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世界のゴム生産量 ランキング

自動車・オートバイなど「人を高速で運ぶ」乗り物は日々進化しています。世界で利用される「ゴム」の75%以上が自動車の「タイヤ」として利用されており、非常に重要な生産品になります。

ゴムはどの国でどれくらい生産されているのでしょうか?

世界のラバー生産量 ランキング


世界のゴムの生産量
世界一位 タイ
世界二位 インドネシア
世界三位 ベトナム


世界のゴム生産量 ランキング
Rubber, natural - Production (tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
(2020年)
世界合計14,844,919
1タイ
(Thailand)
4,703,171
2インドネシア
(Indonesia)
3,366,415
3ベトナム
(Vietnam)
1,226,096
4インド
(India)
962,807
5コートジボワール
(Ivory Coast)
936,061
6中国
(China)
687,600
7マレーシア
(Malaysia)
514,702
8グアテマラ
(Guatemala)
436,409
9フィリピン
(Philippines)
422,407
10カンボジア
(Cambodia)
349,300
11ミャンマー
(Myanmar)
259,500
12ブラジル
(Brazil)
225,622
13ラオス
(Laos)
154,200
14ナイジェリア
(Nigeria)
148,435
15メキシコ
(Mexico)
92,711
16スリランカ
(Sri Lanka)
78,204
17ガーナ
(Ghana)
50,400
18カメルーン
(Cameroon)
47,100
19ガボン
(Gabon)
23,941
20バングラデシュ
(Bangladesh)
21,900
21エクアドル
(Ecuador)
19,129
22ギニア
(Guinea)
14,950
23コロンビア
(Colombia)
13,400
24コンゴ民主共和国
(Democratic Republic
of the Congo)
12,500
25パプアニューギニア
(Papua New Guinea)
5,500
26ボリビア
(Bolivia)
3,700
27コンゴ共和国
(Republic of the Congo)
2,348
28ペルー
(Peru)
2,000
(1967年)
29中央アフリカ
(Central African Republic)
1,207
30ブルネイ
(Brunei)
263
31東ティモール
(East Timor)
150
(1975年)
32ドミニカ共和国
(Dominican Republic)
63
33コスタリカ
(Costa Rica)
30
(1968年)
34シンガポール
(Singapore)
8
(1983年)
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のゴム生産量


ゴムの歴史

天然のゴムはコロンブスによって1490年にヨーロッパに伝えられます。コロンブスによってヨーロッパに伝えられましたが、実用化されるまでには非常に長い期間がかかっています。ゴムは1700年代になり「ゴム製の布」が作られるようになり、「ゴム製の靴」などが作られるようなりました。

19世紀になりタイヤとして利用として利用されるようになります。タイヤが増加するにつれ道路などが次第に舗装され、現在でも「タイヤを利用する事」を前提に道路などがつくられています。


現在は様々な目的で利用される

現在ゴムは様々な目的で利用されています。主に「タイヤ」として利用され、世界で生産されるゴムの75%以上がタイヤとして利用されていますが、タイヤ以外のゴム製品も非常に多く、生活の中で欠かせない製品の一つです。


天然のゴムは「ダイオキシン」を出さない

天然のゴムは「科学物質」を含まないため、燃やしても有害なガスが発生しません。土に埋めても分解され、非常に地球に優しい製品として近年注目を浴びていますが、廃棄には適切な処置が必要になります。

タイのゴム 生産量

2020年にタイはゴムを4,703,171トン生産しています。

世界で生産されているゴムの31.68%がタイで生産されています。

ゴムはタイ語で「ยาง(ヤン)」です。


世界一のゴム生産国

タイは世界一の天然ゴム生産地で、様々な国へ輸出しています。世界で生産されるゴムの30%がタイで生産されているとされおり、中国・マレーシア・アメリカ・日本・韓国・ヨーロッパなどへ輸出しています。480万トン生産されたうちの約400万トンが海外へ輸出されタイの経済を支えています。

ゴム手袋の需要増

Covid-19の感染拡大によりゴム手袋などの需要の増加していまが、自動車業界の低迷によりタイヤの需要が鈍化しています。経済の回復と共にタイヤ需要は再び増加すると思われますが、経済の回復にはかなりの時間が必要と思われます。


隣国の生産量増

近年ではカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムなどもゴム生産に力を入れており、タイのゴム生産量は鈍化する可能性があります。


タイのゴム生産地

タイでは主に南部のスラートターニー県・ソンクラー県・ナコーンシータンマラート県・トラン県・ヤラー県・ナラーティワート県・南西部パンガー県・中南部のラヨーン県・南西部のクラビー県・北東部のブンカーン県で生産されており、主にタイの南部で生産されています。

