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世界のフルーツ 消費量ランキング

日本のフルーツ消費量は非常に少なく、「世界平均」を大きく下回っています。

世界ではどの国がどのくらいフルーツを消費しているのでしょうか?

世界の果物
消費量 ランキング


世界のフルーツの消費量
世界一位 ドミニカ国
世界二位 ドミニカ共和国
世界三位 ガイアナ


世界のフルーツ 消費量ランキング
Fruit - consumption (kg/capita/year)

消費量
(年)
(kg)
2020年
消費量
(1日)
(g)
2020年
1ドミニカ国
(Dominica)
387.291,061.06
2ドミニカ共和国
(Dominican
Republic)
357.98980.76
3ガイアナ
(Guyana)
298.03816.52
4パプアニューギニア
(Papua
New Guinea)
234.25641.78
5サントメ
プリンシペ
(Saint Thomas
and Prince)
200.51549.34
6マレーシア
(Malaysia)
197.78541.86
7ウガンダ
(Uganda)
195.02534.30
8アルバニア
(Albania)
190.07520.74
9ガーナ
(Ghana)
185.99509.56
10マラウイ
(Malawi)
176.27482.93
11サモア
(Samoa)
170.84468.05
12セントビンセント
グレナディーン
(Saint Vincent and
the Grenadines)
146.66401.80
13イラン
(Iran)
144.12394.84
14ギリシャ
(Greece)
143.22392.38
15ルワンダ
(Rwanda)
138.27378.82
16北マケドニア
(North
Macedonia)
136.06372.76
17バハマ
(Bahamas)
134.60368.76
18コロンビア
(Colombia)
134.07367.31
19ポルトガル
(Portugal)
131.82361.15
20グレナダ
(Grenada)
130.72358.13
21オマーン
(Oman)
130.12356.49
22ペルー
(Peru)
129.94356.00
23テュルキエ
(Turkiye)
129.62355.12
24ジャマイカ
(Jamaica)
128.09350.93
25イタリア
(Italy)
127.85350.27
26キューバ
(Cuba)
127.50349.31
27ガボン
(Gabon)
125.51343.86
28モンテネグロ
(Montenegro)
123.06337.15
29メキシコ
(Mexico)
120.52330.19
30アルメニア
(Armenia)
119.34326.95
31ルーマニア
(Romania)
117.70322.46
32カメルーン
(Cameroon)
112.04306.95
33ラオス
(Laos)
111.73306.11
34セルビア
(Serbia)
110.78303.50
35スロベニア
(Slovenia)
109.90301.09
36チュニジア
(Tunisia)
108.78298.02
37オランダ
(Netherlands)
107.61294.82
38シリア
(Syria)
107.50294.52
39ボスニア
ヘルツェゴビナ
(Bosnia and
Herzegovina)
106.83292.68
40アルジェリア
(Algeria)
104.23285.56
41イスラエル
(Israel)
104.12285.26
42ウズベキスタン
(Uzbekistan)
103.91284.68
43ブラジル
(Brazil)
102.22280.05
44フィリピン
(Philippines)
101.17277.17
45中国
(China)
99.27271.97
46スペイン
(Spain)
98.35269.45
47台湾
(Taiwan)
96.32263.89
48アメリカ
(America)
95.15260.68
49アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
93.49256.13
50エジプト
(Egypt)
93.44256.00
51ベルギー
(Belgium)
93.18255.28
52カナダ
(Canada)
92.81254.27
53クウェート
(Kuwait)
91.95251.91
54モロッコ
(Morocco)
91.77251.42
世界平均78.03213.78
日本
(Japan)
33.1890.90
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のフルーツ 消費量


世界のフルーツ摂取量

世界のフルーツ消費量上位国は1日の果物の摂取量が300グラム以上の国が多くなっています。


カロリーの低いフルーツ

「イチゴ」「アンズ」「スイカ」などはカロリーが低く、100グラムあたり30~40カロリーです。


カロリーが高いフルーツ

カロリーの高いフルーツは「バナナ(100gあたり80~90カロリー)」や「アボカド(100gあたり180~190カロリー)」になります。


糖質が少ないフルーツ

「アボカド」は糖質が少なく、100gあたり1g以下の糖質になります。「イチゴ」も糖質が少なく、100gあたり約7gになります。


糖質が多いフルーツ

「バナナ」「ブドウ」などは100gあたり約20gの糖質があります。

ドミニカ国
フルーツ 消費量


ドミニカ国のフルーツ消費量

ドミニカ国で利用されているスペイン語でフルーツはFruta(フルータ)」です。一人あたり年間平均300㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は1㎏を超える計算になります。


ドミニカ国はどこ?

