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ガーナが世界一じゃない?世界のカカオ 生産量ランキング

アフリカ・東南アジアで生産される
カカオ

カカオはチョコレートの原料で、アフリカや東南アジアなどの高温多湿な気候で栽培される植物です。日本の気候では栽培が難しく、海外から輸入しています。

世界ではどの国がどのくらいカカオを生産しているのでしょうか?

世界のカカオ
生産量 ランキング

世界のカカオ豆生産量
世界一位 コートジボアール
世界二位 ガーナ
世界三位 インドネシア

世界のカカオ豆 生産量ランキング
Cocoa beans
Production (tonnes/year)

生産量
(t)
2022年
世界5,874,581.94
コートジボワール2,230,000.00
ガーナ1,108,662.93
インドネシア667,296.00
エクアドル337,149.41
カメルーン300,000.00
ナイジェリア280,000.00
ブラジル273,873.00
ペルー171,176.75
ドミニカ共和国75,900.00
コロンビア62,158.00
オセアニア47,896.44
メラネシア47,384.89
パプアニューギニア42,000.00
ウガンダ35,000.00
ベネズエラ29,325.00
メキシコ28,114.83
インド28,000.00
ギニア24,271.32
コンゴ20,000.00
コンゴ民主共和国20,000.00
リベリア20,000.00
シエラレオネ18,000.00
マダガスカル15,000.00
トーゴ14,000.00
タンザニア14,000.00
グアテマラ11,661.87
フィリピン10,446.07
ニカラグア9,641.75
ボリビア5,791.55
ソロモン諸島4,000.00
サントメ・プリンシペ3,000.00
パナマ1,500.00
ベトナム1,500.00
キューバ1,429.00
バヌアツ1,253.58
スリランカ1,221.00
ドミニカ1,000.00
赤道ギニア1,000.00
ハイチ1,000.00
ホンジュラス1,000.00
コスタリカ800.00
マレーシア493.00
サモア480.18
ポリネシア480.18
ガイアナ479.56
アンゴラ450.17
グレナダ433.00
エルサルバドル400.48
トリニダード・トバゴ300.00
セントビンセント
グレナディーン諸島
227.76
ジャマイカ222.00
東ティモール175.07
ベリーズ152.00
中央アフリカ共和国134.13
フィジー131.31
タイ123.72
ガボン100.00
コモロ42.54
ミクロネシア連邦31.37
セントルシア29.00
スリナム4.59
ベナン0.00
台湾0.00
トンガ0.00

各国のカカオ
情報

カカオベルト
カカオベルトは平均気温が27度以上(18度~32度)で、年間降水量が1,000mm(1,500~2,500mm)を超える地域です。


カカオのエネルギー
カカオのエネルギーは1グラム4~5カロリーです。通常、市販の「板チョコ」の重さは約50~60グラムであり、カカオの含有量は30%~40%含まれています。

「世界のカカオ・チョコレートの消費量ランキング」の記事はこちらです。よろしかったらご覧ください。


コートジボワール
カカオ 情報

コートジボワールのカカオ
コートジボワールで利用されているフランス語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

世界一のカカオ生産国
コートジボワールは世界最大のカカオ生産国です。世界で生産される約40%のカカオがコートジボワールで生産されており、ガーナと比べても生産量に大きく差があります。

コートジボワールのカカオ生産地
主にカカオ生産はコートジボワールの東部でおこなわれていましたが、気候変動の影響や連作障害などの問題が発生しており、現在はコートジボワールの中部・西部でカカオ生産がおこなわれています。

労働に従事する児童
コートジボワールは非常に貧困層が多い国であり、カカオ農園の労働者も貧困層が多くなります。家庭を助けるために児童がカカオ栽培に従事している事が多く、大きな問題になっています。

児童労働からの保護
児童労働から子供を保護するために「生産物の輸入停止」などの対策をとる国がありますが、収入を奪うケースに繋がる恐れがあります。これらの問題にはそれぞれの家庭の事情があるため、先進国からの視点だけではなく、包括的に物事を考える必要があります。

