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世界のパイナップル 消費量ランキング

パイナップルの原産は南米

パイナップルはブラジルの原住民トゥピ語族の言葉で「Ananas(アナナス)」といい、「松」を指す言葉になります。

食料供給量(Food supply quantity)とは?
その期間に人間の食料として利用可能な商品の総量になります。データにはその食べ物が加工された物も含まれます。詳しくは©FAO 「食料供給量(Food supply quantity)の定義」をご覧ください。

パイナップルはどの国がどれくらい消費しているのでしょうか?

世界のパイナップル
消費量 ランキング

世界のパイナップルの供給量
世界一位 ガイアナ
世界二位 モルディブ
世界三位 ドミニカ共和国

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世界のパイナップル 供給量ランキング
Pineapples and products
Food supply quantity (kg/capita/year)

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
データを元にFumib.netがリストを作成

各国パイナップル
情報

出典: ©United Nations Food and Agriculture Organization
2021年のデータを元にFumib.netがグラフを作成

パイナップルの重さ・エネルギー
パイナップルの重さは1個約1kg~1.5kgで、エネルギーは100gあたり約50~60Kcalになります。

グレープフルーツの栄養素
グレープフルーツには「ビタミンC」「食物繊維」が含まれており、消化を助ける働きや免疫を向上させる効果があるとされます。

「世界のパイナップル生産量ランキング」はこちらになります。よろしかったらご覧ください。

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パイナップルは温帯や熱帯で栽培され、日本に輸入される。世界各国でどのくらいパイナップルが生産されるか?

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ガイアナ
パイナップル 情報

ガイアナはどこ?
南アフリカの北西に位置する国であり、南アメリカ大陸で三番目に小さい国です。文化は「カリブ海の島国」と非常に似ています。

ガイアナのパイナップル生産
パイナップルの生産が盛んにおこなわれており、生食以外にジュース、ジャム、シロップ、などに加工され、主にカリブ海の「バルバドス」、隣国の「スリナム」へ輸出されます。また、「ヨーロッパ」「北アフリカ」「中東」などにも輸出しています。

ガイアナで生産される品種
ガイアナで栽培されるパイナップルは主に「Montserrat(モントセラト)」種が生産されていますが、この種はあまり有名ではありません。

モルディブ
パイナップル 情報

モルディブのパイナップル
モルディブで利用されるティベビ語で「އަލަނާސި(アルアナアシ)」です。

輸入されるパイナップル
モルディブのパイナップル生産は限定的であり、国内で消費されるパイナップルの多くが「輸入品」です。モルディブは主に観光業を生業としている国であり、食品や日用品などの多くが輸入品です。

モルディブの生産品
「パイナップル」「バナナ」「パパイヤ」「ココナッツ」などを国内で栽培しています。

ドミニカ共和国
パイナップル 情報

ドミニカ共和国はどこ?
ドミニカ共和国はカリブ海に存在する島国です。「ドミニカ国」とは別の国であり、ドミニカ国はドミニカ共和国と比べ果物の消費には違いがあります。

ドミニカ共和国は北海道の半分程度の面積を有しており、人口も非常に多くなります。英語で「Dominica」と訳される場合はドミニカ共和国を指す事が多くなります。

ドミニカ共和国のパイナップル
国内でパイナップル生産がおこなわれており、主に「北部」「中部」で生産がおこなわれています。国内で生産されたパイナップルの輸出もおこなっています。

ベリーズ
パイナップル 情報

ベリーズのパイナップル
ベリーズは温暖な気候を有しており、国内でパイナップル生産が盛んにおこなわれています。パイナップルはベリーズの主要なう輸出品であり、国内外で消費されます。

ベナン
パイナップル 情報

ベナンのパイナップル
ベナンで利用されるフランス語でパイナップルは「ananas(アナナス)」です。

ベナンはどこ?
ベナンはアフリカ大陸の西に位置する国であり、「ナイジェリア」と国境を接しています。

ベナンのパイナップル生産
主に「シュガーローフ」という品種が栽培されています。シュガーローフは「ホワイトパイナップル」とも呼ばれ、一般的に「ホワイト」と記されている場合はシュガーローフの事を指します。

他に「スムースカイエン」種も多く生産されています。スムースカイエン種は世界中で生産される品種であり、日本の「沖縄県」でも栽培されています。スムースカイエン種は缶詰などに加工される事が多くなります。

「ドライフルーツ」に加工されたベナン産パイナップルを日本で購入する事ができます。

ジャマイカ
パイナップル 情報

ジャマイカはどこ?
カリブ海に浮かぶ島国の一つであり、多くの南国フルーツが生産されています。

ジャマイカのパイナップル生産
ジャマイカでは広くパイナップル生産をおこなっており、国内で生産されたパイナップルは自国で消費される以外に海外へ輸出しています。

ジャマイカ料理
ジャマイカには移民が多く、多国籍料理が多くなります。パイナップルなどの南国のフルーツを加える料理も多く、レストランなどで提供されます。

米国
パイナップル 情報

米国のパイナップル人気
アメリカのパイナップル消費量は非常に多く、生食以外にジュース、料理などに加えられ日常的に消費されます。

ハワイのパイナップル生産の減少
「ハワイ州」でパイナップル生産が盛んにおこなわれていましたが、近年は「フロリダ州」「カルフォルニア州」や外国からの輸入が多く、ハワイ州の生産量は年々減少しています。