インドネシアのゴム 生産量


2020年にインドネシアはゴムを3,366,415トン生産しています。

世界で生産されているゴムの22.67%がインドネシアで生産されています。

ゴムはインドネシア語でKaretカーレ)」です。


インドネシアのゴム生産地

インドネシアも天然ゴムの生産が非常に有名です。主な生産地は首都ジャカルタが存在するジャワ島ではなく、スマトラ島・カリマンタン島で多く生産されています。

ゴムの生産地は主にスマトラ島南部の南スマトラ州、スマトラ島北部の北スマトラ州、スマトラ島東部のリアウ州、スマトラ島中部のジャンビ州、カリマンタン島西部の西カリマンタン州、カリマンタン島南部の南カリマンタン州でゴムが多く生産されています。


ゴム生産は小規模農家が多い

インドネシアではゴム農園を持つ農家の80%が小規模農家によって経営されており、1980年以降このような形態が続いており、大量のゴムが小規模農家によって生産されています。

ゴムを生産する農家は年々増加していますが。政府が管理の大規模ゴム農園の生産量は減少しています。これは民間のゴムを生産する小規模農家の増加・ゴムの生産量の増加により、需要量が満たされており、政府は「パーム油」などの他の作物へ転換をおこなっています。


生産されたゴムの殆どが輸出

インドネシアで生産されたゴムのほとんどが海外へ輸出されています。生産された85%ゴムが輸出され、インドネシアの経済を支えています。

ベトナムのゴム 生産量


2020年にベトナムはゴムを1,226,096トン生産しています。

世界で生産されているゴムの8.25%がベトナムで生産されています。

ゴムはベトナム語でCao su(カオス)です。


力を入れるゴム生産

ベトナムの天然ゴム生産は1990年以降爆発的に増加しています。


ゴム製品の輸出先

ベトナムのゴム製品は約175ヵ国以上へ輸出されており、巨大なマーケットを抱えています。また、現在もベトナムのゴム製品は拡大しており、需要が増加しています。


質の良いゴムの生産

ベトナムではゴム生産の80%が「小規模農家」により生産されています。小規模農家が生産する天然ゴムには質にばらつきがあり、質を一定に保つ事が非常に難しくなっています。ゴムの輸出には各国の輸出条件を満たす「質の良いゴム」を生産する必要があり、国全体で生産の質の向上を目指しています。

ゴムの買い取りはトレーダーにより行われる

小規模農家は主にゴムの買い取りを行なうトレーダーを介して天然ゴムが取り扱われています。「取引に関する情報の記録」「品質向上における適切な栽培のガイドライン」などを制定する必要があり、多くの問題を抱えています。


ベトナムのゴム生産地

ベトナムでは主に南部のビンフオック省・ビンズオン省・中部のザライ省などで多くのゴム生産がおこなわれています。

インドのゴム 生産量


2020年にインドはゴムを962,807トン生産しています。

世界で生産されているゴムの6.48%がインドで生産されています。

ゴムはインドで利用されているヒンディー語でरबर(ラバー)です。


インドのゴム生産

インドでは主に南部のケーララ州、東部のトリプラ州、東部のアッサム州、東部のメーガーラヤ州などで多くのゴム生産がおこなわれています。南部のケーララ州でのゴム生産が非常に多く、インド国内で生産される天然ゴムの約75%がケーララ州で生産されています。


気候変動により影響

インドでは気候変動と思われる天候不順が続いており、大雨などが発生しています。国内の天然ゴムの生産量は5%~6%減少しており、Covid-19の影響なども伴い経済が鈍化しており、天然ゴム生産に大きな影響を与えています。

コートジボアールのゴム 生産量


2020年にコートジボアールはゴムを936,061トン生産しています。

世界で生産されているゴムの6.30%がコートジボアールで生産されています。

ゴムはコートジボアールで利用されているフランス語で「caoutchouc(カウチュー)です。


増加するゴム生産量

コートジボアールでは「カカオ」の栽培が盛んにおこなわれていますが、「ゴム」の生産は2000年頃から増加しており、現在はコートジボアールを支える重要な生産品の一つです。


