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子供の数が減っている?世界の出生率 ランキング

先進国の出生率が大きく減少

中国・日本を含めた先進国の多くで出生率が大きく低下しています。結婚を望まない人・経済的に子供を育てにくいなど様々な要因があり、出生率は更に低下する可能性があります。

世界ではどの国でどのくらいの子供が生まれるのでしょうか?

世界の出生率
ランキング

世界の出生率
世界一位 ニジェール
世界二位 チャド
世界三位 コンゴ民主共和国

世界の出生率ランキング
Total fertility rate, per woman

出生率
2023年
1人あたり
1ニジェール
(Niger)
6.7
2チャド
(Chad)
6.1
3コンゴ民主共和国
(Democratic Republic
of the Congo)
6.1
4ソマリア
(Somalia)
6.1
5中央アフリカ
(Central African
Republic)
5.8
6マリ
(Mali)
5.8
7アンゴラ
(Angola)
5.1
8ナイジェリア
(Nigeria)
5.1
9ブルンジ
(Burundi)
4.9
10ベナン
(Benin)
4.8
11ブルキナファソ
(Burkina Faso)
4.6
12タンザニア
(Tanzania)
4.6
13ガンビア
(Gambia)
4.5
14モザンビーク
(Mozambique)
4.5
15アフガニスタン
(Afghanistan)
4.4
16ウガンダ
(Uganda)
4.4
17カメルーン
(Cameroon)
4.3
18コートジボワール
(Ivory Coast)
4.3
19モーリタニア
(Mauritania)
4.3
20セネガル
(Senegal)
4.3
21南スーダン
(South Sudan)
4.3
22スーダン
(Sudan)
4.3
23ギニア
(Guinea)
4.2
24ザンビア
(Zambia)
4.2
25赤道ギニア
(Equatorial Guinea)
4.1
26トーゴ
(Togo)
4.1
27コンゴ共和国
(Republic of
the Congo)
4.0
28エチオピア
(Ethiopia)
4.0
29リベリア
(Liberia)
4.0
30ソロモン諸島
(Solomon Islands)
3.9
31コモロ
(Comoros)
3.8
32ギニアビサウ
(Guinea-Bissau)
3.8
33マラウイ
(Malawi)
3.8
34サモア
(Samoa)
3.8
35シエラレオネ
(Sierra Leone)
3.8
36エリトリア
(Eritrea)
3.7
37マダガスカル
(Madagascar)
3.7
38ルワンダ
(Rwanda)
3.7
39サントメ
プリンシペ
(Saint Thomas
and Prince)
3.7
40バヌアツ
(Vanuatu)
3.7
41イエメン
(Yemen)
3.6
42ガーナ
(Ghana)
3.5
43フレンチ領ギニア
(French Guiana)
3.4
44ガボン
(Gabon)
3.4
45イラク
(Iraq)
3.4
46パレスチナ
(Palestine)
3.4
47ザンビア
(Zambia)
3.4
48パキスタン
(Pakistan)
3.3
49ケニア
(Kenya)
3.2
50キリバス
(Kiribati)
3.2
51ナミビア
(Namibia)
3.2
52トンガ
(Tonga)
3.2
53パプアニューギニア
(Papua New Guinea)
3.1
54タジキスタン
(Tajikistan)
3.1
フランス
(France)
1.8
アメリカ
(America)
1.7
イギリス
(U.K)
1.6
フィンランド
(Finland)
1.4
ポルトガル
(Portugal)
1.4
イタリア
(Italy)
1.3
日本
(Japan)
1.3
スペイン
(Spain)
1.3
タイ
(Thailand)
1.3
ウクライナ
(Ukraine)
1.3
中国
(China)
1.2
シンガポール
(Singapore)
1.0
韓国
(Korea)
0.9
出典: ©United Nation Population Fund
データを元にfumib.netがリストを作成

各国の出生率
情報

アフリカの国々の出生率が高い
アフリカ諸国の出生率が非常に高く、特に貧困地域が多くなります。
アフリカでの主に出生率が高い理由は

1. 避妊具が購入できない
2. 子供も労働力になるため生活の安定のため
2. 子供の死亡率が高いためできるだけ多くの子供を産む

などがあげあれます。

アフリカで出生率が低下している国
アフリカの国々でも出生率の減少している国があり、「エジプト」などがその一つです。

新生児の死亡率が減少
医療の進歩により、新生児の死亡率が減少しています。出生率の高いアフリカでは著しく都市化が進んでおり、将来的に出生率が低下します。世界の人口は2100年あたりをピークに緩やかに減少するとされ、人口はおよそ100億人になると予想されています。

出生率をあげるには?
日本の場合、現在の出生率を保持すると、2100年の人口は約7,000万人になると予想されています。これは個人的な考えですが、日本は出生率の上昇を考えるのでは無く、高齢化やその後の人口減少に合わせた社会の構築をおこなう方が合理的だと思います。

しかし、出生率の減少は国の衰退を招きます。同じく人口減少が著しい「韓国」の人口は2100年に2,400万人になるとされ、国の衰退させないために出生率を上昇させる必要があると思われます。

ニジェール
出生率 情報

ニジェールの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は6.7人です。

乳児の死亡率は高い
ニジェールは非常に高い出生率を保持しており、女性一人あたり6人以上の子供を平均的に産みます。しかし、子供の栄養や健康状態が悪く、乳児の死亡率や、1歳~4歳までの子供の死亡率が非常に高くなります。