ドミニカ国は「カリブ海」に浮かぶ島国の一つです。人口は7万人超えており、人口が増加しています。


カリブ海の島国はフルーツの消費量が多い

フルーツの消費量は「島国」が多い傾向があり、カリブ海の島国などで非常に多く消費されます。ドミニカ国では「アメリカ」「スペイン」資本のスーパーマーケットが存在しており、様々な輸入品を購入する事が可能です。

ドミニカ国では「トロピカルフルーツ」を多く生産しており、国内で非常に安い価格でトロピカルフルーツを購入する事が可能です。


ドミニカ国で多く消費されるフルーツ

ドミニカ国は「バナナ」が主食になっており、調理用バナナ「プランテン」の消費が非常に多くなっています。その他には「グレープフルーツ」「オレンジ」「アボカド」「スターフルーツ」「ココナッツ」「グァバ」「レモン」「マンゴー」などの消費が多くなっています。

栽培が難しい「カカオ」なども栽培されています。

ドミニカ共和国
フルーツ 消費量


ドミニカ共和国のフルーツ消費量

ドミニカ共和国で利用されているスペイン語でフルーツはFruta(フルータ)」です。一人あたり年間平均300㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は800g~1㎏になります。


ドミニカ共和国はどこ?

「ドミニカ国」「ドミニカ共和国」は異なる国です。カリブ海に浮かぶ「イスパニョーラ島」に存在する国で、島の西側半分が「ハイチ」になります。ドミニカ共和国の面積は日本の「九州」より大きく、「ドミニカ」と訳されている場合はドミニカ共和国を指している事が多くなります。


トロピカルフルーツの宝庫

ドミニカ共和国では「トロピカルフルーツ」の宝庫で、日本で見る事の少ないフルーツが多く販売されています。ドミニカ共和国も「バナナ」のプランテン種が多く栽培され、国内の主食の一つになっています。

「パパイヤ」「ココナッツ」「アボカド」「マンゴー」「メロン」「スイカ」「パイナップル」「サクランボ」などのメジャーなフルーツの他に「スターフルーツ」メキシコ原産の「サポジラ」「パンノキ」「スターアップル」「パッションフルーツ「ドラゴンフルーツ」などもトロピカルフルーツも人気です。

ガイアナ
フルーツ 消費量


ガイアナのフルーツ消費量

ガイアナでは英語」が利用されています。一人あたり年間平均250㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は700g~900gになります。


ガイアナはどこ?

ガイアナは南アメリカ大陸の北に位置する国で、南アメリカ大陸で三番目に小さい国です。熱帯雨林気候を有しており、国内で様々なフルーツを栽培しています。


ガイアナのフルーツ

ガイアナはカリブ諸国同様に様々なトロピカルフルーツを国内で見る事ができます。


ガイアナで消費が多いフルーツ

ドミニカ共和国に次いで「パイナップル」の消費量が非常に多く、年間35kg以上消費しています。

パプアニューギニア
フルーツ 消費量


パプアニューギニアのフルーツ消費量

パプアニューギニアでは「トクピシン語」「ヒリモツ語」などが利用されていますが、「英語」も良く通じます。一人あたり年間平均200㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は500g~700gになります。


パプアニューギニアのフルーツ

「パイナップル」「ポポー」「マンゴー」「パッションフルーツ」「バナナ」「スイカ」「グアバ」「パンノキ」などが国内で有名なフルーツになります。


インドネシアはフルーツの摂取量が少ない

国境を接する「インドネシア」はフルーツの摂取量が少なく、言語や文化が似ている「マレーシア」と比べても大きな違いがあります。

サントメ・プリンシペ
フルーツ 消費量


サントメ・プリンシペのフルーツ消費量

サントメ・プリンシペで利用されているポルトガル語でフルーツは「frutas(フルータス)」です。一人あたり年間平均200㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は400g~600gになります。


サントメ・プリンシペはどこ?

