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カリブ海の消費量が多い!世界のオレンジ・ミカン 消費量ランキング

北欧でも多く消費されるミカン・オレンジ

「オレンジ」「ミカン」は暖かい気候で栽培される果物であり、日本でも多く栽培されています。

食料供給量(Food supply quantity)とは?
その期間に人間の食料として利用可能な商品の総量になります。データにはその食べ物が加工された物も含まれます。詳しくは©FAO 「食料供給量(Food supply quantity)の定義」をご覧ください。

世界ではどの国がどのくらいオレンジ・ミカンを消費しているのでしょうか?

世界のオレンジ・ミカン
供給量 ランキング

世界のオレンジ・ミカンの消費量
世界一位 セントルシア
世界二位 ドミニカ国
世界三位 オランダ

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世界のオレンジ・ミカン
消費量ランキング kg/年
Oranges, Mandarines
Food supply quantity

世界のオレンジ・ミカン
情報

世界のオレンジ・ミカン
ミカンは英語で「Mandarin(マンダリン)・Tangerine(タンジェリン)です。世界中で様々な品種のオレンジ・ミカンが販売されており、日本の「温州ミカン」も「Satsuma(サツマ)」という名で世界中で栽培されており人気があります。

オレンジやミカンは一般的に10月から1月にかけて収穫される果物です。「ヨーロッパ」「中国」はクリスマス・新年を祝うフルーツとして定番です。

重さ・エネルギー
重さは「オレンジ」が一個約200g、「ミカン」が1個約100gです。エネルギーは100gあたり約40~50カロリーです。

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セントルシア
オレンジ・ミカン 情報

セントルシアはどこ?
セントルシアはカリブ海に位置する島国です。観光客が多く訪れる国であり、国内で多くのオレンジが消費されます。

セントルシアのオレンジ
主に島の南部で生産されており、南部の「ビュー・フォート地区」の生産量が多くなります。セントルシアは温暖な気候を有しており、非常に質の良いオレンジを含む柑橘系フルーツを生産しています。

ドミニカ国
オレンジ・ミカン 情報

ドミニカ国はどこ?
ドミニカ国はカリブ海に浮かぶ島国の一つです。美しい自然を有しており、多くの観光客が訪れる国です。

カリブ海には「ドミニカ共和国」も存在しており、英語で「Dominica」と訳されている場合はドミニカ共和国を指す事が多くなります。ドミニカ共和国は日本の北海道の半分程度の面積を有しており、「ハイチ」と国境を接しています。

オレンジの生産国
ドミニカ国は「Layou River Valley(ラユー川渓谷)」「南西海岸地域」で質の良い「レモン」「オレンジ」が栽培されており、主要な輸出品の一つです。「ラユー川」はドミニカ国最大の河川です。

オランダ
オレンジ・ミカン 情報

オランダのオレンジ
オレンジはオランダ語で「oranje(オランイェ)」です。

オレンジはオランダの重要な果物
オレンジ色は現王家オラニエ=ナッサウの紋章のカラーであり、国旗にも使われています。オレンジは国を象徴する果物であり、国内で多く消費されます。国王の誕生日である4月27日~28日は「King's day(キングスデー)」とされ、オレンジ色の服を着て祝います。

王国を訪ねる際は「国旗の色」「王家を象徴する色」を身に着ける事はマナーであり、ロイヤルカラーは非常に重要になります。

オランダのオレンジの消費
オレンジは一般的に消費される果物ですが、国内の気候はオレンジの栽培に適しておらず、生産は限定的です。

ルクセンブルグ
オレンジ・ミカン 情報

ルクセンブルグのオレンジ
オレンジはルクセンブルグ語で「orange(オーハンジ)」です。

ルクセンブルグのオレンジ消費
国内はオレンジの生産に適した土地を有しておらず、大規模に生産されていません。しかし、国内でオレンジはメジャーな果物であり、非常に多くのオレンジが国内で消費されます。

