日本人の必要摂取カロリーは1日に女性の場合は1400~2000カロリー・男性の場合は2200±200とされています。
世界では一日にどれくらいカロリーを摂取しているのでしょうか?
世界のカロリー 摂取量 ランキング
世界の小麦の消費量
世界一位 アイルランド
世界二位 アメリカ
世界三位 ベルギー
カロリー摂取量ランキング
Dairy Caloric Supply (kcal/person/day)
国 | 平均摂取カロリー (1日) (Kcal) 2018年 | |
1 | アイルランド (Ireland) ![]() | 3,885 |
2 | アメリカ (America) ![]() | 3,782 |
3 | ベルギー (Belgium) ![]() | 3,769 |
4 | トルコ (Turkey) ![]() | 3,711 |
5 | オーストリア (Austria) ![]() | 3,695 |
6 | アイスランド (Iceland) ![]() | 3,654 |
7 | ルーマニア (Romania) ![]() | 3,581 |
8 | カナダ (Canada) ![]() | 3,566 |
9 | ドイツ (Germany) ![]() | 3,554 |
10 | ポーランド (Poland) ![]() | 3,537 |
11 | イスラエル (Israel) ![]() | 3,528 |
12 | イタリア (Italy) ![]() | 3,503 |
13 | フランス (France) ![]() | 3,502 |
14 | モンテネグロ (Montenegro) ![]() | 3,500 |
15 | ポルトガル (Portugal) ![]() | 3,480 |
16 | クウェート (Kuwait) ![]() | 3,471 |
17 | ルクセンブルク (Luxembourg) ![]() | 3,465 |
18 | チュニジア (Tunisia) ![]() | 3,450 |
19 | マルタ (Malta) ![]() | 3,420 |
20 | 韓国 (Korea) ![]() | 3,420 |
21 | モロッコ (Morocco) ![]() | 3,412 |
22 | リトアニア (Lithuania) ![]() | 3,411 |
23 | デンマーク (Denmark) ![]() | 3,401 |
24 | オーストラリア (Australia) ![]() | 3,391 |
25 | ギリシャ (Greece) ![]() | 3,382 |
26 | ノルウェー (Norway) ![]() | 3,371 |
27 | アルバニア (Albania) ![]() | 3,360 |
28 | スイス (Switzerland) ![]() | 3,354 |
29 | ロシア (Russia) ![]() | 3,345 |
30 | イギリス (U.K) ![]() | 3,344 |
31 | キューバ (Cuba) ![]() | 3,344 |
32 | フィンランド (Finland) ![]() | 3,343 |
33 | マカオ (Macao) ![]() | 3,327 |
34 | スペイン (Spain) ![]() | 3,322 |
35 | アルジェリア (Algeria) ![]() | 3,322 |
36 | ハンガリー (Hungary) ![]() | 3,316 |
37 | アラブ首長国連邦 (AUE) ![]() | 3,314 |
38 | アルゼンチン (Argentina) ![]() ![]() | 3,307 |
39 | サウジアラビア (Saudi Arabia) ![]() | 3,307 |
40 | ボスニア ヘルツェゴビナ (Bosnia and Herzegovina) ![]() | 3,307 |
41 | ブラジル (Brazil) ![]() | 3,301 |
42 | オランダ (Netherlands) ![]() | 3,297 |
43 | エジプト (Egypt) ![]() | 3,292 |
44 | チェコ (Czech) ![]() | 3,277 |
45 | ベラルーシ (Belarus) ![]() | 3,270 |
46 | 香港 (Hong Kong) ![]() | 3,267 |
47 | エストニア (Estonia) ![]() | 3,247 |
48 | ラトビア (Latvia) ![]() | 3,229 |
49 | 中国 (China) ![]() | 3,206 |
50 | ウルグアイ (Uruguay) ![]() | 3,202 |