適正ではないカカオの価格
ヨーロッパやアメリカなどの大手チョコレートメーカーが「市場価格を大きく下回る非常に安い価格でカカオを購入する問題」があり、コートジボワール政府はカカオの国際市場の価格の60%以上に設定する要求をおこなっています。

ガーナ
カカオ 情報

日本はガーナからカカオを輸入
日本はガーナから多くのカカオを輸入しており、日本で消費されるカカオの7割がガーナから輸入されています。ガーナは国内で生産されるカカオを政府が管理しており、非常に高品質なカカオが生産されています。

ガーナのカカオ生産地
主に中南部の「アシャンティ州」、中部の「ブロング=アハフォ州」、南部の「セントラル州」、中南東部の「イースタン州」、南西部の「ウェスタン州」、南東部の「ヴォルタ州」で生産しており、ガーナの南部全体でカカオ栽培がおこなわれています。

小規模農家が多い
ガーナだけではありませんが、アフリカでカカオ栽培を行なう農家は小規模農家が多くなります。ガーナはカカオの価格が固定価格で取引されており、国内の主要な生産品の一つです。

インドネシア
カカオ 情報

インドネシアのカカオ
インドネシア語でカカオは「Coklat(チョクラート)」です。

インドネシアのカカオ生産
インドネシアも非常に多くのカカオを生産しています。近年、インドネシア産のカカオの質が向上しており、輸出量・生産量が増加しています。

日本はインドネシアから7千トンを超えるカカオを輸入しており、日本が輸入するカカオ全体の約13%程度になります。輸入量は増加傾向にあり、今後もインドネシア産のカカオの輸入が増加すると思われます。

インドネシアのカカオ生産地
主にスラウェシ島の「中部スラウェシ州」「南スラウェシ州」「南東スラウェシ州」「西スラウェシ州」、スマトラ島の「西スマトラ州」「ランプン州」「アチェ州」「北スマトラ州」、ジャワ島の「東ジャワ州」、小スンダ列島の「東ヌサ・トゥンガラ州」、ニューギニア島の「西部パプア州」で生産されています。

ブラジル
カカオ 情報

ブラジルのカカオ
ブラジルで利用されているポルトガル語でカカオは「Cacau(カカオ)」です。

ブラジルのカカオ生産地
主に北部の「パラー州」、北西部の「アマゾナス州」、西部の「ロンドニア州」、東部の「エスピリトサント州」でカカオの生産が多くなっています。

カカオ栽培は難しい
カカオの栽培は4~5年かかります。一度成長したカカオの木から60~70年の間カカオが生産されますが、実を付けるカカオは一部になります。ブラジル北部はカカオ栽培に適した気候を有しており、非常に質の良いカカオが生産されています。

アフリカからカカオを輸入している
ブラジルは多くのカカオを生産していますが、国内のカカオの需要は非常に高く、アフリカから多くのカカオを輸入しています。

エクアドル
カカオ 情報

エクアドルのカカオ
エクアドルで利用されているスペイン語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

エクアドルのカカオ生産
南米エクアドルは非常に多くのカカオを生産しいており、日本もエクアドルからカカオを輸入しています。エクアドル産のカカオは非常に質が良く、「世界一品質の高いカカオを生産する国」といわれています。エクアドルのみで生産されるカカオ種も存在しており、世界から注目が集まっています。

エクアドルのカカオ生産地
主に西部の「グアヤス県」、中西部の「ロス・リオス県」、西部の「マナビ県」、北西部の「エスメラルダス県」、南西部の「エルオロ州」、南西部の「サンタ・エレーナ県」でカカオ生産がおこなわれています。

カメルーン
カカオ 情報

カメルーンのカカオ
カメルーンで利用されているフランス語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

カメルーンはどこ?
カメルーンはアフリカ大陸の南西部の位置しており、イギリス・フランスの植民地だった事からフランス語・英語・ドイツ語などが公用語として利用されています。

