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世界の酒 消費量ランキング

日本では「酒離れ」が顕著になっていますが、世界では非常に多くの酒が飲酒されています。

世界ではどの国がどれくらい酒を消費しているのでしょうか?

世界の酒 消費量ランキング


世界の酒の消費量
世界一位 ブルキナファソ
世界二位 チェコ
世界三位 ルクセンブルグ


世界の酒 消費量ランキング
Alcoholic Beverages - Consumption (kg/capita/year)

消費量
(キロ)
(kg)
2019年
1ブルキナファソ
(Burkina Faso)
179.51
2チェコ
(Czech)
178.07
3ルクセンブルク
(Luxembourg)
160.72
4アイルランド
(Ireland)
153.62
5オーストリア
(Austria)
132.7
6セーシェル
(Seychelles)
Population: 97,700
123.32
7ポーランド
(Poland)
122.37
8ドイツ
(Germany)
113.27
9スペイン
(Spain)
111.38
10ラトビア
(Latvia)
109.85
11ベルギー
(Belgium)
109.39
12ルーマニア
(Romania)
108.81
13クロアチア
(Croatia)
104.67
14ハンガリー
(Hungary)
104.04
15リトアニア
(Lithuania)
102.41
16オーストラリア
(Australia)
102.37
17エストニア
(Estonia)
101.14
18ポルトガル
(Portugal)
99.93
19エスワティニ
(Eswatini)
98.10
20ブルガリア
(Bulgaria)
96.43
21アイスランド
(Iceland)
96.01
22デンマーク
(Denmark)
95.94
23スロベニア
(Slovenia)
92.15
24スイス
(Switzerland)
91.33
25アメリカ
(America)
90.48
26モンテネグロ
(Montenegro)
89.92
27フィンランド
(Finland)
89.80
28イギリス
(U.K)
88.81
29パナマ
(Panama)
87.45
30ボスニア
ヘルツェゴビナ
(Bosnia and
Herzegovina)
86.41
31オランダ
(Netherlands)
83.17
32ベナン
(Benin)
83.07
33スロバキア
(Slovakia)
80.85
34ナミビア
(Namibia)
80.73
35フランス
(France)
78.89
36ニューカレドニア
(New Caledonia)
78.07
37ガボン
(Gabon)
77.65
38ベラルーシ
(Belarus)
76.97
39スウェーデン
(Sweden)
76.74
40ニュージーランド
(New Zealand)
75.71
41パラグアイ
(Paraguay)
75.42
42カナダ
(Canada)
75.15
43韓国
(Korea)
72.88
44マルタ
(Malta)
71.5
45ノルウェー
(Norway)
70.71
46ロシア
(Russia)
69.49
47アルゼンチン
(Argentina)
68.3
48ブラジル
(Brazil)
66.57
49セントルシア
(Saint Lucia)
65.82
50南アフリカ共和国
(South Africa)
65.67
51セルビア
(Serbia)
65.43
52フランス領ポリネシア
(French Polynesia)
65.04
日本
(Japan)
35.57
世界平均31.94
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2019年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のアルコール消費量


酒の重さ

1キログラム(Kg)= 1リットル(L)になります。


世界一飲酒されている酒

世界一飲酒されている酒は「ビール」になります。


「世界のビール消費量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


「世界のワイン消費量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


ブルキナファソ 酒消費量


2019年にブルキナファソでは一人あたり179.51リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを7.06リットル・ワインを0.32リットル消費しています。

ブルキナファソで利用されているフランス語でアルコールは「alcool(アルコール)」です。


酒の購入は18歳以上

ブルキナファソでは酒の購入・飲酒が18歳から可能になっています。過去には13歳から酒の購入・飲酒が可能でしたが、現在は18歳に変更されています。アフリカ諸国では16歳から飲酒が可能な国も存在していています。


ミレットビール

「ミレットビール」とはブルキナファソで生産されているソルガムなどの穀物をアルコール発酵させ作られる醸造酒で、厳密にはビールではありません。ブルキナファソでは「Dolo-Djioula」と呼ばれ、国民的な酒の一つとして日常的に飲酒されています。

