Image:https://pixabay.com

Food

カレーの材料に!世界のレンズ豆 生産量ランキング

火が通り安く加工しやすい
主食にもなるレンズ豆

「レンズ豆」は日本で「ヒラ豆」という種の豆であり、食べる機会が少ない豆です。主にインドやヨーロッパで消費量され、豆の中でレンズ豆を一番多く消費する国も多く存在します。

レンズ豆は世界でどのくらい生産されているのでしょうか?

世界のレンズ豆(ヒラマメ)
生産量 ランキング

世界のレンズ豆生産量
世界一位 カナダ
世界二位 インド
世界三位 オーストラリア

世界のレンズ豆 生産量ランキング
Lentil
Production (t/year)

生産量
(t)
2022年
世界6,655,827.78
カナダ2,300,598.00
インド1,268,830.00
オーストラリア999,500.00
ロシア257,895.62
ネパール252,283.00
アメリカ合衆国248,980.00
バングラデシュ190,743.00
中国167,441.25
カザフスタン145,942.21
エチオピア134,783.49
イラン76,737.97
アルゼンチン72,318.00
シリア26,614.00
メキシコ12,448.15
イエメン12,143.92
モロッコ9,978.63
アルジェリア5,078.79
パキスタン3,868.00
エクアドル2,788.20
ペルー2,659.01
ウクライナ2,620.00
チュニジア1,777.55
ケニア1,755.70
ニューニュージーランド1,670.08
コロンビア1,320.55
レバノン1,291.37
マラウイ1,228.82
ウズベキスタン1,065.14
チリ1,015.21
エジプト907.69
マダガスカル867.54
タジキスタン857.93
パレスチナ782.78
ミャンマー763.92
アゼルバイジャン694.40
アルメニア177.20
エリトリア144.47
ヨルダン87.30
北マケドニア83.00
ブータン51.88
イスラエル25.00
イラク9.00
ベラルーシ0.00
ボスニア
ヘルツェゴビナ
0.00
リビア0.00

各国のレンズ豆
情報

レンズ豆のエネルギー
レンズ豆のエネルギーは100gあたり350カロリーです。

ヨーロッパでのレンズマメの利用
ヨーロッパにはレンズ豆を長時間煮込んだスープ料理などが多く存在します。古代ローマでも消費されていたという記録が残っており、非常に歴史のある食べ物の一つです。

フランス料理に良く利用される
フランスはレンズ豆を非常に多く利用します。常備している家庭も多く、多くのフランス料理・イタリア料理にレンズ豆が利用されます。

レンズ豆は煮込み時間が短い
レンズ豆は水で戻す作業が必要ありません。調理は非常に簡単で、10分程度煮込む事で食べられるようになり、長時間煮込むと溶けてスープ状になります。どんな料理にも合わせやすい万能な食品で、多くの料理に利用する事が可能です。

レンズ豆の語源
レンズ豆は英語で「レンティル」といいます。これはラテン語の「lens(レンズ):目の水晶体」から来ており、レンズ豆の形が「目の水晶体」の様な球面をしている事が語源になったとされています。

カナダ
レンズ豆 情報

カナダのレンズ豆
レンズ豆は英語で「Lentil(レンティル)」です。

カナダのレンズ豆の生産地
主に中部の「サスカチュワン州」で多く生産され、カナダ国内で生産されるレンズ豆の90%以上がサスカチュワン州で生産されています。西部の「アルバータ州」、中部の「マニトバ州」でも生産されていますが限定的になります。

レンズ豆の輸出大国
カナダで生産されたレンズ豆の多くが世界へ輸出されています。世界に輸出されているレンズ豆の80%以上がカナダがシェアを得ており、更に生産量を増加させています。

レンズ豆の利点
「小麦」「トウモロコシ」などは土地の窒素を吸収するため、窒素肥料が必要にります。窒素の不足は「連作障害」に繋がり、一部の国では連作障害を避けるために「マメ類」などを栽培し、地中のバランスを整えています。

カナダのレンズ豆の利用
カナダはレンズ豆をスープ・サラダなど様々な料理に利用します。また、国内では「ヴィーガン」が増加しており、栄養価が高く簡単に調理可能なレンズ豆の人気が上昇しています。

