写真: https://pixabay.com

Food

中国が生産大国!世界のニンニク 生産量ランキング

世界で生産される「ニンニク」の大多数が中国で生産されており、世界中に輸出しています。日本国内でも国産品と比較される事が多く、世界中で購入する事ができます。

世界でニンニクはどの国がどのくらい生産しているのでしょうか?

世界のにんに
生産量 ランキング

世界のニンニクの生産量
世界一位 中国
世界二位 インド
世界三位 バングラデシュ

ニンニク 生産量ランキング
Garlic
Production (tonnes/year)

生産量
(t)
2022年
世界 29,149,437.66
中国 21,337,797.51
インド 3,208,000.00
バングラデシュ 526,819.00
エジプト 396,477.59
スペイン 281,900.00
大韓民国 272,759.00
エチオピア 218,806.97
ウズベキスタン 210,347.90
アメリカ合衆国 204,797.00
ミャンマー 203,292.29
アルジェリア 202,059.51
ウクライナ 188,980.00
ブラジル 181,149.00
アルゼンチン 154,685.27
ロシア 147,743.54
ペルー 113,572.62
パキスタン 107,986.00
メキシコ 89,487.69
キルギスタン 75,561.00
ネパール 74,763.00
朝鮮民主主義
人民共和国
74,331.27
タイ 62,565.00
カザフスタン 61,894.45
イラン 59,926.73
台湾 53,542.76
シリア 50,344.00
テュルキエ 47,487.00
インドネシア 30,582.31
グアテマラ 29,978.18
スーダン 28,416.03
イタリア 27,870.00
チュニジア 25,426.34
アゼルバイジャン 24,164.90
ルーマニア 22,500.00
チリ 21,647.44
ベラルーシ 21,443.60
日本 20,714.01
ポーランド 20,500.00
フランス 19,430.00
アルバニア 19,038.70
マリ 18,101.36
ベネズエラ 14,679.12
ニジェール 14,358.33
アンゴラ 13,075.00
タジキスタン 11,494.19
モロッコ 11,180.20
キューバ 10,689.00
コロンビア 10,687.76
モルドバ共和国 8,300.00
アルメニア 8,294.90
ギリシャ 6,400.00
ポルトガル 6,200.00
タンザニア 6,185.69
フィリピン 5,884.93
ハンガリー 5,480.00
オマーン 5,207.00
リビア 4,841.93
ボスニア
ヘルツェゴビナ
4,676.00
北マケドニア 4,440.00
イラク 3,655.00
ケニア 3,486.15
セルビア 3,373.00
イエメン 3,247.99
トルクメニスタン 3,142.83
ドミニカ共和国共和国 3,023.08
ジョージア 2,800.00
レバノン 2,763.92
マダガスカル 2,583.77
ボリビア 2,557.75
ヨルダン 2,316.51
ナイジェリア 2,249.74
オランダ 2,170.00
カナダ 1,973.00
ニュージーランド 1,928.46
オセアニア 1,928.46
モンゴル 1,603.60
オーストリア 1,470.00
ブルガリア 1,290.00
エクアドル 1,288.15
スロバキア 1,090.00
チェコ 1,030.00
ハイチ 1,027.11
クロアチア 970.00
モンテネグロ 945.80
ウルグアイ 884.97
ラトビア 870.00
マラウイ 742.85
スロベニア 740.00
パレスチナ 698.64
イスラエル 670.00
リトアニア 670.00
マルタ 480.00
クウェート 458.49
スイス 396.00
東ティモール 393.93
エストニア 300.00
ブータン 297.13
パラグアイ 217.78
ジンバブエ 211.52
ホンジュラス 192.13
カーボベルデ 86.36
スウェーデン 80.00
フィンランド 50.00
モーリシャス 49.00
ベルギー -
南スーダン -

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
データを元にFumib.netがリストを作成

各国のニンニク生産量

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
2021年のデータを元にFumib.netがグラフを作成