輸入品が多い
ルクセンブルグは自国で可能な農業が限られているため、輸入品が多くなります。ルクセンブルグはEUに属しており、EU内から多くの果物を輸入しています。

ポルトガル
オレンジ・ミカン 情報

ポルトガルのオレンジ
ポルトガル語でオレンジは「laranja(ラランジャ)」です。

ポルトガルの「アルガルベ」はオレンジの名産地
ポルトガルの最南端に位置する「アルガルベ」はオレンジ生産が有名な場所であり、ポルトガルに存在するオレンジの木の80%以上がアルガルベに集中しています。

アルガルベは温暖な気候であり、非常に多くの観光客が街を訪れます。

オレンジのシーズンは11月~3月のため、夏の旅行シーズンに旬のオレンジを食べる事ができませんが、「オレンジを利用したデザートや料理」を一年中楽しむ事ができます。

オマーン
オレンジ・ミカン 情報

オマーンのオレンジ
オマーンで利用されるアラビア語でオレンジは「البرتقالي(アルブルトカリーウ)」です。

オマーンはどこ?
オマーンは「アラビア半島」の東に位置する国であり、「サウジアラビア」「イエメン」と国境を接しています。温暖な気候を有していますが非常に乾燥しているため、オレンジの生産は限定的です。

国内のオレンジ
国内ではオレンジの輸入も多く、日常な果物として一般的に消費されます。

セントクリストファー・ネイビース
オレンジ・ミカン 情報

セントクリストファー・ネイビースはどこ?
セントクリストファー・ネイビースはカリブ海に浮かぶ島国の一国であり、国内でオレンジを生産しています。

セントクリストファー・ネイビース
オレンジ生産地
主にセントクリストファー島で多くのオレンジを生産しています。国内で生産したオレンジは海外へも輸出されており、国内外で多く消費されます。

セントビンセント・グレナディーン
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セントビンセント・グレナディーンはどこ?
セントビンセント・グレナディーンはカリブ海に浮かぶ島国の一つです。カリブ海の島国は「オレンジ」「グレープフルーツ」などの柑橘系の果物の消費が多く、日常的に消費される果物です。

また、カリブ海は温暖な気候を有しており、国内で多くの柑橘系フルーツが生産されており、海外へも輸出しています。

ノルウェー
オレンジ・ミカン 情報

ノルウェーのオレンジ
ノルウェー語でオレンジは「oransje(オランシェ)」です。

ノルウェーのオレンジ消費
ノルウェーは寒冷な気候を有しており、国内でオレンジ生産はおこなわれていませんが、温室などを利用して限定的に生産しています。

ノルウェーの果物
ノルウェーで生産される果物は「リンゴ」「イチゴ」「ラズベリー」「ブラックベリー」などが有名です。夏になると市場は販売されるイチゴとラズベリーで真っ赤に染まります。

輸入果物が多い
国内では多くの果物を生産する事が出来ないため、輸入品が多くなります。輸入品は「スペイン」「イタリア」などの南ヨーロッパから多く輸入され、国内の市場・スーパーマーケットなどで購入する事が可能です。

スペイン
オレンジ・ミカン 情報

スペインのオレンジ
スペイン語でオレンジは「naranja(ナランハ)」です。

生産したオレンジはヨーロッパへ
スペインは非常に多くのオレンジやミカンを生産しており、多くのヨーロッパ諸国へ輸出しています。ヨーロッパ圏以外にも多く輸出されており、スペイン産の「オレンジジュース」「ジャム」などが日本へ輸出されています。

「バレンシアオレンジ」
スペイン産じゃないの?
「バレンシア州」はスペインの東部であり、州で多くのオレンジを生産していますが、「バレンシアオレンジ」はアメリカの「カルフォルニア州」が原産地です。

