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オリーブオイル 生産量ランキング

「オリーブオイル」はオリーブの実から搾油される油で、古代から利用されています。

世界ではどの国がどれくらいオリーブオイルを生産しているのでしょうか?

オリーブオイル
生産量ランキング


世界のオリーブオイル生産量
世界一位 スペイン
世界二位 イタリア
世界三位 ギリシャ


オリーブオイル 生産量ランキング
Oil, olive, virgin - Production (tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
2019年
世界合計3,097,803
1スペイン
(Spain)
1,129,233
2イタリア
(Italy)
336,581
3ギリシャ
(Greece)
290,476
4チュニジア
(Tunisia)
239,500
5テュルキエ
(Turkiye)
217,800
6モロッコ
(Morocco)
204,200
7ポルトガル
(Portugal)
154,063
8シリア
(Syria)
153,829
9アルジェリア
(Algeria)
92,200
10エジプト
(Egypt)
41,300
11パレスチナ
(Palestine)
39,610
12アルゼンチン
(Argentina)
30,000
13レバノン
(Lebanon)
26,000
14ヨルダン
(Jordan)
25,500
15オーストラリア
(Australia)
19,700
16チリ
(Chile)
17,000
17アメリカ
(America)
16,000
18イスラエル
(Israel)
15,700
19アルバニア
(Albania)
11,000
20リビア
(Libya)
8,000
21イラン
(Iran)
6,197
22フランス
(France)
5,700
23クロアチア
(Croatia)
3,600
24ウルグアイ
(Uruguay)
2,533
25ペルー
(Peru)
2,145
26エルサルバドル
(El Salvador)
1,761
27北マケドニア
(North
Macedonia)
1,315
28アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
1,055
29アフガニスタン
(Afghanistan)
837
30メキシコ
(Mexico)
577
31モンテネグロ
(Montenegro)
20
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2019年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO

各国のオリーブオイル 生産量


オリーブの重さエネルギー

オオリーブオイルは100gあたり約850~900Kcalで、他のオイルと比べ「カロリー」「糖質」はあまりかわりませんが、腸内環境を整える「オレイン酸」が含まれています。


オリーブオイルの選び方

オリーブオイルは「エキストラバージンオイル」と呼ばれる「早摘み」のオリーブオイルが人気があります。オリーブは熟すと実が黒くなり、柔らかく味もマイルドになります。熟したオリーブから搾油したオリーブオイルは風味が強くなり、「調理油」としては向かない場合があります。

早摘みしたオリーブから搾油されるオリーブオイルは風味が弱く、調理油として向いています。一般的にエキストラバージンオイルは調理オイルとして利用され、普通のオリーブオイルはサラダなどに利用されます。

スペイン
オリーブオイル 生産量


2019年にスペインではオリーブオイルを1,129,233トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの36.45%がスペインで生産しています。

オリーブオイルはスペイン語で「Aceite de oliva(アッセイテ デ オリーバ)」です。


オリーブオイルの世界一の生産量はスペイン

スペインは非常に多くのオリーブオイルを生産しており、世界一の生産量を誇ります。生産されているオリーブの90%以上がオリーブオイルへ加工されるオリーブで、主に南東部のアンダルシア州での生産が多くなっています。その他には中部のカスティーリャマンチャ州、南西部のエストレマドゥーラ州などでも多くのオリーブオイルを生産しています。


世界中に輸出されるオリーブオイル

スペインで生産されるオリーブオイルは日本を含め150ヶ国以上の国々へ輸出されています。スペインの経済を支える重要な輸出品の一つで、3番目に多く輸出されています。輸出が多いのは「チーズ」「ワイン」「缶詰食品」などが多くなっています。

イタリア
オリーブオイル 生産量


2019年にイタリアではオリーブオイルを336,581トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの10.86%がイタリアで生産しています。

オリーブオイルはイタリア語で「Olio d'oliva(オリオ デ オリーバ)」です。


オリーブオイルの生産が多いのは南イタリア

イタリアでは暖かい南イタリアでのオリーブの生産量が多くなっています。とくに南東部のプッリャ州、南部のカラブリア州、シチリア州、南部のカンパニア州などで多くの製油所が存在しており、オリーブオイルが生産されています。

