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Food

世界のパイナップル 消費量ランキング

パイナップルはブラジルの原住民トゥピ語族の言葉で「Ananas(アナナス)」といい、「松」を指す言葉になります。

パイナップルはどの国がどれくらい消費しているのでしょうか?

世界のパイナップル
消費量ランキング


世界の小麦の消費量
世界一位 ドミニカ共和国
世界二位 ガイアナ
世界三位 ベナン


世界のパイナップル 消費量ランキング
pineapple - consumption (kg/capita/year)

消費量
(キロ)
(kg)
2020年
消費量
(個)
(1.2kg)
2020年
ガイアナ
(Guyana)
43.6736.39
ドミニカ国
(Dominica)
41.0134.17
ベナン
(Benin)
31.5826.31
ガーナ
(Ghana)
18.7315.60
パナマ
(Panama)
17.8714.89
アンゴラ
(Angola)
17.8114.84
サモア
(Samoa)
15.5912.99
ペルー
(Peru)
15.0812.56
マラウイ
(Malawi)
14.7012.25
台湾
(Taiwan)
14.5112.09
ベネズエラ
(Venezuela)
14.1511.79
ジャマイカ
(Jamaica)
13.1010.91
フランス領
ポリネシア
(French
Polynesia)
13.0510.87
コロンビア
(Colombia)
12.9510.79
エスワティニ
(Eswatini)
11.849.86
パラグアイ
(Paraguay)
10.969.13
カメルーン
(Cameroon)
10.708.91
ギニア
(Guinea)
9.277.72
ブラジル
(Brazil)
9.047.53
メキシコ
(Mexico)
8.386.98
ニカラグア
(Nicaragua)
7.956.62
ラオス
(Laos)
7.796.49
フィジー
((Fiji)
7.466.21
マレーシア
(Malaysia)
7.386.15
ニカラグア
(Nicaragua)
6.765.63
ボリビア
(Bolivia)
6.755.62
タイ
(Thailand)
6.465.38
スリナム
(Suriname)
6.395.32
モーリシャス
(Mauritius)
6.135.10
ベトナム
(Vietnam)
6.075.05
ベルギー
(Belgium)
5.804.83
ポルトガル
(Portugal)
5.74.75
タンザニア
(Tanzania)
5.664.71
オーストラリア
(Australia)
5.454.54
グアテマラ
(Guatemala)
4.964.13
ベリーズ
(Belize)
4.844.03
アメリカ
(America)
4.643.86
オランダ
(Netherlands)
4.473.72
インドネシア
(Indonesia)
4.383.65
フィリピン
(Philippines)
3.813.17
カナダ
(Canada)
3.723.10
スペイン3.663.05
バルバドス
(Barbados)
3.462.88
中央アフリカ
(Central African Republic)
3.452.87
ルクセンブルク
(Luxembourg)
3.192.65
ケニア
(Kenya)
2.852.37
フィンランド
(Finland)
2.842.36
ニュージーランド
(New Zealand)
2.822.35
世界平均2.762.30
マダガスカル
(Madagascar)
2.742.28
セーシェル
(Seychelles)
2.642.20
トリニダード・トバゴ
(Trinidad and Tobago)
2.582.15
フランス
(France)
2.552.12
デンマーク
(Denmark)
2.532.10
日本
(Japan)
1.491.24
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のパイナップル消費量


パイナップルの重さ・エネルギー

パイナップルの重さは1個約1kg~1.5kgで、エネルギーは100gあたり約50~60Kcalになります。


「世界のパイナップル生産量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


ガイアナ
パイナップル 消費量


ガイアナのパイナップル消費量

ガイアナでは「英語」が公用語として利用されています。一人当たり年間平均で約30~40個のパイナップルを消費しています。


ガイアナはどこ?

ガイアナは南アフリカの北西に位置する国で、南アメリカ大陸で三番目に小さい国です。文化は「カリブ海の島国」と非常に似ています。


ガイアナのパイナップル生産

ガイアナはパイナップルを生産しており、生食以外にジュース・・ジャム・シロップ・などに加工され、主にカリブ海の「バルバドス」、隣国の「スリナム」へ輸出されています。ヨーロッパ・北アフリカ・中東などにも輸出しています。


ガイアナで生産される品種

ガイアナで栽培されているパイナップルは主に「Montserrat(モントセラト)」種が生産されていますが、この種はあまり有名ではありません。

ドミニカ国
パイナップル 消費量


ドミニカ国のパイナップル消費量

ドミニカ国では「英語」が公用語として利用されています。一人当たり年間平均で約30~40個のパイナップルを消費しています。


ドミニカ国はどこ?