チェコ 酒消費量


2019年にチェコでは178.07リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを151.69リットル・ワインを10.03リットル消費しています。

チェコ語でアルコールは「alkohol(アルコホル)」です。


ビールの消費量世界一位

チェコのビール消費量は世界一で、非常に多くのビールが国内で消費されています。ビールの味の決め手となる「ホップ」も非常に多く生産されていて、チェコ北西部Žatec(ザテック)で生産される「Saaz hop(ザーツホップ)」は世界的に有名です。

日本で栽培されているホップもザーツホップと掛けあわせた品種が多くなっています。


ハーブ酒なども人気

チェコではビール以外にも様々な酒が飲酒され、「ハーブ酒」なども非常に多く飲酒されています。ハーブ酒は健康に良いとされ、毎日飲酒する人も存在します。ハーブ酒は東ヨーロッパなどに多く、東欧でも多くのハーブ酒存在し、「クランベリー」「スグリ」などがハーブ酒に加えられます。

ルクセンブルグ 酒消費量


2019年にルクセンブルグでは160.72リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを84.02リットル・ワインを63.59リットル消費しています。

ルクセンブルグで利用されているドイツ語でアルコールは「Alkohol(アルコホル)」です。


ルクセンブルグは税金が安い

2022年のルクセンブルグ国内の消費税は3%です。隣国のベルギーは21%・フランスは20%・ドイツは18%と高く、ルクセンブルグ国内で買い物をし、自国で消費する人が非常に多くなっています。また、ルクセンブルグはベルギー・フランス・ドイツと国境を接する国です。多くの外国人がルクセンブルグ国内で労働しており、ルクセンブルグ国内の酒の消費量を押し上げています。


コーヒーの消費量も多い

コーヒーも同じ理由で消費量が多くなっています。

ヨーロッパでは南米などのコーヒーを「ルクセンブルグを通して輸入」している会社が多く存在しています。ルクセンブルグのコーヒーの関税率は7.5%で、他のヨーロッパ諸国と比べても非常に低い関税率になります。

アイルランド 酒消費量


2019年にアイルランドでは153.62リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを125.77リットル・ワインを21.83リットル消費しています。

アイルランドでは「英語」が利用されています。


輸入大国

アイルランドは自国で非常に多く消費される「お茶」「ビール」「ブドウ」「大麦」などを殆ど生産していませんが、これらの物が国内に非常に多く輸入されています。国内の流通品の2/3が輸入品とされていて、隣国のイギリスやヨーロッパから輸入されています。

オーストリア 酒消費量


2019年にオーストリアでは132.7リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを106.56リットル・ワインを24.01リットル消費しています。

オーストリアで利用されているドイツ語でアルコールは「Alkohol(アルコホル)」です。


オーストリアも酒大国

オーストリアはビール・ワインの消費量どちらも多く、ビールの消費量は2019年に世界4位、ワインの消費量は世界9になっています。


オーストリア人は良く食べ良く呑む

オーストリアは飲酒量だけては無く、1日のカロリー摂取量も非常に多く世界5位のカロリー摂取量です。しかし肥満率は低く、肥満率が低い理由はオーストリアには山が多く、山登りやハイキングによく出かけるからだと言われています。

セーシェル 酒消費量


2019年にセーシェルでは123.32リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを92.29リットル・ワインを15.02リットル消費しています。

セーシェルで利用されているフランス語でアルコールは「alcool(アルコール)」です。


セーシェルってどこ?