「バレンシアオレンジ」により有名になった南カルフォルニア州の街が「バレンシア」と名付けられ、現在はカルフォルニア州にバレンシアが存在します。

日本のオレンジは米国産が多い
日本で輸入しているオレンジは「米国」「オーストラリア」が多くなります。

パラグアイ
オレンジ・ミカン 情報

パラグアイのオレンジ
パラグアイで利用されるスペイン語でオレンジは「naranja(ナランハ)」です。

パラグアイはどこ?
パラグアイは南米の中南部に位置する国であり、「ブラジル」「ボリビア」「アルゼンチン」と国境を接しています。日系パラグアイ人も多く在住しており、日系人は1万人を超えています。

パラグアイの農業
国内で様々な農作物が栽培されており、柑橘類の果物の他に「モモ」「バナナ」「イチゴ」「ナシ」「パパイヤ」「マンゴー」「リンゴ」「スイカ」などが商用的に栽培されます。

暖かい気候を有しており、国内で南国のフルーツを中心として様々な農作物が生産されています。

ジャマイカ
オレンジ・ミカン 情報

料理に利用されるオレンジ
ジャマイカ料理は「オレンジ」を加える事が多く、ジャマイカのソウルフード「ジャークチキン」は「ライム」「オレンジ」をチキンに漬け込み焼きます。

カリブ諸国は「柑橘系のフルーツ」の消費量が多い傾向があり、「レモン」「グレープフルーツ」なども多く消費されます。

モロッコ
オレンジ・ミカン 情報

モロッコのオレンジ消費量
モロッコで利用されるアラビア語でオレンジは「البرتقالي(アルブルトカリーウ)」です。

モロッコで生産されるオレンジ
モロッコは約40種の「オレンジ」を生産していますが、主に生産されるのは「Maroc late(マロックレイト)」「Navel Orange(ネーブル)」です。

マロックレイト」
「マロックレイト」は完熟が遅い品種であり、皮が非常に厚く「輸出」に適した品種です。みずみずしいオレンジであり、「ジュース」へ加工される事が多くなります。

ネーブルオレンジ」
「ネーブルオレンジ」は日本でも有名な品種であり、国内にはネーブルオレンジから品種改良をおこなったオレンジが多く存在します。「バレンシアオレンジ」と比べると酸味が少ないとされ、生食に適しています。

イタリア
オレンジ・ミカン 情報

イタリアのオレンジ
イタリア語でオレンジは「arancia(アランシャ)」です。

「タロッコオレンジ」「モロオレンジ」
「Sanguinello(サンギネッロ)」「Tarocco(タロッコ)」「Moro(モロ):シチリア島などで栽培」などの果肉が赤い品種「ブラッドオレンジ」が生産されており、日本へも輸出されています。

ブラッドオレンジは適度な酸味で人気があり、主に隣国の「スイス」「ドイツ」「オーストリア」に輸出されています。

天候不順による生産量の減少
イタリアは「気候変動」の影響と思われる天候不順により、生産量の増減が大きくなります。「大雨」による災害なども頻繁に発生しており、成熟の遅れなどが発生しています。

米国
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減少するオレンジ生産量
米国の柑橘類生産業は近年「害虫がもたらす深刻な病気」「気候変動と思われる天候不順」「輸入競争」「農家の縮小」「労働力不足」など様々な問題に直面しており、オレンジを含めた果物の生産量が減少傾向です。

フロリダ州とカルフォルニア州
主に「フロリダ州」と「カルフォルニア州」で生産しています。全体的にフロリダ州がオレンジを多く生産していますが、果実が緑色になる「カンキツグリーニング病」などの病気の発生しており、生産量が減少しています。

メキシコ
オレンジ・ミカン 情報

メキシコのオレンジ
メキシコで利用されるスペイン語でオレンジは「naranja(ナランハ)」です。

オレンジハチミツ
日本では「メキシコ」でオレンジの花から採れたハチミツが人気です。ハチミツはフルーティな味わいと爽やかな甘さがあり、パンに利用するだけではなく、料理の味付けとしてオレンジハチミツを加える人も多くなります。