北部のトスカーナ州などでもオリーブを生産しています。イタリアの北部の冬は寒く、霜などによるダメージを防ぐために収獲は早めにおこなわれます。


ギリシャからオリーブが伝わった

オリーブオイルは紀元前4000年前からインドやアルメニアで「薬」「明かりの燃料」として利用されていた形跡があります。

イタリアにオリーブが伝わったのは紀元前800年前とされており、ギリシャから伝わったオリーブは特にイタリア南部のシチリア島で栽培されました。ギリシャの衰退とローマ帝国の拡大により、イタリアでは非常に多くのオリーブ生産がおこなわれるようになりました。

ローマ帝国時代ではオリーブオイルが「税金」として利用されるなど、非常に価値のあるものとして扱われています。

ギリシャ
オリーブオイル 生産量


2019年にギリシャではオリーブオイルを290,476トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの9.37%がギリシャで生産しています。

オリーブオイルはギリシャ語で「Ελαιόλαδο(エレオーラド)」です。


ギリシャのオリーブオイル生産地
南部の地中海に浮かぶクレタ島、南東部のペロポネソス半島、中部の中央ギリシャなどで生産されています。とくに南部のクレタ島ではギリシャで生産されるオリーブオイルの40%以上が生産されています。


ギリシャのオリーブオイルの歴史

ギリシャではオリーブの生産が紀元前3000年前に開始されたとされています。オリーブの原産地は【パレスチナ】【地中海東方】とされており、エーゲ海やギリシャの島国にも伝わりました。


オリンピックの象徴

ギリシャで始まった「オリンピック」の勝者にはオリーブで作られた「Kotinos(オリーブの冠)」が与えられました。これは「英雄ヘラクレス」が植えたとされるオリーブの木から作られた冠で、非常に名誉ある冠として勝者に与えられました。オリーブオイルなども賞品として贈られており、非常に価値のあるものだった事がうかがえます。

チュニジア
オリーブオイル 生産量


2019年にチュニジアではオリーブオイルを239,500トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの7.73%がチュニジアで生産しています。

オリーブオイルはチュニジアで利用されているアラビア語で「زيت الزيتون(ゼイト ゼイトゥーニ)」です。


チュニジアのオリーブ生産地

チュニジアでは主に中東部のスファックス県・中部のシディブジッド県・北東部のスース県・中北部のケルアン県などで多くのオリーブ生産がおこなわれています。


オリーブは主に輸出されている

チュニジアでは生産されるオリーブの70%が海外へ輸出されており、主にヨーロッパへ向けて輸出されています。


国内の経済を支える重要な生産品

オリーブはチュニジアの経済を支える重要な生産品です。チュニジアなどの「雨が少ない地域」ではオリーブなどの栽培に水が少ない植物の生産が増加しており、今後も生産量が増加すると思われます。

テュルキエ
オリーブオイル 生産量


2019年にテュルキエではオリーブオイルを217,800トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの7.03%がテュルキエで生産しています。

オリーブオイルはテュルキエ語で「Zeytin yağı(ゼイティ ヤーイ)」です。


テュルキエのオリーブオイル生産地

テュルキエでは主に西部のアイドゥン県・イズミル県・南西部のムーラ県・西部のバルケスィル県・南部のハタイ県などで多くのオリーブが生産されており、主にエーゲ海・地中海に面した地域で栽培がおこなわれています。


テュルキエでは古来からオリーブが生産されている

テュルキエではオリーブの木が自生しており、古くから栽培される作物の一つです。【イズミル県ウルラ地区】の遺跡では古くからオリーブの取引をおこなっていた形跡があり、古来から重要な生産品だった事が理解する事ができます。

モロッコ
オリーブオイル 生産量


2019年にモロッコではオリーブオイルを204,200トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの6.59%がモロッコで生産しています。

オリーブオイルはモロッコで利用されているアラビア語で「زيت الزيتون(ゼイト ゼイトゥーニ)」です。


モロッコのオリーブオイル生産地

モロッコでは中部のアトラス山脈近辺でオリーブの栽培が盛んにおこなわれています。この地域はオリーブの栽培に適した乾燥した気候を有しており、非常に多くのオリーブ生産がおこなわれています。

また、モロッコではスペインなどから農業支援を受けており、生産されたオリーブオイルはヨーロッパなどへ多く輸出されています。インフラなども整っており、スムーズな輸出などが可能になっています。