セーシェルはアフリカ大陸から1300km離れた場所に位置し、マダガスカルの北に存在します。人口は約10万人で、観光大国です。


セーシェルの「観光業」

セーシェルには非常に多くの観光客が世界中からやってきます。セーシェルに住む人の約80%が観光業に従事していて、海外から輸入されたアルコールが大量にセーシェルで消費されています。国内にもビールなどの醸造所が存在し、自国で生産されたビールや、海外から輸入されたビールが販売されています。

ポーランド 酒消費量


2019年にポーランドでは122.37リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを107.01リットル・ワインを3.67リットル消費しています。

ポーランド語でアルコールは「alkohol(アルコホル)」です。


ビール大国

ポーランドはチェコと気候が似ており、原料となるホップ生産が多く生産されています。生産が多いのはポーランド南東部のLublin(ルブリン)で、ルブリンで生産されるホップはチェコのザースホップと似た特徴があります。


ミード(蜂蜜酒)

なろう形の小説などで登場する蜂蜜酒「ミード」はポーランドでも人気で、ハーブやベリーなどを加えたミードがポーランドでは人気です。バルト三国などでも生産されており、蜂蜜を加えたビールなども販売されています。

ドイツ 酒消費量


2019年にドイツでは113.27リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを85.95リットル・ワインを19.72リットル消費しています。

ドイツ語でアルコールは「Alkohol(アルコホル)」です。


ビール大国ドイツ

近年「酒離れ」が進行するドイツですが、国内ではビールの原料となる「大麦」「ホップ」の生産量が非常に多く、質の高いビールの原料が国内で生産されています。ホップの生産はドイツ南部のバイエルン州にあるHallertau(ハレルタウ)地方で多く生産され、国内で生産される90%のホップがハレルタウで生産されています。


高まる健康志向者

ドイツは高齢化により健康に問題を抱える人が増加しています。健康を維持するために飲酒を控える高齢者の増加と共に「ミレニアル世代」「Z世代」などのアルコールの摂取が低い若者も増加しています。

スペイン 酒消費量


2019年にスペインでは111.38リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを87.01リットル・ワインを21.39リットル消費しています。

スペイン語でアルコールは「alcohol(アルコホル)」です。


ワインの人気が低迷

スペインはワインの原料となる「ブドウ」の生産が盛んに行なわれていますが、国内のワインの消費量は減少しており、ビールの飲酒量が増加しています。ブドウの生産が盛んに行なわれているイタリア・フランスでも同じような現象が発生しており、「酒離れ」が進行しています。

食前酒

スペインでは食事の前に度数の高い「果実酒」を「食前酒」として飲む習慣があります。食前酒は食事を楽しくする文化で、スペインでは食事の時間を非常に長くとる傾向があります。

ラトビア 酒消費量


2019年にラトビアでは109.85リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを88.25リットル・ワインを4.52リットル消費しています。

ラトビア語でアルコールは「alkohols(アルコホルス)」です。


他のヨーロッパと比べ飲酒量が高い

ラトビアは他のヨーロッパ諸国と比べ飲酒量が多くなっています。飲酒量は非常に多くなっていますが、過去1年間に全く酒を口にしなかった人も70%と非常に多く、「非常に度数の高い酒を大量に摂取」する人が多くなっていると思われます。


10時以降は酒の購入が不可能

ラトビアのガソリンスタンドにはコンビニエンスストアが併設されているのが普通で、酒類やエナジードリンクの販売がおこなわれています。これらのコンビニエンスストアでは夜10時以降の酒・エナジードリンクの販売が法律で禁止されており、購入が不可能になっています。

日本 酒消費量費量


2019年に日本では35.57リットルの酒が消費されていて、一人あたりビールを21.71リットル・ワインを2.82リットル消費しています。


若者は酒を飲まない

日本でも若者の「酒離れ」が顕著になっています。Covid-19の蔓延により外出が減り、職場の親睦を深めるためのコミニケーションの場としておこなわれた「飲み会」なども減少しています。今後これらのイベントは更に減少すると思われ、酒離れが加速すると思われます。

まとめ


世界情勢の悪化により、物価が上昇しています。酒の原料価格も上昇しており、今後の値上げが懸念されています。物価の上昇と共に酒を買い控える人も増加すると思われ、更なる酒離れに拍車がかかると思われます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: Stocksnap.ioからCC0ライセンスの写真を加工・利用しています。

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