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世界の青唐辛子 生産量ランキング

ピーマンはナス科トウガラシ属で、「トウガラシ」に分類されます。青唐辛子は完熟すると赤くなり、ピーマンは青唐辛子の辛味成分となる「カプサイシン」が少なくなるように品種改良した植物になります。

青唐辛子はどの国がどれくらい生産しているのでしょうか?

世界の青トウガラシ
産量ランキング


世界の青唐辛子 生産量
世界一位 中国
世界二位 メキシコ
世界三位 インドネシア


世界の青唐辛子 生産量ランキング
Chilles and peppers, green - Production (Tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
2020年
世界合計36,136,996
1中国
(China)
16,680,927
2メキシコ
(Mexico)
2,818,443
3インドネシア
(Indonesia)
2,772,594
4テュルキエ
(Turkiye)
2,636,905
5スペイン
(Spain)
1,472,850
6エジプト
(Egypt)
1,055,605
7ナイジェリア
(Nigeria)
762,174
8アルジェリア
(Algeria)
717,659
9アメリカ
(America)
715,220
10オランダ
(Netherlands)
430,000
11チュニジア
(Tunisia)
420,000
12イタリア
(Italy)
247,620
13韓国
(Korea)
243,424
14ニジェール
(Niger)
239,556
15カザフスタン
(Kazakhstan)
227,548
16北マケドニア
(North Macedonia)
204,919
17ウクライナ
(Ukraine)
181,290
18ペルー
(Peru)
176,162
19ギリシャ
(Greece)
164,290
20ポーランド
(Poland)
158,800
21イスラエル
(Israel)
149,245
22アルゼンチン
(Argentina)
147,912
23モロッコ
(Morocco)
143,884
24日本
(Japan)
142,800
25ベネズエラ
(Venezuela)
138,963
26コロンビア
(Colombia)
127,733
27ガーナ
(Ghana)
119,405
28ルーマニア
(Romania)
118,130
29ネパール
(Nepal)
116824
30シエラレオネ
(Sierra Leone)
111,513
31スリランカ
(Sri Lanka)
110,834
32ベナン
(Benin)
108,934
33セルビア
(Serbia)
106,562
34アルバニア
(Albania)
103,056
35ヨルダン
(Jordan)
95,559
36オマーン
(Oman)
92,815
37イラン
(Iran)
92,318
38ハンガリー
(Hungary)
87,120
39シリア
(Syria)
77,705
40エチオピア
(Ethiopia)
74,007
41インド
(India)
70,980
42ウズベキスタン
(Uzbekistan)
67,825
43カナダ
(Canada)
65,479
44グアテマラ
(Guatemala)
64,846
45キューバ
(Cuba)
62,570
46チリ
(Chile)
61,729
47スーダン
(Sudan)
55,108
48ポルトガル
(Portugal)
54,500
49アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
54,420
50カメルーン
(Cameroon)
54,100
51ブルガリア
(Bulgaria)
50,990
52ドミニカ共和国
(Dominican Republic)
47,807
53ドミニカ国
(Dominica)
47,418
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2020年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO



各国の青唐辛子 生産量


青唐辛子の重さ・エネルギー

青唐辛子1本の重さは約5gで、エネルギーは約4.8Kcalになります。


青唐辛子とピーマンの関係

ピーマンはナス科トウガラシ属で、「トウガラシ」の仲間になります。「Green Pepper(グリーンペッパー)」「Sweet pepper(スイートペッパー)」「Paprika(パプリカ)」「Bell pepper(ベルペッパー)」とアメリカでは呼ばれています。

ピーマンも青唐辛子も同種なので、ピーマンの生産量も青唐辛子に含まれます。そのため日本でも多くの生産量があります。


ピーマンはなんで辛くないの?

ピーマンは青唐辛子の辛み成分となる「カプサイシン」が無くなるように品種改良した植物です。明治以降にアメリカから伝わり、現在では一般的に消費される食べ物です。


辛くない青唐辛子

「シシトウ」もナス科トウガラシ属です。シシトウは「シシトウガラシ」の訳で、ピーマンと同種になります。


青唐辛子は赤くなる

トウガラシは青唐辛子を完熟させた植物です。非常に多くの種類が存在しており、辛さも大きく違います。一般的に辛くない種は「甘味種」と呼ばれ、辛い種は「辛味種」と分類されています。


なぜ暑い地方で「トウガラシ」は好まれるの?