51 | ニュージーランド (New Zealand) ![]() | 3,191 |
52 | スロベニア (Slovenia) ![]() | 3,191 |
世界平均 | 2,928 | |
日本 (Japan) ![]() | 2,705 |
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO
国別カロリー摂取量
世界の平均摂取カロリーは1日約2,928カロリーです。日本の平均摂取カロリーは世界平均を下回っており、アジアの平均摂取カロリーの2,833カロリーよりも低い水準になっています。
アイルランド カロリー消費量
2018年のアイルランドの1日の平均摂取カロリーは3,885カロリーで、2016年の肥満率は26.90%になります。
ヨーロッパの肥満率は高い
2018年のヨーロッパの肥満率は25.30%で、非常に高水準になっています。アイルランドはヨーロッパの平均肥満率を超えており、肥満による深刻な健康被害などが発生しています。アイルランドの国民もカロリー摂取量に敏感になっており、レストランのメニューなどにもカロリーの表示を求めるなどの対策がおこなわれています。
赤身の肉や炭水化物の摂取量が多い
アイルランドは肉によるカロリー摂取が一番多く、次いで菓子やパン、乳製品などによる非常にカロリーの高い食事が国内で多く摂取される傾向があります。とくに肉の消費量は非常に多く、イギリスの約3倍の肉をアイルランド国内で消費しています。
ジュースの摂取量も多い
アイルランドではソフトドリンクによるカロリー摂取量も非常に多く、1日にソフトドリンクにより100カロリー以上のエネルギーが摂取されています。
アメリカのカロリー摂取量
2018年のアメリカの1日の平均摂取カロリーは3,782カロリーで、2016年の肥満率は37.30%になります。
アメリカの肥満率は非常に高水準
アメリカの肥満率は肥満率がとくに高い太平洋の島国を除いて世界一の肥満率になっています。アメリカのスーパーでは高カロリーな炭水化物を非常に低価格で提供しており、低所得者はこれらのカロリーが高く安い食品を購入する傾向が高くなっています。
アメリカで健康的な食事を心がける事は非常にお金がかかり、高所得者は食事や運動にお金をかける傾向が高く、肥満率が低くなっています。
アメリカで一番売れている飲み物は「水」
アメリカで一番売れている飲み物はソフトドリンクではなく「水」です。アメリカでは健康に気を使う人が増加しており、ソフトドリンクの売り上げは年々減少しています。その代わりに水の売り上げが上昇しており、現在アメリカで一番売れている飲み物は水になっています。
ベルギーのカロリー摂取量
2018年のベルギーの1日の平均摂取カロリーは3,769カロリーで、2016年の肥満率は24.50%になります。
チョコレートの消費量は世界10位以下
日本ではベルギーと言えば「チョコレート」の印象が非常に強いですが、実際のチョコレート消費量は世界10位以下で、ヨーロッパではベルギーと言えば「ワッフル」という印象が強くなっています。
ソフトドリンクの消費量が多い
ベルギーではソフトドリンクの消費量が非常に多く、15歳以上の1/5が1日に1回以上のソフトドリンクを飲んでおり、ヨーロッパで最大になります。
「ソーダ税」の導入
ソフトドリンクの過剰摂取を危惧している国は多く、これらの国々ではソフトドリンクに「ソーダ税・砂糖税」などを設けており、購入に税金がかかります。ベルギーでも2015年から「ソーダ税」を導入しており、1リットルあたり11.9セント(16円 2022年4月)の税金がかかります。しかし、非常に低い税率に設定されており、あまり効果が得られていません。
トルコのカロリー摂取量
2018年のベルギーの1日の平均摂取カロリーは3,711カロリーで、2016年の肥満率は32.20%になります。
非常に高い肥満率
トルコの肥満率はヨーロッパの平均をはるかに超えています。中東の肥満率はアメリカに次いで高く、2016年にクウェートで37.00%、サウジアラビアで35.00%、カタールで33.90%、ヨルダンで33.40%になっています。
パンの消費量が多い
中東や西アジアではパンの消費量が非常に多く、主食として非常に多くのパンが消費されています。
トルコは農業大国
トルコは農業大国で、非常に多くの作物や家畜を生産しています。食生活は隣国のギリシャや中東の豊な食生活をうけており、国内で様々な食事が提供されています。
摂取目安カロリーは日本と同じ
トルコでは一日の適切な摂取カロリーは男性が2500~2700カロリー、女性が2000カロリーと日本とあまりかわりません。肥満による健康被害も多く発生しており、なんらかの対策が必要と思われます。
オーストリアのカロリー摂取量
2018年のオーストリアの1日の平均摂取カロリーは3,695カロリーで、2016年の肥満率は21.90%になります。