コートジボアールのゴム生産地

コートジボアールでは主に南部のサン=ペドロ州で主に栽培されており、南東部のアニェビ=ティアサ州・ラミー州などでも多く生産されています。


コートジボアールに建設される多くのゴム工場

コートジボアールではフランスなどの資本で建設されたゴム工場が多く生産されています。国内では非常に多くのゴム製品が生産されており、海外へ輸出されています。

中国のゴム 生産量


2020年に中国はゴムを687,600トン生産しています。

世界で生産されているゴムの4.61%が中国で生産されています。

ゴムは中国語で橡胶(シャンチャオ)です。


中国のゴム生産地

中国の天然ゴムの栽培は1900年代に開始され、急激に生産数を増加させています。主なゴムの生産地は南部の雲南省(うんなんしょう)・南東部の海南省(かいなんしょう)・南東部の広東省(かんとんしょう)などで多く生産されています。とくの南部の雲南省での生産が多く、中国国内で生産される50%を超える天然ゴムが雲南省で生産されています。

ゴムの輸出は少ない

中国もゴムを海外へ輸出していますが、輸出量は約6,500トンと非常に少なく、自国での消費が非常に多くなっています。中国国内で消費されるゴムは年間約400万トンを超えており、多くのゴムを海外から輸入しています。

マレーシアのゴム 生産量


2020年にマレーシアはゴムを514,702トン生産しています。

世界で生産されているゴムの3.46%がマレーシアで生産されています。

ゴムはマレー語でgetah(ゲタ―)です。


マレーシアのゴム生産

マレーシアでは主にカリマンタン島でゴム生産がおこなわれており、北部のサバ州・カリマンタン島の西部のサラワク州などで多く生産されています。


マレーシアのポテンシャル

マレーシアでは多くの「小規模農家」がゴム生産を行なっており、マレーシアで生産されるゴムの80%以上が小規模農家によって支えられています。また、全全体で40%生産量程度の生産量を増加される事が可能とされており(40%程度のゴムが収穫されていない)、マレーシアのゴム生産には大きなポテンシャルを秘めています。

グアテマラのゴム 生産量


2020年にグアテマラはゴムを436,409トン生産しています。

世界で生産されているゴムの2.93%がグアテマラで生産されています。

ゴムはグアテマラで利用されているスペイン語でgoma(ゴーマ)です。


グアテマラはどこ?

グアテマラは北米と南米の中間に位置し、多くのゴム生産をおこなっています。グアテマラで生産されてたゴムは米国を中心に非常に多くの国へ輸出され、質の高いゴムが国内で生産されています。


グアテマラのゴム生産

グアテマラでは主に南部のエスクィントラ県、スチテペケス県、レタルレウ県、南東部のケツァルテナンゴ県、西部のイサバル県、中部のアルタ・ベラパス県、北部のペテン県で多くのゴム生産がおこなわれています。

フィリピンのゴム 生産量


2020年にフィリピンはゴムを422,407トン生産しています。

世界で生産されているゴムの2.84%がフィリピンで生産されています。

ゴムはフィリピンで利用されているタガログ語でgoma(ゴマ)です。


フィリピンのゴム生産地

フィリピンでは主に南部のソクサージェン地方で多くのゴム生産がおこなわれており、国内で生産されるゴムの40%以上がソクサージェン地方で生産されています。また、フィリピン南部のサンボアンガ半島地方でも多くのゴム生産がおこなわれており、サンボアンガ半島地方でも国内で生産されるゴムの40%を超えています。


タイヤメーカーは日本やアメリカだけではない

日本にも有名なタイヤメーカーが多く存在しますが、現在その存在が脅かされています。タイヤメーカーはアジア圏で爆発的に増加しており、将来的に外国産のタイヤが日本と同じ様な質で輸入される事は間違いないと思います。フィリピンにも多くのタイヤメーカーが誕生しており、更なる生産者の誕生・質が向上し、安価で価格の安いタイヤが増加する可能性があります。

カンボジアのゴム 生産量


2020年にカンボジアはゴムを349,300トン生産しています。

世界で生産されているゴムの2.35%がカンボジアで生産されています。

ゴムはカンボジアで利用されているクメール語でកៅស៊ូ(カウソウ)です。


ゴム価格の下落

近年、ゴムを生産する国は増加しており、カンボジアのゴム価格が下落しています。ゴムの取引価格は下落していますが、カンボジアのゴムの需要は多く、多くの国へ輸出がおこなわれています。


カンボジアのゴム生産の歴史

カンボジアでは1900年代に南部のカンポット州でゴムの栽培が開始され、現在では中部のコンポンチャム州・中東部のクラチエ州・北東部のラタナキリ州などで多くのゴム生産がおこなわれています。

まとめ


日本ではゴムを生産していませんが、多くのタイヤメーカーなどが存在しており、ゴムは日本の生活に必要不可な製品です。世界では「サスティナブル:持続可能」な生産体制が求められており、タイヤなども環境に拝領した製品が今後登場すると思われます。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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