トウガラシを食べる事で「発汗」し、体温が下がります。また、トウガラシには「腐敗効果」があります。これは科学的に解明されており、辛味成分が強いほど「害虫」などに実をかじられる確率が下がります。お米などにトウガラシを入れておく事でもある程度の防虫効果があります。

中国
青唐辛子 生産量


2020年に中国は16,680,927トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の46.16%が中国で生産されています。

中国語で青唐辛子は青辣椒(シンラージャオ)」です。ピーマンは「青椒(シンジャオ)」と呼ばれます。


中国の青唐辛子生産

中華料理には青唐辛子が頻繁に利用され、重要な食材の一つとして生産されています。


中国の青唐辛子生産地

中国では北東部の山西省(さんせいしょう)・東部の山東省(さんとうしょう)・北東部の内モンゴル自治区・吉林省(きつりんしょう)・黒龍江省(こくりゅうこうしょう)などの北東部で多く生産されています。


日本も冷凍食品などで利用される青唐辛子は中国から多く輸入しています。


中国の青唐辛子の歴史

青唐辛子は100年以上前に伝わりました。唐辛子は17世紀に伝わり観賞用として栽培されていましたが、「サンショウ」などのスパイスを多用する地方に受け入れられ、現在では一般的な食材の一つとして利用されています。


辛い料理で有名な四川料理

中国西部の四川省の料理がとくに辛く、非常に多くの「トウガラシ」「サンショウ」「コショウ」が料理に利用されます。四川省は盆地で湿気・気温が多く、非常に暑い土地になります。

メキシコ
青唐辛子生産量


2020年にメキシコは2,818,443トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の7.79%がメキシコで生産されています。

メキシコで利用されているスペイン語で青唐辛子はChile verde(チリ ベルデ)です。ピーマンはpimiento verde(ピメントベルデ)」です。


メキシコ料理は辛いものが多い

メキシコには非常に多くの青唐辛子が存在しており、辛い料理を好むメキシコに欠かせない食材です。「甘味種」も好まれており、タコスなどの様々な料理に利用されています。


メキシコの青唐辛子生産地

メキシコでは主に北西部のチワワ州、シナロア州中部のサカテカス州、サン・ルイス・ポトシ州、ソノラ州、西部のハリスコ州ミチョアカン州、中部のグアナフアト州 、北西部のバハ・カリフォルニア州、北部のドゥランゴ州などで多くの青唐辛子が生産されています。

インドネシア
青唐辛子 生産量


2020年にインドネシアは2,772,594トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の7.67%がインドネシアで生産されています。

インドネシア語で青唐辛子は「Cabai Hijauジャビ ヒジャーウ)」です。


インドネシアの青唐辛子生産地

インドネシアでは主にカリマンタン島東部の東カリマンタン州、カリマンタン島北部の北カリマンタン州、カリマンタン島西部の西カリマンタン州、スマトラ島西部の西スマトラ州、スマトラ島から東へ行ったバンカ島、ブリトゥン島のバンカ・ブリトゥン州で生産が多くなっています。


インドネシアは辛い食べ物を好む

インドネシアでは辛い物が好まれます。日常的に辛い物を消費しており、インドネシア料理も辛い料理が多いのが特徴的です。


唐辛子は輸入している

粉末の「赤唐辛子」は中国から多く輸入しています。日本も同様で、中国が非常に多く生産しており、安い価格で購入する事が可能になっています。

テュルキエ
青唐辛子 生産量


2020年にテュルキエは2,636,905トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の7.29%がテュルキエで生産されています。

テュルキエ語で青唐辛子はYeşil Biberイェーシリ ビバール)です。


テュルキエの食文化

テュルキエでもピーマンや青唐辛子が日常的に消費されます。テュルキエ料理にも辛い料理は存在しますが、基本的には辛さは「アクセント」を付ける程度で上品な味の料理が多いのが特徴です。オリーブオイル・バターなどを多用し、地中海料理や中東料理など様々な食文化の影響を受けています。


テュルキエの青唐辛子生産地

テュルキエの青唐辛子は主に地中海やエーゲ海に面した地域、西部のチャナッカレ県・マニサ県・南部のアダナ県・南東部のシャンルウルファ県・南西部のアンタルヤ県・北西部のブルサ県・北部のサムスン県などでスパイスが多く生産されています。

スペイン
青唐辛子 生産量


2020年にスペインは1,472,850トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の4.07%がスペインで生産されています。

