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Food

世界の卵 生産量ランキング

世界中の料理に非常に多くの「卵」が利用されています。日本の生産量も非常に多く、世界で生産される卵の2.5%以上が日本で生産されています。

世界ではどの国がどのくらい卵を生産しているのでしょか?

世界のたまご
生産量ランキング


世界の卵 生産量
世界一位 中国
世界二位 インド
世界三位 アメリカ


世界の卵生産量ランキング
Eggs Primary - Production (tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
2021年
世界合計92,562,543
1中国
(China)
34,544,017
2インド
(India)
6,710,000
3アメリカ
(America)
6,643,722
4インドネシア
(Indonesia)
5,519,133
5ブラジル
(Brazil)
3,481,393
6メキシコ
(Mexico)
3,046,910
7日本
(Japan)
2,574,255
8ロシア
(Russia)
2,516,868
9テュルキエ
(Turkiye)
1,206,099
10タイ
(Thailand)
1,122,300
11パキスタン
(Pakistan)
1,022,254
12コロンビア
(Colombia)
1,021,735
13ドイツ
(Germany)
977,200
14アルゼンチン
(Argentina)
885,000
15マレーシア
(Malaysia)
828,522.3
16ウクライナ
(Ukraine)
817,092
17イギリス
(U.K)
817,000
18バングラデシュ
(Bangladesh)
798,592
19イラン
(Iran)
782,863.7
20韓国
(Korea)
767,690.2
21フィリピン
(Philippines)
711,841
22カナダ
(Canada)
610,734
23ナイジェリア
(Nigeria)
577,091.9
24南アフリカ共和国
(South Africa)
549,000
25ペルー
(Peru)
504,112
26台湾
(Taiwan)
455,330.5
27ウズベキスタン
(Uzbekistan)
436,503.3
28モロッコ
(Morocco)
415,000
29エジプト
(Egypt)
412,950.4
30ベトナム
(Vietnam)
411,032.2
31サウジアラビア
(Saudi Arabia)
348,241.1
32アルジェリア
(Algeria)
305,238.6
33オーストラリア
(Australia)
269,137.4
34グアテマラ
(Guatemala)
268,177
35カザフスタン
(Kazakhstan)
242,255.5
36チリ
(Chile)
229,008.1
37タンザニア
(Tanzania)
204,815.5
38ドミニカ共和国
(Dominican Republic)
204,445.3
39ベラルーシ
(Belarus)
199,845.6
40エクアドル
(Ecuador)
167,986.6
41イスラエル
(Israel)
166,027.5
42ベネズエラ
(Venezuela)
164,118.7
43ポルトガル
(Portugal)
141,949
44ミャンマー
(Myanmar)
132,186
45北朝鮮
(North Korea)
131,588.8
46パラグアイ
(Paraguay)
129,686.7
47スウェーデン
(Sweden)
128,100
48ボリビア
(Bolivia)
115,175.6
49アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
110,530
50スリランカ
(Sri Lanka)
109,452.9
51シリア
(Syria)
104,854.1
52チュニジア
(Tunisia)
102,200
53キューバ
(Cuba)
94,095.33
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2021年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO

各国
卵 生産量


卵のエネルギー

卵は一個約60gで、エネルギーは90カロリーになります。


江戸時代から消費されるようになった

「卵」が一般的に消費されるようになったのは「江戸時代」です。奈良時代から「仏教」の布教と共に「肉食」が禁止され、肉や卵が消費される事はほとんどありませんでした。「神道」においても肉食は「穢れ(けがれ)」とされ、魚以外の肉の食用が禁じられました。

室町時代になると「卵は生き物ではない」という考えを持つ人が現れ、卵が限定的に消費されています。

江戸時代になると西洋文化の浸透と共に「肉食」がブームとなり、卵も一般的に消費されるようになり、一個約20文(650円:1文32.5円換算)と非常に高価な食べ物でしたが、卵の調理法などを記した本などが出版されるなど人気が上昇しています。

明治には「幕藩体制」が無くなり、職を失った武士などが「養鶏」を始めるなど、多くの土地で養鶏がおこなわれるようになりました。

戦後になると「本格的な養鶏の技術」が海外から取り入れ、現在は非常に多くの卵を生産する国の一つになっています。


卵は賞味期限の長い食べ物

卵は常温で約30~50日間食べる事が可能です。しかし、卵は「ひび」などから雑菌が入りやすく、「サルモネラ菌」などが発生しやすくなります。そのため日本では卵の賞味期限を「2週間」と設定しています。