オレンジ生産大国
メキシコはオレンジの生産大国であり、「ミチョアカン州」「ベラクルス州」などで多くのオレンジを生産しています。また、多くの「オレンジジュース」にも加工され、米国などに輸出しています。

シリア
オレンジ・ミカン 情報

シリアのオレンジ
シリアで利用されるアラビア語でオレンジは「البرتقالي(アルブルトカリーウ)」です。

ジャッファ・オレンジ
「Jaffa orange(ジャッファ・オレンジ)」は「パレスチナ」で品種改良されたオレンジであり、皮が厚く種がありません。ジャッファ・オレンジは「中東」「テュルキエ(旧トルコ)」でも生産されており、シリアでも多くのジャッファ・オレンジが生産されています。

シリアのジャム生産
国兄では冬の間に「オレンジ」を煮込んで作った「ジャム」をつくる習慣があります。オレンジの皮を長時間煮込んだ「オレンジの砂糖漬け」なども多くの家庭で作られ、保存食として利用されます。

紛争による被害
シリアでは長い間紛争が続いたため、職や生活基盤を失った人が多く、「普通の生活」をおくる事が非常に困難です。「ジャム作り」は一部の余裕があるシリア人がおこなっています。

ボリビア
オレンジ・ミカン 情報

ボリビアのオレンジ
ボリビアで利用されるスペイン語でオレンジは「naranja(ナランハ)」です。

ボリビアはどこ?
ボリビアは中南米に位置する国であり、日本の約3.3倍の面積を有する大きな国です。「ペルー」「アルゼンチン」「パラグアイ」「チリ」「ブラジル」と国境を接しています。

「キノットオレンジ」
ボリビアはイタリア産地の「Chinotto(キノット):オレンジに似た果実」が生産されます。

キノットはオレンジに似た果実をつける植物であり、実は苦みが強く、酒の原料などに利用される事が多くなりますが、生食も可能です。

輸送ルートの問題
ボリビアは南米の内陸部に位置しており、生産した作物を海外へ輸出する場合、長距離輸送をおこなう必要があります。ボリビアは生産された作物の輸送中に「輸送中に果物が傷む」などの問題が発生しており、インフラを整える必要があります。

ギリシャ
オレンジ・ミカン 情報

ギリシャのオレンジ
ギリシャ語でオレンジは「πορτοκάλι(ポルトガリ)」です。

ギリシャのオレンジ生産
西部に位置する「エトリア=アカルナニア県のKalivia(カリビア)」で非常に多くのオレンジが生産されています。カリビアは「アヘロオス川」の豊かな水源を利用した農業が盛んであり、300年以上オレンジ生産をおこなっています。

「ナヴェリーナオレンジ」
「ナヴェリーナオレンジ」はカリビアの豊かな土地で生産されるオレンジであり、カリビアで生産されるオレンジの70%がナヴェリーナオレンジです。一般的な「ネーブルオレンジ」よりも早熟ですが、実は大きく生食に適したオレンジです。

日本
オレンジ・ミカン 情報

ネーブルオレンジ」が一般的
日本は酸味の少ない「ネーブルオレンジ」の生産量が多くなります。「ネーブルオレンジ」を品種改良した品種が多く、「甘みが非常に強い」オレンジも多く存在します。

オレンジ」の生産地
日本のオレンジの生産地は「広島県」「静岡県」「和歌山県」が有名であり、日本で生産されているオレンジの80%を超えています。

ミカン」の生産地
日本のミカンの生産地は「和歌山県」「静岡県」「愛媛県」が有名です。

まとめ

人気フルーツだが消費量が低い
日本の「オレンジ・ミカン」消費量は非常に低く、世界平均の1/2程度です。「ミカン」は国内で非常に人気があるフルーツですが、フルーツ全体の消費量が低い傾向があり、消費は限定的です。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Food Balance Sheets - Oranges, Mandarines, Food supply quantity (kg/capita/yr)" (English) 1961-2021年. ©FAO 2024. 2023年2月27日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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