スペイン語で青唐辛子は「Chile verde(チリ ベルデ)」です。


スペインは辛味の強い料理は少ない

メキシコ料理はスペインの文化の影響を受けていますが、スペインでは辛味の強い料理は多くありません。スペイン産のパプリカやピーマンはヨーロッパ諸国に多く輸出されています。


スペインの青唐辛子生産地

スペインでは主に南部アンダルシア州のアルメリア県・南東部ムルシア州のムルシア県での生産が多くなっています。

エジプト
青唐辛子 生産量


2020年にエジプトは1,055,605トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の2.92%がエジプトで生産されています。

エジプトで利用されているアラビア語で青唐辛子は「الفلفل الحار الأخضر(アルフィルフル ハール アルアクハダール)」です。


エジプトの青唐辛子生産地

エジプトでは北部のブハイラ県や北シナイ県などの北部で青唐辛子生産が盛んにおこなわれています。生産には地下水や「点滴灌漑:点滴のように水を与える方法」などの灌漑農業などにより青唐辛子栽培がおこなわれています。


エジプトの青唐辛子

エジプトでは青唐辛子がピクルスやペーストに加工される事が多くなっています。エジプト料理は中東や地中海料理の影響を強く受けており、辛い料理は多くありませんが、辛味を好む人も多くなっています。香辛料は非常に多く利用され、様々な料理に利用されます。

ナイジェリア
青唐辛子 生産量


2020年にナイジェリアは762,174トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の2.10%がナイジェリアで生産されています。

ナイジェリアでは公用語で「英語」が利用されています。


ナイジェリアの青唐辛子生産地

ナイジェリアでは主に中北部のカドゥナ州・北部のカノ州ジガワ州カツィナ州・北西部のソコト州・中東部のプラトー州バウチ州など主に北部で唐辛子などが多く生産されています。


国内需要量が増加

ナイジェリアでは人口増加などにより青唐辛子の需要が増加しています。輸出も多くの国へおこなわれており、今後ナイジェリアの青唐辛子生産は増加すると思われます。

アルジェリア
青唐辛子 生産量


2020年にアルジェリアは717,659トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の1.98%がアルジェリアで生産されています。

ナイジェリアで利用されているアラビア語で青唐辛子は「الفلفل الحار الأخضر(アルフィルフル ハール アルアクハダール)」です。


アルジェリアの青唐辛子生産地

アルジェリアでは北部のゲルマ県などで唐辛子生産がおこなわれており、農業は主に北部でおこなわれています。


ヨーロッパで人気の調味料「ハリッサ」

アルジェリアでは生産された唐辛子が「Harissa(ハリッサ)(アリッサ)」に加工される事が多くなっています。ハリッサはチュニジアが発祥の調味料で、ニンニク・コリアンダー・オリーブオイル・唐辛子などを組み合わせた調味料です。

アメリカ
青唐辛子 生産量


2020年にアメリカは715,220トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の1.97%がアメリカで生産されています。


アメリカのピーマン生産地

アメリカでは主に東部のフロリダ州でピーマンが生産されています。その他は西部のカルフォルニア州・南部のテキサス州・北東部のニュージャージー州・東部のノースカロライナ州でも生産されています。


アメリカではメキシコ料理が人気

アメリカではメキシコ料理が非常に人気があります。メキシコからの移民も多く、本格的なメキシコ料理がアメリカの各地で食べる事が可能になっています。

オランダ
青唐辛子 生産量


2020年にオランダは430,000トンの青唐辛子を生産しています。

世界で生産されている青唐辛子の1.18%がオランダで生産されています。

オランダ語で青唐辛子は「Groene Chili(グルーエネシリ)」です。


ピーマンの語源

ピーマンの語源はフランス語の「piment(ピーマン)」や、スペイン語の「pimiento(ピメント)」が語源とされています。これらの意味は「トウガラシ」で、ピーマンは「西洋トウガラシ」「甘トウガラシ」と呼ばれていましたが、区別されるようになり「ピーマン」と呼ばれるようになりました。


オランダでも多くの青唐辛子が生産されている

オランダでは「温室栽培」などにより多くのパプリカ・ピーマンなどが多く生産されています。

まとめ


日本では茨城県・宮崎県・高知県・鹿児島県・岩手県などで多く生産されており、世界的に見ても非常に多く生産している国の一つです。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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