中国
卵 生産量


卵の生産量

2021年に中国は卵を34,544,017トン生産しています。世界で生産される卵の37.31%が中国で生産されています。

中国語で卵は「蛋(ダン)」です。


中国の卵生産地

主に東部の「山東省(さんとんしょう)」、中東部の「河南省(かなんしょう)」、北東部の「河北省(かほくしょう)」、北東部の「遼寧省(りょうねいしょう)」「湖北省(こほくしょう)」、東部の「江蘇省(こうそしょう)」で多くの卵が生産されています。


増加する卵の生産量

中国の人口増加は続いており、卵の生産量も増加しています。「四川省(しせんしょう)」、中南東部の「湖南省(こなんしょう)」、中南部の「貴州省(きしゅうしょう)」など卵を生産していなかった地域で生産量が増加しており、今後も増加すると思われます。


穀物の生産地に養鶏場が多い

中国では多くの穀物を生産しており、穀物を生産している地域の近辺で養鶏が多くおこなわれる傾向があります。

養鶏は飼料となる穀物が必要であり、中国は多くの穀物を国内で生産しています。穀物の生産者は養鶏場と提携している事が多く、非常に効率の良い養鶏が国内でおこなわれています。

インド
卵 生産量


インドの生産量

2021年にインドは卵を6,710,000トン生産しています。世界で生産される卵の7.24%がインドで生産されています。

インドで利用されるヒンディー語で卵は「अंडा(アンダ)」です。


インドの卵生産地

主に南部の「タミル・ナードゥ州」、南東部の「アーンドラプラデーシュ州」、中南部の「テランガーナ州」、東部の「西ベンガル州」、北部の「ハリヤーナー州」などで多くの卵生産がおこなわれています。


インドの食事情

インドは肉食を忌避する「ヒンドゥー教徒」を主体とする国であり、肉を消費しない人が多く存在します。インドの3割~4割の人が「菜食主義者」であり、インド西部に多く住んでいます。ヒンドゥーを主体としていますが肉や卵を消費する人も多く、卵の生産量は人口の増加と共に増加しており、今後も卵の生産量が増加すると思われます。

アメリカ
卵 生産量


アメリカの生産量

2021年にアメリカは卵を6,643,722トン生産しています。世界で生産される卵の7.17%がアメリカで生産されています。


アメリカの卵生産地

主に中西部の「アイオワ州」「オハイオ州」「インディアナ州」「ペンシルベニア州」、南部の「テキサス州」などで多くの卵生産ががおこなわれています。


増加する卵の生産量

アメリカは人口増加と共に卵の消費が増加しており、卵の生産量も増加しています。2019年に発生したCovid-19の影響により卵の生産量が一時的に減少しましたが、制限の緩和と共に生産量は再び増加しています。

インドネシア
卵 生産量


インドネシアの生産量

2021年にインドネシアは卵を5,519,133トン生産しています。世界で生産される卵の5.96%がインドネシアで生産されています。

インドネシア語で卵は「telur(テルーラ)」です。


インドネシアの卵生産地

主にジャワ島東部の「東ジャワ州」、ジャワ島西部の「西ジャワ州」、ジャワ島中部の「中央ジャワ州」、スマトラ島北部の「北スマトラ州」、スマトラ島西部の「西スマトラ州」、ジャワ島西部の「バンテン州」、スマトラ島南部の「南スマトラ州」、インドネシア西部の「バリ州」なので多くの卵生産がおこなわれています。


インドネシアはイスラム教を主体とした国

インドネシアは「イスラム教」を主体とした国であり、「豚肉」など多くの食のタブーが存在しますが、「鶏肉」「卵」を食べる事が可能です。卵はインドネシアの食生活を支える重要な食料の一つであり、国内で多くの卵が生産されています。

生産量がとくに多いのはジャワ島東部の「東ジャワ州」であり、国内で生産される卵の30%以上が東ジャワ州で生産されています。

ブラジル
卵 生産量


ブラジルの生産量

2021年にブラジルは卵を3,481,393トン生産しています。世界で生産される卵の3.76%がブラジルで生産されています。

ブラジルで利用されるポルトガル語で卵は「ovo(オーヴォ)」です。


ブラジルの卵生産地

主に「サンパウロ州」「パラナ州」「ミナスジェライス州」などの南東部で多く生産されています。特に生産量が多いのは南東部のサンパウロ州であり、ブラジル国内で生産される卵の25%以上がサンパウロ州で生産されています。


タンパク質が足りないブラジルの生活

ブラジルは1日に必要なタンパク質の摂取量が世界平均を下回っていましたが、2019年に世界平均を超えています。国内で非常に多くの肉が生産されていますが海外に輸出される事が多く、国内の消費量は平均的です。