インド
レンズ豆 情報

インドのレンズ豆
レンズ豆はインドで利用されるヒンディー語で「मसूर की दाल(マスール キー ダール)」です。

インドのレンズ豆生産地
インドでは主に中部の「マディヤ・プラデーシュ州」、北東部の「ウッタル・プラデーシュ州」「ビハール州」などでレンズ豆が多く生産されています。

連作障害を防ぐための作物
インドでは多くの「マスタード」が生産されます。レンズ豆はマスタードなどと共に「輪作」がおこなわれ、土壌のバランスを考慮した農業がおこなわれています。

カレーとの相性が抜群
レンズ豆は非常に「カレー」と相性が良く、レンズ豆がカレーの材料のとして利用されます。日本にはカレーにこだわりを持つ人が多く、レンズ豆を利用したカレーを提供するレストランなども多く存在します。

レンズ豆は干ばつに強い
レンズ豆は乾燥に強く、他の豆と比べ栽培しやすい種になっています。

オーストラリア
レンズ豆 情報

オーストラリアのレンズ豆
レンズ豆は英語で「Lentil(レンティル)」です。

オーストラリアのレンズ豆生産地
主に南部の「南オーストラリア州」、南西部の「ビクトリア州」「ニューサウスウェールズ州」などで栽培がおこなわれています。オーストラリアは乾燥した土地が多くなっていますが、レンズ豆の栽培に適した土地を多く有しており、多くのレンズ豆が栽培されています。

生産された豆の殆どが海外へ輸出されている
国内で生産された大多数のレンズ豆が海外へ輸出されます。カナダで生産された大多数のレンズ豆も海外へ輸出されており、食料として利用される以外に肥料・家畜の飼料としての利用が多くなります。

レンズ豆の消費が増加
オーストラリアは健康志向の人が増加しており、レンズ豆の消費が増加しています。

テュルキエ
レンズ豆 情報

テュルキエのレンズ豆
レンズ豆はテュルキエ語で「Mercimek(メルチメク)です。

テュルキエのレンズ豆栽培
レンズ豆は「西アジア」が原産とされており、非常に歴史のある穀物の一つです。テュルキエでは紀元前5000年頃の遺跡からレンズ豆が発見されており、古くからレンズ豆を栽培していたと思われます。

カナダから非常に多くのレンズ豆が輸入される
テュルキエは自国で多くのレンズ豆を生産していますが輸入量も多く、国内に輸入されるレンズ豆の80%以上がカナダから輸入しています。カナダのレンズ豆の価格は非常に安く、カナダのレンズ豆を揶揄する傾向がありますが、国内の多くの人がカナダ産のレンズ豆を利用する傾向があります。

テュルキエのレンズマメの生産地
主に南東部の「ディヤルバクル県」などで多くのレンズ豆が生産されています。

テュルキエはレンズ豆を利用したスープが家庭料理としてよく作られます。「Mercimek çorbası(メルジメク・チョルバス)」は日本の「味噌汁」のような料理であり人気があります。

ネパール
レンズ豆 情報

ネパールのレンズマメ
レンズ豆はネパールमुसुरो दाल(モスールダル)です。

ネパールのレンズ豆「ムスロ」
ネパールでは「ムスロ」というレンズ豆の一種を生産しており、非常に人気があります。ムスロは食用として利用される以外に「薬」として利用される事も多く、「歯の痛み止め」「傷薬」「喉の痛み」「胃や腸の痛み」などの症状に利用されます。(迷信の可能性あり)

ネパールのレンズ豆生産地
ネパールでは南西部に広がる「マデシ地帯」で多くレンズ豆が生産されています。ネパールはインド文化の影響を強く受けており、インドで利用されている「ヒンディー語」を日常的に利用する人も多く存在します。

バングラデシュ
レンズ豆 情報

バングラデシュのレンズマメ
レンズ豆はバングラデシュで利用されるベンガル語で「মসুর ডাল(ムシュ―ダール)」です。

バングラデシュのレンズ豆生産地
主に北西部の「ラジシャヒ管区」、南西部の「クルナ管区」、中部の「ダッカ管区」などの水はけの良い土地で生産されています。

バングラデシュで一番人気の豆
レンズ豆はバングラデシュで一番消費量が多い豆です。生産量が多い豆は「ヒヨコマメ」で、生産された多くのヒヨコマメは隣国のインドなどに輸出しています。