ニジェールの平均寿命
ニジェールの平均寿命58.53才(2010年~2015年)です。

1995年~2000年の平均寿命が45.01才であり、10年以上平均寿命が伸びています。 これは医療の発達や普及などにより、2005年~2010年の乳児死亡率が減少した事などが大きな要因です。

2100年のニジェール
1億5,000万人を超える人口を有する国になると予想されています。

チャド
出生率 情報

チャドの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は6.1人です。

多くの部族が暮らす国
国内に多くの部族が混在しており、扱われる言語は100言語を超えます。部族は他の部族と結婚するのが一般的ですが、しばしば近親者同士の結婚もおこなられます。

チャドの平均寿命
チャドの平均寿命51.67才です。(2010年から2015年)

2005年~2010年の乳児死亡率1000人あたり90人を超えていますが、医療が普及してきており、乳児死亡率は減少しています。

コンゴ民主共和国
出生率

コンゴ民主共和国の出生率
女性一人あたりの特殊出生率は6.1人です。

多くの民族
コンゴ民主主義共和国は国内に250以上の民族グループが存在しています。様々な言語が利用されていますが、「フランス語」「スワヒリ語」の話者が多く存在します。

コンゴ民主共和国の平均寿命
コンゴ民主主義共和国の平均寿命58.10才(2010年~2015年)であり、アフリカの中では高くなります。

2005年~2010年の乳児死亡率1000人あたり100人を超えています。医療の普及は進んでいますが、現在も貧困や子供の栄養状態が悪く、乳児の死亡に繋がっています。

ソマリア
出生率

ソマリアの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は6.1人です。

ソマリアの出生
ソマリア国内では族内婚(同じグループ内の結婚)が一般的におこなわれますが、同盟関係を拡大させるため、別のグループの民族との結婚がおこなわれます。

ソマリアの平均寿命
ソマリアの平均寿命54.86才です。(2010年~2015年)

平均寿命は上昇してきており、今後も医療の普及により平均寿命が上昇すると予想されます。

中央アフリカ
出生率 情報

中央アフリカの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は5.8人です。


中央アフリカの乳児の死亡率
中央アフリカは国内の紛争や貧困などにより、乳児の死亡率が非常に高い傾向があります。

医療インフラの不足
国内は病院、診療所、医師が不足しており、とくに農村部は医療にアクセスしにくい状態が続いています。また、エイズ、マラリア、結核などの病気も蔓延しており、医療のインフラが整うには時間がかかると思われます。

マリ
出生率 情報

マリの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は5.8人です。


マリはイスラム教の国
国民の90%がイスラム教の国です。イスラム教徒の出生率は世界的に高い傾向があり、人口増加に繋がっています。

若年層が多い
マリの人口の大部分が若年層で占められています。一般的に一家族が大家族である傾向があり、子供を多く持つ事が一般的だと考えられています。

アンゴラ
出生率 情報

アンゴラの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は5.1人です。

アンゴラの平均寿命

アンゴラは「ポルトガル」の影響が強く、カトリック教徒が人口の約半分を占めます。

アンゴラの平均寿命は60.19才(2010年~2015)であり、比較的にアフリカの中では高くなります。2005年~2010年の乳児死亡率1000人あたり104人です。

ナイジェリア
出生率 情報

ナイジェリアの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は5.1人です。


人口が多い国
ナイジェリアの人口は2020年に2億人を超えており、2100年には5億人を超えるとされ、インド、中国に次ぐ世界を支える次世代の国の一つです。

都市部と農村部に大きな差
ナイジェリアの「ラゴス」は1千万人を超える大都市であり、医療インフラがある程度整っていますが、農村部などは医療へのアクセスが難しく、病院や医師が不足しています。

ブルンジ
出生率 情報

ブルンジの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は4.9人です。


ブルンジはどこ?
ブルンジは東アフリカに属する国であり、2020年の人口は1,200万人を超えています。2100年には4000万を超える国になるとされ、アフリカを支える国の一つとして成長すると予想されます。

医療へのアクセスは乏しい
都市部では比較的に簡単に医療サービスを受ける事ができますが、他のアフリカ諸国同様に農村部では医療サービスを受ける事が難しくなります。医療施設や医師なども不足しており、医療機関の拡充や医療人材の確保、健康教育の強化などが進められています。

ベナン
出生率 情報

ベナンの出生率
女性一人あたりの特殊出生率は4.8人です。


2100年の人口は4,000万人を超える
ベナンは2020年に人口1,200万人を超える国で、2100には4,000万人を超えると予想されます。

都市部と農村部に差が有
他のアフリカ諸国同様に農村部での医療サービスを受ける事が難しくなります。アフリカ諸国は農村部に人口が密集している場合も多く、適切な医療を受ける事ができない人が多く存在します。

まとめ

先進国と発展途上国に大きな差
出生率は先進国と発展途上国で大きな違いがあります。先進国の多くで著しく出生率の低下がみられる国が多く、2100年には現在の人口から30%から50%減少する国も多くなります。

人口のピークは2080年
人口のピークは2080年のされ、その後緩やかに減少すると予測されてます。現在、アフリカを中心に非常に高い出生率がありますが、地球の人口が増加し続けるという事は無いと思われます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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