運動不足
オーストリアの食事は隣国の影響を強く受けており、「シュニッツェル」のような高カロリーな揚げ物も非常に好まれる傾向がありますが、肥満率はヨーロッパの平均を下回っています。国内では運動不足が問題視されており、子供の1日の運動量が30分以下と非常に少なく問題になっています。
オーストリア人は山好き
オーストリアには山が多く、山登りやハイキングによく出かけます。肥満率が低いのはこのようなアクティビティが多いからだとも言われており、ウインタースポーツの強豪国になっています。
アイスランドのカロリー摂取量
2018年のアイスランドの1日の平均摂取カロリーは3,654カロリーで、2016年の肥満率は23.10%になります。
魚の消費量世界一
アイスランドでは魚の消費量が非常に多く、2019年に海水魚を年間91.19kg、淡水魚を10.01kg消費する魚大国です。アイスランドは気候上、塩が生産しにくい環境にであるため魚を干物に加工し、長期保存が可能な状態にします。日常的に干物が食べており、魚の消費量が多くなっています。
太り気味の人は非常に多い
アイスランドでは肥満率はヨーロッパの中でも平均的ですが太り気味の人は非常に多く、アイスランドの男性の約68%、女性の51%が太り気味です。太り気味人は増加しており、医療費の増加・生産性の低下・平均寿命の低下など非常に大きな問題につながっています。
ルーマニアのカロリー摂取量
2018年のルーマニアの1日の平均摂取カロリーは3,581カロリーで、2016年の肥満率は24.50%になります。
ルーマニアでも危惧される肥満
ルーマニアでも肥満率が上昇しており、肥満による健康被害の悪化が危惧されています。
栄養失調と肥満
ルーマニアにはジプシー(遊牧民)が非常に多く、人口の約3.4%がジプシーになります。ヨーロッパではジプシーを差別する傾向があり、都市部から離れた場所で農業や集落で固まって生活している事が多くなっています。ジプシーは子供の栄養失調率が高く、乳幼児の死亡率が高い傾向がありますが、同時にジプシー全体の肥満率も上昇しており、栄養失調と肥満の問題を同時に抱えています。
カナダのカロリー摂取量
2018年のルーマニアの1日の平均摂取カロリーは3,566カロリーで、2016年の肥満率は31.30%になります。
太り気味の人は約64%
カナダでも非常に肥満率が高く、太り気味の人にかんしては2017年に64%と過半数を大きく超えています。カナダでは肥満の人を支援するプログラムなどを受けている人が非常に少なく、何らかの対策が必要とされています。肥満は子供にも増加しており、深刻な問題になっています。
アメリカに近い食生活
カナダの食生活もアメリカに近く、カロリーの高い炭水化物やお菓子などが非常に安い価格で購入する事が可能です。果物や野菜の摂取量が低く、肥満に繋がりやすいライフスタイルを送っています。
ポーランドのカロリー摂取量
2018年のポーランドの1日の平均摂取カロリーは3,537カロリーで、2016年の肥満率は25.60%になります。
飲料可能な水道水
ポーランドでは水道水の飲料が可能ですが、水道水の品質に不安を感じる人が多く、ソフトドリンクや加糖されたフルーツジュース、炭酸飲料などが非常に多く消費されています。
導入された「ソーダ税」
ポーランドでも他の多くのヨーロッパ諸国と同様にソーダ税が導入されています。税金は砂糖・甘味料やジュース・カフェインを含むソフトドリンクやエナジードリンクに適応され、1リットルあたり0.50ズウォッティ(14円 2022年4月)の税金がかけられています。
日本のカロリー摂取量
2018年の日本の1日の平均摂取カロリーは2,705カロリーで、2016年の肥満率は4.40%になります。
アジアの平均摂取カロリーを下回る日本
日本は肥満率が非常に低い国の一つで、1日の平均摂取カロリーは世界平均・アジア平均を下回っています。
炭水化物摂取量の減少
日本のカロリー摂取量の減少の主な要因は炭水化物の摂取量の減少です。日本人は米を主食としていますが、カロリーの高い米の消費量は減少が続いており、日本人のカロリー摂取量の減少の要因の一つになっています。
日本の米の消費量は低い
日本の米の消費量は2019年に一人当たり年間79.98kgで、世界15位以下になります。中国では米の摂取量が一人当たり128.08kgと多く、摂取カロリーもヨーロッパと同じぐらいの水準になっています。
まとめ
日本人の平均摂取カロリーの減少と因果関係はわかりませんが、平均身長も低下傾向にあります。炭水化物を控える事はカロリーを減少させる事に大きく繋がりますが、過度のダイエッは危険です。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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