ニンニクの重さ・エネルギー
ニンニクは1個約85g、エネルギーは約100Kcalです。

ニンニクの原産地
中央アジア原産とされていますが、野生原種(品種の元となる野生種)は見つかっていません。

ニンニクの見分け方
中国はニンニクを収穫の際に特殊な機械を利用するため、「ニンニクの底」が綺麗な円の形になる事が多くなります。「国産」「スペイン産」のニンニクは底に「ヒゲ」がある物が多く、判断基準として利用されます。

また、国産のニンニクは水分量が多い傾向があり、中国産のニンニクは輸入にある程度時間を要するため乾燥している傾向があります。

「世界のトウガラシの生産量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。


中国
ニンニク 生産

中国のニンニク
中国語でニンニクは「蒜(スアン)」です。

ニンニクの大多数が中国産
世界中で生産されているニンニクの大多数が中国で生産されています。生産量世界二位のインドと比較しても約10倍程のニンニクが中国国内で生産されており、生鮮・冷凍・乾燥ニンニクが世界中に輸出されています。

中国のニンニク生産地
中国のニンニクは年間を通して生産されていますが、3月・7月・8月・10月に生産量が増加する傾向があります。「山東省(さんとんしょう)」「河南省(かなんしょう)」「江蘇省(こうそしょう)」で非常に多くのニンニクが生産されており、国内で生産されるニンニクの50%が山東省で生産されています。

輸出量も非常に多く、世界中で販売されているニンニクの多くが山東省で生産されたニンニクになります。

山東省金郷県で生産されるニンニク
「山東省金郷県(きんきょう-けん)」で生産されるニンニクは非常に品質が高く、日本へも多く輸出されています。国内で開催された「農業博覧会」でも高い評価を受けており、ニンニクの名産地として有名です。

インド
ニンニク 生産

インドのニンニク
インドで使用されるヒンディー語でニンニクは「लहसुन(ラハスン)」です。

宗教によりニンニクを食べない
インド料理は多くのスパイスを利用する事が多く、ニンニクもスパイスの一つとして利用されています。しかし、厳格なヒンドゥー教徒・ジャイナ教徒はニンニクを食べません。

なぜヒンドゥー教はニンニクを食べない?
ヒンドゥー教は五葷(ごくん)という戒律があり、「ニンニク」「ニラ」「ラッキョウ」「玉ねぎ」「アサツキ(ネギの一種)」を食べません。五葷は仏教にも戒律が存在し、「ニンニク」「ニラ」「ネギ」「ラッキョウ」「ノビル(ネギの一種)」を食べる事を禁じています。

厳格なヒンドゥー教は食に対するルールが多く、基本的にインド料理しか食べません。

なぜジャイナ教はニンニクを食べないの?
厳格なジャナイ教もニンニクを食べません。ニンニクを掘り起こす際に「小さな虫」などを死なせてしまう可能性があり、殺生が禁じられているジャイナ教は「土の中で育つ野菜」の消費を避けます。また、「精力が付かないように食べない」という理由もあります。

インドのニンニク生産地
主に中部の「マディヤプラデーシュ州」、北西部の「グジャラート州」、南東部の「オリッサ州」、北西部の「ラージャスターン州」、西部の「マハーラーシュトラ州」でニンニク栽培がおこなわれています。

バングラデシュ
ニンニク 生産

バングラデシュのニンニク
バングラデシュで使用されているベンガル語でにニンニクは「রসুন(ロシューン)」です。

インドの食文化を強く受けている
バングラデシュは隣国インドの食生活の影響を強く受けおり、日常的に「カレー」などインド料理を消費します。国内では多くの料理にニンニクが利用されていており、バングラデシュ料理の味を左右する重要なスパイスの一つです。

バングラデシュとインドの大きな違い
バングラデシュとインドでは信仰する宗教が異なります。

バングラデシュは「イスラム教」を信仰する人が国民の約90%、ヒンドゥー教を信仰する国民が9%です。インドはヒンドゥー教を信仰する国民が80%、イスラム教を信仰する国民が13%であり、イスラム教とヒンドゥー教の割合が大きく異なります。

バングラデシュのニンニク生産地
主に北西部の「Natore District(ナトレ県)」のニンニク生産が顕著であり、国内で生産されるニンニクの30%がナトレ県で生産されています。

