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主食としての消費も多い!世界のキャッサバ 生産量ランキング

キャッサバは「タピオカ」の原料です。アフリカの多くの国で「主食」として消費する国が多く、主にアフリカで消費される植物の一つです。

キャッサバはどの国がどのくらい生産しているのでしょうか?

世界のキャッサバ【タピオカ】
生産量 ランキング

世界のキャッサバの生産量
世界一位 ナイジェリア
世界二位 コンゴ民主共和国
世界三位 タイ

世界のキャッサバ生産量ランキング
Cassava
Production

生産量
(t)
2022年
世界 330,408,753.77
ナイジェリア 60,835,539.96
コンゴ民主共和国 48,774,623.00
タイ 34,068,005.00
ガーナ 25,592,014.08
カンボジア 17,698,783.81
ブラジル 17,648,564.00
インドネシア 13,574,000.00
ベトナム 10,626,861.72
アンゴラ 10,547,506.00
モザンビーク 6,466,857.00
タンザニア連合共和国 6,354,438.68
コートジボワール 6,300,000.00
カメルーン 6,267,574.33
マラウイ 6,239,912.01
インド 6,213,000.00
ラオス 5,286,000.00
中国 5,040,474.48
ベナン 4,350,053.57
ザンビア 3,497,600.74
ギニア 2,978,621.43
パラグアイ 2,617,980.00
フィリピン 2,560,042.89
ブルンジ 2,555,953.81
マダガスカル 2,407,263.05
ウガンダ 2,184,705.95
シエラレオネ 1,941,190.43
南スーダン 1,599,611.00
コンゴ 1,551,073.51
ペルー 1,389,831.11
ルワンダ 1,375,140.11
セネガル 1,322,803.00
トーゴ 1,224,641.00
中央アフリカ共和国 1,094,000.00
コロンビア 1,019,021.16
ケニア 775,000.00
キューバ 717,810.00
ハイチ 647,316.81
リベリア 637,819.24
ニジェール 434,797.16
ベネズエラ 378,873.44
ガボン 314,579.68
スリランカ 307,996.00
チャド 290,316.00
ニカラグア 275,309.62
ミャンマー 275,150.46
ジンバブエ 271,726.63
メラネシア 256,487.26
ボリビア 216,589.57
アルゼンチン 201,002.39
ドミニカ共和国 176,405.89
パプアニューギニア 158,632.49
エクアドル 146,299.78
マリ 123,001.00
コスタリカ 108,338.91
ソマリア 97,912.91
フィジー 93,837.01
ガイアナ 87,214.00
赤道ギニア 74,410.26
コモロ 58,046.95
ギニアビサウ 53,962.16
マレーシア 42,527.94
エルサルバドル 38,606.63
パナマ 27,585.46
メキシコ 26,892.46
ホンジュラス 26,268.21
ジャマイカ 21,607.00
東ティモール 17,106.65
ブルキナファソ 17,081.25
ガンビア 12,009.32
ミクロネシア 9,036.85
台湾 8,558.14
トンガ 7,148.27
スリナム 5,241.43
フランス領ポリネシア 3,739.87
ソロモン諸島 3,222.76
グアテマラ 3,157.92
カーボベルデ 2,444.00
セントルシア 1,308.10
モーリシャス 1,276.00
サントメ・プリンシペ 1,269.58
ベリーズ 903.00
トリニダード・トバゴ 855.00
バハマ 819.84
ニューカレドニア 795.00
セントビンセント
グレナディーン諸島
603.85
バルバドス 560.00
ブータン 491.19
サモア 466.49
ブルネイ 374.00
プエルトリコ 251.13
セーシェル 237.72
アンティグア・バーブーダ 144.21
ドミニカ 78.82
ニウエ 43.92
モルディブ 6.15
シンガポール 0.42
クック諸島 -
グレナダ -
カタール -
スーダン -

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
データを元にFumib.netがリストを作成

各国
キャッサバ【タピオカ】 生産量

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
2021年のデータを元にFumib.netがグラフを作成