アトラス山脈は豊富な資源を有している

アトラス山脈は豊富な天然資源を有しており、鉄・鉛・銅・銀の他に天然ガスなども産出されます。

ポルトガル
オリーブオイル 生産量


2019年にポルトガルではオリーブオイルを217,800トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの7.03%がポルトガルで生産しています。

オリーブオイルはポルトガル語で「Azeite(アゼイチェ)」です。


オリーブオイルと宗教

ポルトガルに多く存在する「カトリック教会」ではオリーブオイルが「聖なる油」として扱われています。聖書にはオリーブオイルを病者の塗油し、祈りを捧げるという儀式が存在します。カトリック教会の近辺にはオリーブオイルが植えられており、油は非常に重要な役目を果たしています。


オリーブの木は「善人」の象徴

オリーブの木が植えられている家には「善人」が住むとポルトガルでは信じられています。個人的にオリーブを栽培している家庭も多く、ポルトガルでは非常に多くのオリーブオイルを生活の中で消費します。


オリーブオイルの生産地

オリーブオイルは主に南部のアレンテージョ地方で生産されています。アレンテージョ地方で生産されるオリーブは国内で生産されるオリーブの70%を超えており、非常に多くのオリーブオイルが生産されています。

シリア
オリーブオイル 生産量


2019年にシリアではオリーブオイルを153,829トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの4.96%がシリアで生産しています。

オリーブオイルはシリアで利用されているアラビア語で「زيت الزيتون(ゼイト ゼイトゥーニ)」です。¥


シリアのオリーブオイル生産地

シリアでは主に北部のアレッポ県・イドリブ県・北西部のラタキア県・西部のタルトゥース県・中部のホムス県・南部のダルアー県・スワイダー県・南西部のクネイトラ県などで多く生産されています。


国内の経済を支える重要な生産物

シリアで生産されるオリーブオイルは海外へ輸出されるが多く、国内の経済を支える重要な生産品になります。また、違法に取引されているオリーブオイルも多く、国内で大きな問題になっています。

内戦などにより経済が不安定なため農業に投資する投資家が少く、生産量を増産させるには国内情勢を安定化させる事が必要になると思われます。

アルジェリア
オリーブオイル 生産量


2019年にアルジェリアではオリーブオイルを92,200トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの2.97%がアルジェリアで生産しています。

オリーブオイルはアルジェリアで利用されているアラビア語で「زيت الزيتون(ゼイト ゼイトゥーニ)」です。


アルジェリアのオリーブオイル生産地

アルジェリアでは北部のベジャイア県、ジジェル県、ティジ・ウズー県、北西部のトレムセン県、北部のブイラ県、ムシラ県、ミラ県などで多くのオリーブオイルが生産されています。


山岳地帯でオリーブ生産がおこなわれる

アルジェリアの北部には【モロッコ】【チュニジア】同様にアトラス山脈が広がっています。これらの地帯ではオリーブの生産が多くおこなわれ、農業の50%以上がオリーブ生産になります。


増産されるオリーブ

アルジェリアではオリーブの植林プロジェクトが進められています。2024年までに40万ヘクタールの土地にオリーブを植林する予定になっており、この面積は現在植えられているオリーブの約2倍で、将来的に大きく生産量が増加する事が約束されています。

エジプト
オリーブオイル 生産量


2019年にエジプトではオリーブオイルを41,300トン生産しています。

世界で生産されるオリーブオイルの1.33%がエジプトで生産しています。

オリーブオイルはエジプトで利用されているアラビア語で「زيت الزيتون(ゼイト ゼイトゥーニ)」です。


エジプトのオリーブオイル生産地

エジプトでは主に南西部のワーディー・ゲディード県(ニューバレー県)、北部のブハイラ県、東部の北シナイ県、中北部のファイユーム県、中部のアシュート県、北西部のイスマイリア県、中北部のギーザ県などで多くおこなわれています。


エジプトの農業は「ナイルデルタ」で基本的におこなわれる

エジプトでは水資源が限られており、ナイル川の河口の「ナイルデルタ」やナイル川に沿って農業がおこなわれています。オリーブの生産は水の量が極めて少ない南西部などでもおこなわれており、経済を支える重要な生産物の一つです。エジプトではオリーブの生産量の増産を計画しており、今後オリーブやオリーブオイルの生産量が増加すると思われます。


まとめ


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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