギ 生産量


2020年にドイツでは89,970トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの4.24%がドイツで生産しています。

西洋ネギはドイツLauch(ラウ)」といいます。


ドイツのネギ生産地

ドイツでは主に北部のニーダーザクセン州で多くのネギが生産されており、国内で生産されるネギの1/3がニーダーザクセン州で生産されています。


ドイツのネギの収穫は2回

ドイツではネギの収穫が年に2回行われます。収穫は夏と秋に行われ、秋に収穫されるネギは香りが強い特徴があります。


ネギを利用したクリームスープ

「Lauchcremesuppe(ラオフクリムスプ):ネギのクリームスープ」はネギと牛乳を利用したクリームスープです。ヨーロッパで利用されている太ネギ「リーキ」は非常に甘く、ドイツやフランスで人気のあるスープの一つです。

オランダのネギ 生産量


2020年にオランダでは89,830トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの4.23%がオランダで生産しています。

西洋ネギはオランダ語Prei(プレイ)」といいます。


オランダのネギ生産地

オランダでは主に中部のフレヴォラント州・南西部のゼーラント州で非常に多くのネギが生産されており、西部の北ホラント州・北部のフローニンゲン州でも多くのネギ栽培がおこなわれています。

スペインのネギ 生産量


2020年にスペインでは81,160トンのネギを生産しています。

世界で生産しているネギの3.82%がスペインで生産しています。

西洋ネギはスペインPuerro(プエノ)」といいます。


スペインのネギ生産地

スペインでは主に中部のカスティーリャ=ラ・マンチャ州でネギ生産が多く、スペインのネギ生産の中心地になっています。他には南部のアンダルシア地方でもネギ生産が盛んにおこわれています。


スペイン料理にもネギが多用される

スペインでもネギはサラダ・煮込み料理・肉料理など様々な料理に加えられます。他のヨーロッパ諸国同様にスープの具材としても利用される事が多く、スペインでは様々なネギ料理を食べる事が可能になっています。

まとめ


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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