エジプト
ニンニク 生産

エジプトのニンニク
エジプトで利用されているアラビア語でニンニクは「ثوم(ソーム)」です。

古代からニンニクが利用されていた
エジプトは古代からニンニクを消費しており、ピラミッドを建設した労働者も強壮剤などとしてニンニクを利用していました。その他には擦り傷などをおった負傷者などの患部にニンニクを張り「化膿止め」として利用するなど、様々な用途で使われていました。

エジプトのニンニク生産地
主に中部の「ミニヤー県」「ベニ・スエフ県」、北東部の「シャルキーヤ県」、「ダカリーヤ県」などナイル川下流の「ナイルデルタ地域」でニンニクの栽培がおこなわれています。

アメリカへの輸出先を模索
エジプトはロシア・ウクライナへニンニクを輸出していましたが、世界情勢の悪化により「輸出先の多角化」をおこなっています。アメリカなど安定した国への輸出を視野に入れており、今後、様々な国への輸出がおこなわれる可能性があります。

スペイン
ニンニク 生産

スペインのニンニク生産量
スペイン語でニンニクは「Jengibre(ジェンギーブレ)」です。

スペインのニンニク生産地
スペインはヨーロッパ最大のニンニク生産地です。スペインは温暖な気候を有しており、質の良いニンニクが生産されています。スペイン中部に位置する「クエンカ県」は国内でも非常に質の良いニンニクが栽培されており、世界中に輸出しています。

日本でもクエンカ県で栽培されたニンニクが販売されており、購入する事が可能です。

ニンニク生産は主にクエンカ県がある中部の「カスティーリャ=ラ・マンチャ州」、北部の「アンダルシア州」、中北西部の「カスティーリャ・イ・レオン州」、中部の「マドリード州」、中南西部の「エストレマドゥーラ州」などでおこなわれています。

水不足
国内では井戸水などの「地下水」の減少が問題になっています。

ニンニクは「連作障害:同じ作物を生産し続けると土地の栄養が減り、生産量が減少する現象」を起こす作物です。スペインでは連作障害を避けるために3~4年に一度、「ニンニクの栽培する場所を変更」するなどの対策を行なっています。

作物の栽培には基本的に井戸水が利用される事が多く、様々な場所に井戸が設置されています。地下水は年々減少しており、「新たに井戸の設置」する事を厳しく管理しています。

韓国
ニンニク 生産

韓国のニンニク
韓国語でニンニクは「마늘(マーネル)」です。

韓国料理の決め手はニンニク
韓国では国内で非常に多くのニンニクを生産しており、生産量は日本の10倍以上になり、消費量も日本の10倍以上です。韓国料理はニンニクが加えられる事が多く、日常的なスパイスの一つとして利用されます。

「キムチ」にもニンニクが多様され味の決め手となりますが、キムチは各家庭で味付けが異なり、ニンニクを利用しないでキムチを作る家庭も多く存在します。

韓国のニンニク生産地
韓国では主に生産されるニンニクが2種類あります。

プップヨン型(北部型)
薄紫色をしたニンニクで韓国の在来種と言われています。主に北部で生産されています。

ナムジヨン型(南部型)
スペインや中国のニンニクを品種改良したニンニクで、主に南部で生産されています。

ウクライナ
ニンニク 生産

ウクライナのニンニク
ウクライナ語でニンニクは「часник(チャスヌィク)」です。

大打撃を受けたニンニク産業
ウクライナは2022年のロシア軍の侵攻によりニンニク産業が大打撃を受けています。攻撃を受けたニンニク加工場も多く、ヨーロッパへの輸出が困難になっています。

中国から輸入されるニンニク
ウクライナは自国で多くのニンニクを生産していますが、中国から非常に多くのニンニクを輸入しています。ウクライナはニンニクの加工所が多く存在しており、中国産のニンニクを避けるバルト三国・カナダ・オランダに輸出しています。