メキシコ
卵 生産量


メキシコの生産量

2021年にメキシコは卵を3,046,910トン生産しています。世界で生産される卵の3.29%がメキシコで生産されています。

メキシコで利用されるスペイン語で卵は「huevo(ウエヴォー)」です。


メキシコの卵生産地

主に東部の「ハリスコ州」、中部の「アグアスカリエンテス州」、中西部の「プエブラ州」「ソノラ州」などで卵生産が多くなっています。


卵の消費が世界一多い国

メキシコの卵消費量は世界一です。「ケサディーヤ(メキシコのチーズサンドイッチ)」「ウエボス・ランチェロス(メキシコの目玉焼き)」など様々なメキシコ料理に卵が利用され、国内で非常に多くの卵が生産されています。


養鶏所の問題

メキシコ非常に狭いスペースでは養鶏がおこなわれており、鶏に大きなストレスを与えている養鶏所が多く存在します。世界中で狭いスペースで養鶏がおこなわれる傾向がありますが、ストレスが低減されたニワトリの卵は卵を多く産む傾向などがあり、近年ではストレスの低減のため養鶏場を広くする・ケージで飼育するのでは無く、放し飼いなどが積極的におこなわれています。

日本
卵 生産量


卵の生産量

2021年に日本は卵を2,574,255トン生産しています。世界で生産される卵の2.78%が日本で生産されています。


日本の卵生産地

日本は「茨城県」「鹿児島県」「岡山県」「広島県」「栃木県」などで多く卵生産がおこなわれています。


江戸時代の養鶏

養鶏は江戸時代の貧しい下級武士などにより始められたとされ、「茨城県」では水戸光圀が養鶏を始めさせたとされています。

「利根川」沿いで養鶏が多くおこなわれており、「神栖市」は養鶏が非常に有名です。江戸時代の物流は「船」が一般的に利用されており、茨城県は利根川を利用して江戸に卵を含む多くの品物が運ばれていました。

ロシア
卵 生産量


卵の生産量

2021年にロシアは卵を2,516,868トン生産しています。世界で生産される卵の2.71%がロシアで生産されています。

ロシア語で卵は「яйцо(イィーツォ)」です。


ロシアの卵生産地

主に西部の「レニングラード州」「ヤロスラヴリ州」、西南部の「ロストフ州」、西部の「ベルゴロド州」、南西部の「クラスノダール地方」などで多くの卵生産がおこなわれています。


国内需要を満たす生産量

ロシアで生産される卵は国内の需要量を満たしており、海外へも卵が輸出されています。主な輸出先は隣国であり、「モンゴル」「キルギスタン」「タジキスタン」などに輸出しています。

テュルキエ
卵 生産量


卵の生産量

2021年にテュルキエは卵を1,206,099トン生産しています。世界で生産される卵の1.30%がテュルキエで生産されています。

テュルキエ語で卵は「Yumurta(ユームルタ)」です。


テュルキエの卵生産地

主に中西部の「アフィヨンカラヒサール州」、中南部の「コンヤ県」、西部の「マニサ県」、北西部の「バルケスィル県」「ブルサ県」などで多く卵が生産されています。


海外へも輸出されている

テュルキエで生産された卵は海外へも輸出されています。輸出先は隣国の「シリア」「カタール」「クウェート」「オマーン」などの中東に多くの卵が輸出されています。

タイ
卵 生産量


卵の生産量

2021年にタイは卵を1,122,300トン生産しています。世界で生産される卵の1.21%がタイで生産されています。

卵はタイ語で「カイ―」です。


タイの卵生産地

主に中部の「チャチューンサオ県」「アユタヤ県」「ナコーンナーヨック県」などで多くの卵が生産されています。

フランス
卵 生産量


フランスの生産量

2017年にフランスは卵を877,856トン生産しています。世界で生産される卵の1.03%がフランスで生産されています。

フランス語で卵は「Oeuf(オーフ)」です。


フランスの卵生産

フランスはケージ飼いの養鶏所が減少してきており、ケージで飼育される鶏は40%以下になります。現在もケージ飼いの養鶏場は減少しており、動物にストレスがかからないような飼育方法をとる畜産農家が増加しています。


フランスの卵生産地

主に西部の「ブルターニュ地方」で卵生産がおこなわれており、フランス最大の卵生産地になります。


代替品の人気の上昇

フランスは卵を利用しない料理やお菓子が増加しています。フランスでは「環境保護団体」「動物保護団体」などが過激なプロモーションをおこなう事が多く、フランスに住む人々に大きな影響を与えています。

肉を食べない「ベジタリアン」も増加しており、世界にも大きな影響を与えています。

まとめ


国内の卵不足

日本でも非常に多くの卵を生産していますが、「鳥インフルエンザ」の流行などにより卵の生産量が大きく変動しており、「卵の価格上昇」「卵不足」などが発生しています。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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