ロシア
レンズ豆 情報

ロシアのレンズマメ
レンズ豆はロシア語で「чечевица(チィチィビィツッア)」です。

ロシアのレンズ豆生産地
主に南西部の「サラトフ州」、シベリアに属する中部の「アルタイ地方」「オムスク州」、南東部の「ペンザ州」、南東部の「ヴォルゴグラード州」などで多くレンズ豆が生産されています。

ロシアの農業の特徴
ロシアは主に南東部のヴォルゴグラード州のような「北コーカサス地方」で多くの農業がおこなわれています。ロシアの中部や東部でも多くの農作物が栽培されていますが、寒冷な地域が多く栽培可能な作物が限られています。レンズ豆はシベリアの様な非常に寒冷な地域でも栽培が可能な植物です。

中国
レンズ豆 情報

中国のレンズマメ
レンズ豆は中国語で「扁豆(ビェンドゥ)」です。

中国のレンズ豆生産地
中国では中部の「陝西省(せんせいしょう)」、中北部の「甘粛省(かんしゅくしょう)」、中部の「寧夏回族自治区(ねいかほいぞくじちく)」、北東部の「山西省(さんせいしょう)」、北東部の「内モンゴル自治区」、南西部の「雲南省(うんなんしょう)」など広い地域でレンズ豆が生産されています。

中国のレンズ豆の利用
中国はレンズ豆に粉末状に加工して利用する事も多くなります。レンズ豆にはレジスタント・スター(小腸では消化されず大腸に届くでん粉)が多く含まれており、血糖値の上昇を抑える食品として利用されます。

米国
レンズ豆 情報

米国のレンズ豆の生産地
主に北部で生産されています。北部の「モンタナ州」「ノースダコタ州」「サウスダコタ州」などで多く生産されており、その他に北西部の「ワシントン州」「アイダホ州」「オレゴン州」などで多く生産されています。

生産されたレンズ豆は輸出される
アメリカで生産されたレンズ豆の90%以上が海外へ輸出されています。カナダ・オーストラリアと同じようにレンズ豆を日常的に消費する習慣はありませんが、近年、レンズ豆の消費が増加しています。

健康食ブーム
アメリカは食の健康を考える人が増加しています。大豆を利用した「大豆ミート」などの消費などが爆発的に増加しており、豆類の消費は更に増加すると思われます。

エチオピア
レンズ豆 情報

エチオピアのレンズ豆生産量
レンズ豆はエチオピアで利用されるアムハラ語で「ምስር(メシリ)」です。

エチオピアのレンズ豆生産
主に「中央高原地帯」で生産されており、北部の「アムハラ州」、中部から南部の「オロミア州」などで生産量が多くなっています。

シリア
レンズ豆 情報

シリアのレンズ豆
レンズ豆はシリアで利用されているアラビア語で「عدس(アーズド)」です。

シリアのレンズ豆生産
主に北西部の「アレッポ県」、北東部の「ハサカ県」、北東部の「イドリブ県」、中西部の「ハマー県」などで多くのレンズ豆が生産されています。

シリアの豆栽培
シリアでは「ヒヨコマメ」「レンズ豆」などの豆が多く栽培されています。中東では豆をペーストにした「フムス(パンに塗るペースト)」の消費量が多く、多くのレンズ豆がフムスに利用されます。

レンズ豆を利用したスープなども多く、国内で頻繁に見かける料理です。

まとめ

レンズ豆は日本人の口に合う
レンズ豆は日本人の口にも合う味で、カレーなどの材料などとして近年注目を集めています。また、栄養価が非常に高く、タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などが多く含まれている食材です。

日本でもレンズ豆を食べる人が増えており、今後、消費量が増加する可能性があります。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Lentils, dry, Production (t)" (English) 1961-2022年. ©FAO 2024. 2021年07月16日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


サムネイル:Pixabay
ライセンスに関してはこちら (English) をご覧ください。

-Food