ミャンマー
ニンニク 生産

ミャンマーのニンニク
ミャンマー語でニンニクは「ကြက်သွန်ဖြူ(カットスワンフー)」です。

ミャンマーのニンニク生産地
主に東部の「シャン州タウンジー県」でニンニク生産がおこなわれています。生産されたニンニクは主にタイへ輸出され、ミャンマーの経済を支える重要な生産物の一つになっています。

タマネギの生産も多い
ミャンマーでは「タマネギ」の生産量も多く、生産したタマネギをバングラデシュ、インド、パキスタン、マレーシア、タイ、中国に輸出しています。

農業の課題
ミャンマーは農業大国であり、国内で様々な農作物の栽培がおこなわれています。「果物」の生産量も多く、「マンゴー」などの高級フルーツも栽培されていますが、生産品の保管に必要な「冷蔵可能な倉庫」が少なく、「生産品が痛む」などの問題が発生しています。

タマネギやニンニクの輸送も問題が多く、「在庫を多く抱える」などの問題が発生しています。これら問題は今後解決できる可能性が高く、生産品の輸出量が増加する可能性があります。

アルジェリア
ニンニク 生産

アルジェリアのニンニク
アルジェリアで利用されているアラビア語でニンニクは「ثوم(ソーム)」です。

アルジェリアのニンニク生産地
アルジェリアでは北部の「ミラ県」などで多くのニンニクが生産されています。

ウズベキスタン
ニンニク 生産

ウズベキスタンのニンニク
ウズベキスタンで利用されるウズベク語でニンニクは「sarimsoq(サリムソク)」です。

深刻な水不足
ウズベキスタンでは「綿花」などの栽培が盛んにおこなわれており、国内の水資源が減少しています。

水不足の原因
ソビエト連邦統治下時に綿花栽培の基盤が構築されており、ウズベキスタンでは現在も多くの綿花栽培をおこなっています。綿花の栽培は非常に多くの水が必要になり、灌漑で利用されていた「アラル海」が枯渇するなど大きな問題に繋がっています。

点滴灌漑
ウズベキスタンは限られた水資源を最大活用するために、水を点滴のように与える「点滴灌漑」がおこなわれています。点滴灌漑は日本でも良くおこなわれる方法で、水の利用を極限にまで抑える事が可能です。近年は携帯電話などで水量を確認できる「スマート農業」が導入されており、適切な水やりなどがアプリケーションなどを通して管理されています。日本でも導入する農家が増加しています。

ロシア
ニンニク 生産

ロシアのニンニク
ロシア語でニンニクは「чеснок(チェスノ―ク)」です。

ロシアのニンニク生産地
主に北コーカサスの「クラスノダール地方」「ダゲスタン共和国」「ロストフ州」の生産が多く、これらの地域で生産されるニンニクは国内で生産されるニンニクの70%を超えています。

北コーカサスはロシアの台所
北コーカサスは温暖な気候を利用して様々な作物を栽培しています。ロシアで生産される多くの作物が北コーカサスで生産されており、非常に重要な土地になります。

中国から輸入されるニンニク
ロシアは国内で消費されるニンニクの多くが中国から輸入されています。国内で消費される約20%が中国産のニンニクで、輸入量の80%が中国からの輸入品です。

日本
ニンニク 生産

日本のニンニク生産地
主に青森県・北海道・香川県などでニンニクが生産されています。日本で生産されるニンニクの大多数が青森県で生産されており、非常に質の高いニンニクが青森県で生産されています。

中国産のニンニクが多い
日本も多くのニンニクを生産していますが、低価格な中国産も多く販売されています。中国はニンニクの大量生産がおこなわれており、日本だけではなく世界中で中国産のニンニクを購入する事が可能です。

国産と中国産のニンニクは何が違うの?
圧倒的に「鮮度」が異なります。中国のニンニクも非常に質が良く、世界中で販売されていますが、輸入にある程度の時間を要するために鮮度が下がっています。

まとめ

中国のニンニク
世界中で販売されている多くが「中国」で生産されています。ニンニクは多くの国で生産されており、国内品と中国で生産されたニンニクが同時に販売されている事が多くなります。

今回は以上です。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

-Food