キャッサバのエネルギー
キャッサバのエネルギーは100gあたり約160カロリーで非常に高いエネルギーがあります。

キャッサバには毒がある
キャッサバには「シアン化合物」が含まれています。バラ科の「アンズ」「ウメ」などにも含まれており、必ず「毒抜き」作業をする必要があります。

どうやってキャッサバの毒を抜くの?
キャッサバを主食とするアフリカの国々では「茹でる」「揚げる」などの調理をおこないます。熱を加える事によりキャッサバに含まれる「毒」の成分を取り除く事が可能です。

どうやってタピオカになるの?
乾燥させたキャッサバの根を粉にしたものは「キャッサバ粉」であり、南米や中米で有名な「トルティーヤ」などに加えられます。キャッサバ粉でもタピオカを作る事が可能ですが、タピオカは基本的にキャッサバの根から「デンプン」だけを抽出した物を利用します。

粉に水分を加え小さく丸めた物が「タピオカ」です。デンプンだけを抽出したタピオカ粉からできるタピオカは無色透明になります。

なんでタピオカは黒いの?
「カラメル」「黒糖」「カカオ」などで着色しています。

タピオカのカロリーは高い?
砂糖などで加糖されている事が多く、カロリーが高い食品です。

もしかして「片栗粉」でも代用できる?
可能です。片栗粉も「カタクリ」の茎からデンプンを抽出した物になります。

もしかして「イクラ」もつくれる?
「イクラ」の模造品に「デンプン粉」は利用されていません。イクラの模造品には海藻の成分などを利用した物が多くなります。

ナイジェリア
キャッサバ【タピオカ】 生産量

ナイジェリアのキャッサバ生産地
主に南部の「アナンブラ州」、中部の「中西部州」、南東部の「クロスリバー州」、南部の「イモ州」、南西部の「オヨ州」なのでキャッサバが栽培されており、ナイジェリア南部での生産が多くなります。

ナイジェリアを支える重要な生産物
ナイジェリアはキャッサバの世界最大の生産国であり、ナイジェリアの経済を支える重要な生産物です。国内で40種類以上のキャッサバが生産されており、食用や家畜の飼料としても利用されています。

キャッサバは南米で生産されていた
キャッサバは古くから南アメリカで栽培されており、16世紀にナイジェリア南部に導入されました。19世紀になり南米で「奴隷」として扱われていたキャッサバの処理技術を持つナイジェリア人が祖国へ戻り、ナイジェリア国内でキャッサバの生産を開始しました。

現在、キャッサバはナイジェリアの主食の一つとして非常に多く栽培されています。

コンゴ民主共和国
キャッサバ【タピオカ】 生産量

コンゴ民主共和国のキャッサバ
キャッサバはコンゴ民主共和国で利用されるフランス語で「Manioc(マニオック)」です。

コンゴ民主共和国の主食の一つ
キャッサバはコンゴ民主共和国の経済を支える重要な生産物であり、主食の一つでもあります。コンゴ民主共和国の国民一人あたりの年間供給量は約350㎏を超えており、非常に多くのキャッサバが国内で消費されています。

16世紀に南米から導入
コンゴ民主共和国はナイジェリア同様に16世紀に南アメリカからキャッサバが導入されました。「バナナ」「ミレット(キビ)」「ヤムイモ」を主食としてたコンゴ民主共和国は、害虫が少なく干ばつの影響も受けにくいキャッサバが積極的導入され、1950年代後半にはコンゴ民主共和国の耕作地面積の約20%以上でキャッサバが栽培されています。

コンゴ民主共和国のキャッサバ生産地
西部の「キンシャサ特別州」「コンゴ中央州」、北東部の「オリエンタル州」、東部の「キブ州」などで多くのキャッサバ生産がおこなわれています。