ドミニカ国はカリブ海に存在する島国です。「ドミニカ共和国」とは別の国で、ドミニカ国はドミニカ共和国と比べ果物の消費量が大変多くなります。

ドミニカ共和国は北海道の半分程度の面積を有しており、人口も非常に多くなります。英語で「Dominica」と訳される場合はドミニカ共和国を指す事が多くなります。


パイナップル生産

ドミニカ国などのカリブ諸国は温暖な気候を利用して多くのトロピカルフルーツが生産されています。消費量も非常に多く、とくにドミニカ国のトロピカルフルーツの消費量は顕著です。

ベナン
パイナップル 消費量


ベナンのパイナップル消費量

ベナンで利用されているフランス語でパイナップルは「l'ananas(アナナス)」です。一人当たり年間平均で約20~30個のパイナップルを消費しています。


ベナンはどこ?

ベナンはアフリカ大陸の西に位置する国で、「ナイジェリア」と国境を接しています。


ベナンのパイナップル生産

ベナンでは主に「シュガーローフ」というパイナップルの品種が栽培されています。シュガーローフは「ホワイトパイナップル」とも呼ばれ、一般的に「ホワイト」と記されている場合はシュガーローフの事を指します。

他には「スムースカイエン」種も多く生産されています。スムースカイエン種は世界中で生産される品種で、「沖縄県」でも栽培されています。スムースカイエン種は缶詰などに加工される事が多くなっています。


ベナン産パイナップルは「ドライフルーツ」に加工されたものが日本で購入する事ができます。

ガーナ
パイナップル 消費量


ガーナのパイナップル消費量

ガーナでは「英語」が公用語として利用されています。一人当たり年間平均で約10~20個のパイナップルを消費しています。


生産作物の2%がパイン

ガーナで生産される作物の約2%がパイナップルになり、非常に多くのパイナップルが国内で生産されています。パイナップル生産は90年代から拡大し、ヨーロッパなどへ輸出しています。


ガーナで栽培される品種

ガーナは「スムースカイエン」種の栽培が主におこなわれてましたが、現在は「ゴールデンパイナップル」と呼ばれる「MD2種」が主に生産されています。

MD2種は酸味が少ない甘い品種となっており、世界中で人気があります。ヨーロッパで一般的に消費されのはMD2種になります。

パナマ
パイナップル 消費量


パナマのパイナップル消費量

パナマで利用されているスペイン語でパイナップルは「Piña(ピーニャ)」です。一人当たり年間平均で約10~20個のパイナップルを消費しています。


パイナップル生産に適した土地

パイナップルは「水捌けの良い酸性の土を好む傾向があります。パナマには「バル火山」という火山が存在し、周辺の土壌が酸性です。パナマではこれらの火山性土壌を利用してパイナップル生産がおこなわれており、非常に質の高い「ゴールデンパイナップル」などのMD2種が生産されています。


バナナに次ぐ輸出量

パナマのパイナップルは国内で生産されている「バナナ」に次ぐ輸出量で、70%がヨーロッパへ向けて輸出されています。

アンゴラ
パイナップル 消費量


アンゴラのパイナップル消費量

アンゴラで利用されているポルトガル語でパイナップルは「abacaxi(アバカシ)」です。一人当たり年間平均で約10~20個のパイナップルを消費しています。


アンゴラはどこ?

アンゴラはアフリカ大陸の南西に位置する国です。1975年まで「ポルトガルの植民地」だったためにポルトガル語が多く利用されています。


農業への投資

アンゴラは「ナイジェリア」に次ぐ石油産出国で、生産された石油・天然ガスは「アメリカ」へ輸出されています。近年、設備の老朽化や投資不足などが要因になり油田の生産量が減少しています


オイルマネーが豊富なアンゴラは国内の交通インフラが整っており、他のアフリカ諸国と比べ輸送などの問題が少なくなっています。内戦が終戦したアンゴラはアメリカなどから農業などへの投資が模索されており、将来的にアンゴラのパイナップルやバナナの生産量は増加する可能性があります。

サモア
パイナップル 消費量


サモアのパイナップル消費量

サモア語でパイナップルは「Painu(パイヌ)」です。一人当たり年間平均で約10~15個のパイナップルを消費しています。


サモアはどこ?