カメルーンのカカオ生産地
主に中央部の「中央州」、南西部の「南西州」、南西部の「リトラル州」、南部の「南部州」でカカオ生産がおこなわれています。

石油産出国
カメルーンは石油産出国で、非常に多くの石油を海外へ輸出しています。カカオは石油に次ぐ輸出品で、カメルーンの経済を支える重要な生産品です。

ナイジェリア
カカオ 情報

ナイジェリアのカカオ生産
ナイジェリアは非常に多くのカカオを生産していますが、日本はナイジェリア産のカカオを輸入していません。ナイジェリアは人口が爆発的に増加しており、今後、カカオ生産量は増加すると思われます。

ナイジェリアのカカオ生産地
主に南西部の「オンド州」「オグン州」「アクワ・イボム州」、南東部の「クロスリバー州」、中南西部の「エキティ州」「オスン州」「オヨ州」、南部の「デルタ州」などでカカオ生産がおこなわれています。

ペルー
カカオ 情報

ペルーのカカオ生産量
ペルーで利用されているスペイン語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

ペルーのカカオ生産地
ペルーは北西から南東にわたり「アンデス山脈」が続いており、アンデス山脈を利用したカカオが生産おこなわれています。主に南東の「クスコ県」「アヤクーチョ県」、北部の「アマソナス県」、中部の「フニン県」などでカカオが生産がおこなわれています。

カカオの原産地
カカオの原産地は南米のアンデス山脈からアマゾン川の支流地域とされています。

カカオの輸出先
ペルーで生産されたカカオは主に米国・イタリア・オランダ・ベルギー・インドネシアなどに輸出されています。

ドミニカ共和国
カカオ 情報

ドミニカ共和国のカカオ
ドミニカ共和国で利用されているスペイン語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

ドミニカ共和国のカカオ生産地
主に南部の「サンペドロ・デ・マコリス州」、西部の「El Seibo Province(エル・セイボ州)」、中西部の「Monte Plata(モンテ・プラタ州)」でカカオが生産がおこなわれています。

輸出量が増加している
ドミニカ共和国で生産されたカカオは近年輸出が増加しており、アメリカ・オランダ・ベルギー・メキシコ・スペインなどへ輸出されています。ドミニカ共和国では近年、有機栽培のカカオが増加しており、今後も輸出量が増加すると思われます。

コロンビア
カカオ 情報

コロンビア共和国のカカオ
コロンビアで利用されているスペイン語でカカオは「Cacao(カカオ)」です。

コロンビアのカカオ生産地
コロンビア全土でカカオ生産がおこなわれていますが、主に中北部の「サンタンデール県」、東部の「アラウカ県」、「ノルテ・デ・サンタンデール県」でカカオ生産量が多くなります。

小規模農家が多い
コロンビアのカカオ農家は小規模農家が多く、主に「森林農業」がおこなわれています。

「森林農業」とは?
英語圏では「アグロフォレストリー」と呼ばれ、樹木を植栽しながら農作物を栽培する方法で、森林と共存した農業の形です。農業には森林の伐採などが必要になり、環境破壊に繋がる恐れがあります。

シエラレオネ
カカオ 情報

シエラレオネのカカオ生産地
主に東部州の「Gola Rainforest(ゴラ熱帯雨林)」「Kailahun District(カイラフン地区)」「Kenema(ケネマ)」「Kono District(コノ地区」などでカカオ栽培がおこなわれています。カカオの栽培は主にシエラレオネの東部でおこなわれていますが、南部でも限定的にカカオ生産がおこなわれています。

内戦による農園へのダメージ
シエラレオネは長期間による内戦が続き、多くのカカオ農園がダメージを受けています。国内で生産されるカカオの質も悪化しており、販売価格が市場価格を大きく下回るなどカカオ農家に大きな打撃を与え続けています。

日本
カカオ 情報

日本のカカオ生産量
日本は小笠原諸島などで試験的にカカオ栽培がおこなわれていますが、生産量は限定的です。

まとめ

カカオの生産国の増加
カカオの生産国が増加しており、生産国のカカオの質が向上しています。日本は主にアフリカからカカオを生産していますが、今後、輸入先が多角化する可能性があります。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Cocoa beans, Production (t)" (English) 1961-2022年. ©FAO 2024. 2021年07月09日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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