タイ
キャッサバ【タピオカ】 生産量

タイのキャッサバ生産量
キャッサバはタイ語で「มันสำปะหลัง(マンサムパラン)」です。

タイのキャッサバ生産地
タイはアジア最大のキャッサバ生産国であり、タイの州の半数以上でキャッサバ生産がおこなわれています。

主に「北東部」で国内で生産されているキャッサバの50%が生産されています。主な生産地は中北部の「ナコーンラーチャシーマー県」、北西部の「カムペーンペット県」、中北部の「チャイヤプーム県」、北東部の「サケーオ県」、東部の「チャチューンサオ県」などで多く栽培されています。

輸出量は非常に多い
タイのキャッサバの輸出量は「世界一」です。世界で輸出されているキャッサバの半数以上がタイから輸出されています。

ガーナ
キャッサバ【タピオカ】 生産量

ガーナの貴重な主食の一つ
キャッサバはガーナの経済を支える重要な生産物であり、農家の約70%以上がキャッサバの生産に従事しています。国内の主要な主食として消費されており、非常に多くのキャッサバが消費されています。

ガーナは貧困層が多く、過酷な条件でも育つキャッサバは貧困層を支える重要な栄養源です。

干ばつや飢饉から救う食べ物
キャッサバがアフリカで定着しているのは「干ばつに強い作物」という理由が大きくなります。「イモ」などの国民の基盤となる作物はアフリカの厳しい気候でも栽培が可能であり、キャッサバもアフリカの厳しい気候で栽培する事が可能です。近年では水の利用が極めて少量で済む「キマメ」などの栽培も増加しており、水の利用が少なくて住む植物の栽培が多くなります。

アフリカでは温暖な気候を利用した「カカオ」「コーヒー」などの栽培の難しい作物などが多く栽培されていますが、これらの多くは輸出品として栽培されている事が多くなります。

ガーナでは病気や災害に強い種のキャッサバの開発が常に行なわれており、今後も生産量が増加すると思われます。

ガーナのキャッサバ生産量
主に南部の「イースタン州」「旧ブロング=アハフォ州」、中南部の「アシャンティ州」、南部の「セントラル州」、南東部の「ヴォルタ州」などで多くのキャッサバ生産がおこなわれており、生産されているのは南部が中心です。

ブラジル
キャッサバ【タピオカ】 生産量

ブラジルのキャッサバ
キャッサバはブラジルで利用されるポルトガルで「Mandioca(マンディオカ)」です。

ブラジルのキャッサバ生産
キャッサバはブラジル全土で生産されていますが、主な生産地は北部の「パラー州」であり、国内で生産さえるキャッサバの20%以上がパラー州で生産されています。その他に南部の「パラナ州」、東部の「バイーア州」、北東部の「マラニョン州」などでも多く生産されています。

キャッサバの重要性
キャッサバは「気候変動」などの影響を受けにくい作物とされています。「ジャガイモ」もヨーロッパで飢饉が発生した際に消費が増加した作物であり、キャッサバは飢饉や戦時中でもある程度生産可能な作物です。

葉も食料として食べられる
ブラジル北東部では「キャッサバの葉」が調理されされ消費されます。葉は乾燥させ、「家畜の飼育」などに利用されますが、葉には多くのたんぱく質が含まれており栄養があります。

インドネシア
キャッサバ【タピオカ】 生産量

インドネシアのキャッサバ
キャッサバはインドネシアで「Cassaba(キャッサーバ)」です。

インドネシアのキャッサバ生産地
主にスマトラ島南部の「ランプン州」、ジャワ島中部の「中部ジャワ州」、ジャワ島東部の「東ジャワ州」、ジャワ島西部の「西ジャワ州」、ジャワ島中部の「ジョグジャカルタ特別州」で多くのキャッサバが生産されており、ランプン州で生産されているキャッサバはインドネシアで全体で生産されるキャッサバの30%を超えています。

一部の地域では主食として扱われる
インドネシアの主食は「米」ですが、一部の地域ではキャッサバを主食として消費しています。インドネシアではキャッサバをタピオカとして利用する以外にもミートボールなど一般的な料理などにも利用するため大きな需要があります。国内の需要は非常に高く、タイなどからキャッサバを輸入しています。