サントメ・プリンシペはアフリカの「ガボン」から西にいった場所に浮かぶ島国で、「サントメ島」「プリンシペ島」の二つの島からなる小さな島国です。赤道直下にある国になります。


プランテンが主食

サントメ・プリンシペでは「バナナ」のプランテン種が主食の一つで、多くのプランテンが調理に利用されています。「パイナップルを利用したお粥」など「フルーツを加えた料理」が多く、「伝統料理」として消費されます。


アフリカや中東を代表する「デーツ」

サントメ・プリンシペは「アフリカ」「中東」を代表する「デーツ(ナツメヤシ)」が多く栽培されており、国内で非常に多く消費されています。

「São Tomé Peach(サントメピーチ)」と呼ばれる「桃」「オレンジ」「スターアップル」なども人気です。

マレーシア
フルーツ 消費量


マレーシアのフルーツ消費量

マレーシアで利用されているマレー語でフルーツは「buah-buahan(ブアブアハン)」です。一人あたり年間平均150㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は400g~600gになります。


マレーシア代表「ドリアン」

マレーシアでは「ドリアン」が「果物の王様」であり、国内で様々なドリアンが生産・販売されています。


マレーシアのフルーツ

「ドリアン」「ジャックフルーツ」「グアバ」「ドラゴンフルーツ」「マンゴスチン」「パパイヤ」など日本で消費される事の少ないフルーツがマレーシアでは多く消費される傾向があります。国内の市場では様々な果物が販売されており、「観光客」などにも非常に人気があります。

ウガンダ
フルーツ 消費量


ウガンダのフルーツ消費量

ウガンダで利用されているスワヒリ語でフルーツはmatunda(マトゥンダ)」です。一人あたり年間平均150㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は400g~600gになります。


ウガンダのフルーツ

ウガンダでは「アボカド」「マンゴー」「パイナップル」「バナナ」「スイカ」「リンゴ」「パッションフルーツ」「オレンジ」「パパイヤ」「レモン」「ジャックフルーツ」「シトラスフルーツ」などが人気で、市場で販売されています。


「カンパラストリート」

ウガンダの首都「カンパラ」は人口増加率の非常に高い都市です。人口が2050年に約950万人、2100年に約4000万人まで増加すると予測されており、世界で非常に人口の多い都市の一つになると予想されています。

カンパラではフルーツの路上販売が禁止されていますが、非常に多くの路上販売者が商売をおこなっています。路上販売は通常より安い価格でフルーツがの購入が可能で、利用する人が多く問題になっています。

アルバニア
フルーツ 消費量


アルバニアのフルーツ消費量

アルバニアで利用されているアルバニアでフルーツはfrutat(フルータ)」です。一人あたり年間平均150㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は400g~600gになります。


アルバニアはどこ?

アルバニアは東ヨーロッパのバルガン半島南西部に位置し、ギリシャ・モンテネグロ・北マケドニア・セルビアと国境を接しています。


リンゴが大好き

アルバニアでは「リンゴ」の消費量が非常に多く、「ハンガリー」「オランダ」に次ぐ世界三位の消費国です。国内で生産されるフルーツの20%が「リンゴ」で、様々な品種のリンゴが国内で生産されています。


料理に様々なフルーツが利用される

アルバニアは料理に「リンゴ」「ブドウ」「オレンジ」「ブラックベリー」「サクランボ」「イチジク」など様々なフルーツが利用されます。アルバニアは「オスマン帝国」の影響を強く受けており、「ヨーロッパ」と「中東」の文化が混ざり合う国です。

ガーナ
フルーツ 消費量


ガーナのフルーツ消費量

ガイアナでは英語」が利用されています。一人あたり年間平均250㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は400g~600gになります。


ガーナの「カカオ」生産量は世界一ではない

ガーナはチョコレートの原料「カカオ」を生産している国として有名ですが、カカオを世界一生産する国は「コートジボアール」になります。


カカオの果肉は食べる事が可能

チョコレートはカカオの「種」を原料としています。種をバナナなどの葉で包み「発酵」させ、水分を減少させるために「乾燥」させます。乾燥したカカオを「焙煎」し、粉にした物がチョコレートの原料になります。