サモアは南太平洋に位置する国で、オーストラリアから西へ行った所に存在します。


「パイナップルカスタードパイ」

「サモア」「フィジー」では「Paifala(パイファラ)」と呼ばれる「パイ」が伝統料理の一つです。

パイファラは細かく刻んだパイナップルに「カスタード」や「コーンスターチ(トウモロコシのデンプン粉)」を加えたパイになります。

ペルー
パイナップル 消費量


ペルーのパイナップル消費量

ペルーで利用されているスペイン語でパイナップルは「Piña(ピーニャ)」です。一人当たり年間平均で約10~15個のパイナップルを消費しています。


パイナップルの原産地

パイナップルの原産は「ブラジルのアマゾン」で、アマゾンの原住民によって栽培されていました。


チチャモラーダ」

「Chicha morada(チチャモラーダ)」はペルーの伝統的な飲み物で、「紫色のトウモロコシを煮だした汁」に「パイナップルの皮」や「マルメロ」などの果物にシナモンを加えたジュースです。シナモンやクローブなどのスパイスが加えられる事が多く、加糖して飲みます。紫トウモロコシは日本でも購入する事が可能です。

マラウイ
パイナップル 消費量


マラウイのパイナップル消費量

マラウイでは「英語」が公用語として利用されています。一人当たり年間平均で約10~15個のパイナップルを消費しています。


パイナップル栽培への取り組み

マラウイでは主食として用いられる「トウモロコシ」「米」の栽培が国内で伝統的におこなわれています。マラウイではマラウイ政府やその他の団体のサポートの元に伝統的な作物栽培から金策作物としてパイナップルの生産開始されています。また、国内でパイナップルの消費量は増加しており、人気の果物になっています。


生産はさらに拡大

マラウイではパイナップルの生産量の増加と共に更なる農地の拡大がおこなわれています。アフリカの農業は天候に左右される事が少なく、世界中から注目が集まっています。

台湾
パイナップル 消費量


台湾のパイナップル消費量

台湾語でパイナップルは「王梨(オンライ)」です。一人当たり年間平均で約10~15個のパイナップルを消費しています。


台湾のパイナップル問題

台湾は自国で生産しているパイナップルの1割程度が「中国」へ輸出しています。中国は2021年から検疫で問題があったパイナップルに輸入停止処置をおこなっており、現在まで取引が中止しています。


行先を失ったパイナップル

日本は果物の消費が非常に少ない国で、消費量は世界平均を大きく下回っていますが、台湾のパイナップル問題は日本でも話題になり、台湾製のパイナップルを購入する人が増加しています。

エスワティニ
パイナップル 消費量


エスワティニのパイナップル消費量

エスワティニでは「スワジ語」が利用されています。一人当たり年間平均で約5~10個のパイナップルを消費しています。


エスワティニはどこ?

エスワティニはアフリカ大陸の南に位置する国で、「南アフリカ」「モザンビーク」と国境を接する「君主制の国」になります。


パイナップルの加工品

エスワティニでは自国で生産したパイナップルを缶詰などに加工しています。パイナップル以外にも「グレープフルーツ」などが国内で生産され缶詰に加工され、日本への輸出もおこなっています。

コスタリカ
パイナップル 消費量


コスタリカのパイナップル消費量

コスタリカで利用されているスペイン語でパイナップルは「Piña(ピーニャ)」です。コスタリカは日本にもパイナップルを輸出している国で、2019年の消費量は上位に位置していましたが、2020年の消費量は50位以下です。


コスタリカはどこ?

コスタリカは北米と南米の間に位置する国で、「ニカラグア」「パナマ」と国境を接しています。


輸出が多いコスタリカ産のパイナップル

コスタリカ産のパイナップルは世界中に輸出されていますが、主に「アメリカ」への輸出量が多くなります。日本もコスタリカ産のパイナップルを輸入していますが、輸入量は限定的です。日本は主に「フィリピン」からパイナップルを輸入しており、国内のパイナップルの約95%がフィリピン産になります。

日本
パイナップル 消費量


日本のパイナップル消費量

一人当たり年間平均で約1個のパイナップルを消費しています。


日本のパイナップル生産

日本では「沖縄県」「鹿児島県」でパイナップル生産がおこなわれています。パイナップルの生産に適した気温は25度~30度で、本州や北海道でも「温室栽培」により栽培が可能です。パイナップルは2~3年で収獲が可能な植物で、収穫の時期は「夏」になります。

まとめ


南米やカリブ海の消費が多い

パイナップルの消費が多いのは「カリブ海」「南米」になります。ライフスタイルに密接した関係があり、日常的にパイナップルが消費されます。日本の消費量は限定的であり、パイナップルを食べるのは年数回という人が多いと思われます。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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