ベトナム
キャッサバ【タピオカ】 生産量

ベトナムのキャッサバ
キャッサバはベトナムで「Cassaba(カッサバー)」です。

ベトナムのキャッサバ生産地
主に北中部の「山間地帯」「沿岸地帯」「南中部沿岸」「中部高原」「南東部」でキャッサバ生産が盛んにおこなわれています。生産されたキャッサバは加工され世界中に輸出されており、輸出量はタイに次いで多くなっています。

ベトナムのキャッサバの利用
ベトナムは「コメ」「トウモロコシ」に次いで重要な作物とされ、生産量は年々増加しています。生産されたキャッサバの70%が輸出されており、国内で利用されるキャッサバは30%程度になります。

「バイオ燃料」への転換などもおこなっており、今後も更に生産量が増加すると思われます。

アンゴラ
キャッサバ【タピオカ】 生産量

アンゴラのキャッサバ生産量
キャッサバはアンゴラで利用されるポルトガル語で「Mandioca(マンディオカ)」です。

アンゴラはどこ?
アンゴラはアフリカ大陸の南西部に位置しており、石油資源が豊富な国です。

石油資源が多いが貧困層も多い
アンゴラは長く続いた紛争により、国内の経済を立て直すには時間がかかると思われます。石油資源が豊富なため収入がありますが、戦争の爪痕などにより、インフラの整備などが進んでいません。

アンゴラのキャッサバ生産地
主に北部の「ウイジェ州」で多くのキャッサバが生産されており、国内で生産されているキャッサバの20%以上がウイジェ州で生産されています。他に中北部の「マランジェ州」、中部の「クアンザ・スル州」でも多くのキャッサバが生産されており、主に中部から北部にかけてキャッサバの生産量が多くなります。

カンボジア
キャッサバ【タピオカ】 生産量

カンボジアのキャッサバ
キャッサバはカンボジアで利用されるクメールで「កាសាបា(カサバ)」です。

カンボジアのキャッサバ生産地
主に西部の「バタンバン州」「パイリン州」、北西部の「ボンティアイミアンチェイ州」、東部の「クラチエ州」、中部の「コンポントム州」で多く生産されており、収穫時期は11~2月におこなわれます。

増加するキャッサバの生産量
キャッサバは2000年以降大幅に増加しています。キャッサバは干ばつや病気に強い作物であり、主に貧困エリアなどで生産が増加しています。

バイオエタノールにも変換されている
韓国企業などの投資により、カンボジアで生産されたキャッサバが「バイオエタノール」に転換されています。中国や日本企業なども投資をおこなっており、今後バイオエタノールの生産量も増加すると思われます。

コートジボワール
キャッサバ【タピオカ】 生産量

コートジボワールのキャッサバ
キャッサバはコートジボワールで利用されるフランス語で「Manioc(マニオック)」です。

コートジボワールのキャッサバ生産地
主に首都のアビジャンがあるの「アビジャン自治区」でキャッサバが生産されており、国内で提供されるキャッサバの30%以上がアビジャン自治区で生産されています。その他に中部の「グベケ州」「サッサンドラ=マラウェ地方」南東部の「コモエ地方」で多くのキャッサバが生産されています。

タンザニア
キャッサバ【タピオカ】 生産量

タンザニアのキャッサバ
キャッサバはタンザニアで利用されるスワヒリで「Cassaba(カサバ)」です。

タンザニアのキャッサバ生産地
主に北部の「ムワンザ州」、南東部の「ムトワラ州」「リンディ州」、北部の「シニャンガ州」、北西部の「タンガ州」、南部の「ルヴマ州」「マラ州」、北西部の「キゴマ州」「ザンジバル諸島」などで多く生産されています。

タンザニアのキャッサバの利用
タンザニアではキャッサバを食料・家畜の飼料・お菓子・繊維・塗料の材料・医薬品など様々なものに加工されています。生産されたキャッサバの80%以上が食用として利用されており、タンザニアの主食の一つとなっています。

まとめ

日本でもキャッサバは生産されている
日本ではキャッサバの利用は非常に限定的ですが、沖縄県の「東村」などで少量のキャッサバが生産されています。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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