種子を包んでいる「果肉」は食べる事が可能です。


ガーナで人気のフルーツ

ガーナでは「バナナ」「オレンジ」「リンゴ」「レモン」「パイナップル」「マンゴー」「パパイヤ」「メロン」「ココナッツ」などのフルーツの他に「ジャックフルーツ」などのトロピカルフルーツなども人気があります。

マラウイ
フルーツ 消費量


マラウイのフルーツ消費量

マラウイでは英語」が利用されています。一人あたり年間平均150㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は300g~500gになります。


マラウイはどこ?

マラウイはアフリカ大陸の南東部に位置し、「タンザニア」「モザンビーク」「ザンビア」と国境を接しています。


マラウイの主食

マラウイでは「ウガリ(フフ)」というトウモロコシの粉を水や牛乳と混ぜて「餅状」にした物を主食として消費します。ウガリは「米」「キャッサバ」なども利用され、固さや弾力により名前がかわります。


「スーパーフルーツ」

アフリカでは特徴的な形をした「バオバブ」の木が有名です。バオバブの木にはビタミンやミネラルが多い果実がなります。「スーパーフルーツ」とも呼ばれ、種子からは油、果実を粉にしたものをお茶やスムージーとして利用します。

サモア
フルーツ 消費量


サモアのフルーツ消費量

サモアで利用されているサモアでフルーツはfua(ファ)」です。一人あたり年間平均150㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は300g~500gになります。


サモアの主食

サモアは「タロイモ」「米」「ウルと呼ばれるパンの実」「ココナッツ」「バナナ」などが主食として消費されます。調理用のバナナ「プランテン」も非常に多く、様々な料理に利用されます。


サモアのフルーツ

「ココナッツ」「パンノキ」「パパイヤ」「マンゴー」「パイナップル」「パッションフルーツ」などトロピカルフルーツが人気で、国内で多く消費されます。

ルワンダ
フルーツ 消費量


ルワンダのフルーツ消費量

ルワンダで利用されているルワンダ語でフルーツは「Buto(ブト)」です。一人あたり年間平均100㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は200g~400gになります。


ルワンダはどこ?

アフリカ大陸の東に位置し、「コンゴ共和国」「ウガンダ」「タンザニア」「ブルンジ」と国境を接しています。 ルワンダは小さな国ですが2020年の人口は約1300万人で非常に多く、アフリカで最も人口密度が高い国です。


バナナは主食の一つ

ルワンダでは「バナナ」のプランテン種を主食の一つとして消費しています。「サツマイモ」「キャッサバ」も主食の一つとして人気があり、非常に多く消費されます。


ルワンダで人気のフルーツ

ルワンダでは「アボカド」「マンゴー」「パイナップル」「パッションフルーツ」などを生産しており、国内で人気があるフルーツです。生産したフルーツは海外へ輸出され、ルワンダの経済を支えています。

日本
フルーツ 消費量


日本のフルーツ消費量

日本は一人あたり年間平均30㎏以上のフルーツが消費されており、1日の消費量は50g~150gになります。


日本人の1日のフルーツ摂取目安量

日本では果物の摂取目安量は「200g」とされています。


フルーツは食前に

フルーツは一般的に「食後」に食べる印象がありますが、食前に食べる事により「血糖値」の上昇を緩やかにする事ができます。食後にフルーツの摂取すると血糖値が急激に上昇し、食べ過ぎる事により「肥満」の原因にもなります。


日本のフルーツは高い

日本のフルーツの価格は高く、消費量は世界平均を大きく下回っています。海外へ限定的に輸出されますが「高級フルーツ」として扱われる事がほどんどで、主に富裕層が購入しています。

まとめ


ビタミン不足による障害

フルーツを主食として消費する国も多く、「カリブ海」の島国では非常に多くのフルーツが消費されます。ヨーロッパの国々も1日300g以上のフルーツを消費している国が多く、消費量が低いのはアジアの一部の国々や中東になります。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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