ガーナ
パイナップル 情報

生産作物の2%がパイン
ガーナで生産される作物の約2%がパイナップルであり、国内で多くのパイナップルが生産されています。パイナップル生産は90年代から拡大し、ヨーロッパなどへ輸出しています。

ガーナで栽培される品種
主に「スムースカイエン」種の栽培がおこなわれてましたが、現在は「ゴールデンパイナップル」と呼ばれる「MD2種」を主に生産しています。

MD種とは?
MD2種は酸味が少ない甘い品種となっており、世界中で人気があります。ヨーロッパで一般的に消費されのはMD2種になります。

アンゴラ
パイナップル 情報

アンゴラのパイナップル
アンゴラで利用されるポルトガル語でパイナップルは「abacaxi(アバカシ)」です。

アンゴラはどこ?
アンゴラはアフリカ大陸の南西に位置する国です。1975年まで「ポルトガルの植民地」だったためにポルトガル語が多く利用されています。

農業への投資
アンゴラは「ナイジェリア」に次ぐ石油産出国であり、生産された石油・天然ガスを「アメリカ」へ輸出しています。近年、設備の老朽化や投資不足などにより石油・天然ガスの生産量が減少しています。

オイルマネーが豊富なアンゴラは国内の交通インフラが整っており、他のアフリカ諸国と比べ輸送などの問題が少なくなります。内戦が終戦したアンゴラはアメリカなどから農業への投資が模索されており、将来的にアンゴラのパイナップルやバナナの生産量が増加する可能性があります。

サモア
パイナップル 情報

サモアのパイナップル
サモア語でパイナップルは「Painu(パイヌ)」です。

サモアはどこ?
サモアは南太平洋に位置する国であり、「オーストラリア」から西へ行った場所に存在します。

「パイナップルカスタードパイ」
「サモア」「フィジー」は「Paifala(パイファラ)」と呼ばれる「パイ」が伝統料理の一つです。

パイファラは細かく刻んだパイナップルに「カスタード」や「コーンスターチ(トウモロコシのデンプン粉)」を加えたパイであり、観光客などにも人気があります。

台湾
パイナップル 情報

台湾のパイナップル
台湾語でパイナップルは「王梨(オンライ)」です。

台湾のパイナップル問題
台湾は自国で生産しているパイナップルの1割程度が「中国」へ輸出しています。中国は2021年から検疫で問題があったパイナップルに輸入停止処置をおこない、現在まで取引が中止しています。

行先を失ったパイナップル
日本は果物の消費が非常に少ない国であり、果物の消費量は世界平均を大きく下回っていますが、台湾のパイナップル問題は日本でも話題になり、台湾製のパイナップルを購入する人が増加しています。

マラウイ
パイナップル 情報

パイナップル栽培への取り組み
主食として用いられる「トウモロコシ」「米」の栽培が伝統的におこなわれています。マラウイ政府やその他の団体のサポートの元に伝統的な作物栽培や、金策作物としてパイナップルの生産のサポートがおこなわれています。

国内でパイナップルの消費量は増加しており、人気の果物です。

生産はさらに拡大
マラウイはパイナップルの生産量の増加と共に更なる農地の拡大がおこなわれています。アフリカの農業は天候に左右される事が少なく、世界中から注目が集まっています。

パナマ
パイナップル 情報

パナマのパイナップル
パナマで利用されるスペイン語でパイナップルは「Piña(ピーニャ)」です。

パイナップル生産に適した土地
パイナップルは「水捌けの良い酸性の土」を好む傾向があります。パナマの「バル火山」周辺の土壌は酸性であり、これらの火山性土壌を利用してパイナップル生産をおこなっています。非常に質の良い「ゴールデンパイナップル」などのMD2種が生産され、国内外で消費されます。

バナナに次ぐ輸出量
パナマのパイナップルは国内で生産されている「バナナ」に次ぐ輸出量があり、70%がヨーロッパへ向けて輸出しています。

ペルー
パイナップル 情報

ペルーのパイナップル消費量
ペルーで利用されるスペイン語でパイナップルは「Piña(ピーニャ)」です。

パイナップルの原産地
パイナップルの原産は「アマゾン」であり、アマゾンの原住民より古くから栽培されていました。

チチャモラーダ」
「Chicha morada(チチャモラーダ)」はペルーの伝統的な飲み物であり、「紫色のトウモロコシを煮だした汁」に「パイナップルの皮」や「マルメロ」などの果物にシナモンを加えた飲み物です。「シナモン」「クローブ」などのスパイスを加える事が多く、基本的に加糖して飲みます。

紫トウモロコシは日本でも購入する事が可能です。

エスワティニ
パイナップル 情報

エスワティニはどこ?
エスワティニはアフリカ大陸の南に位置する国であり、「南アフリカ」「モザンビーク」と国境を接する「君主制の国」です。

パイナップルの加工品
エスワティニは自国で生産したパイナップルを缶詰などに加工しています。パイナップル以外にも「グレープフルーツ」などが国内で生産され缶詰に加工され、日本へ輸出もおこなっています。

日本
パイナップル 情報

日本のパイナップル生産
「沖縄県」「鹿児島県」でパイナップル生産をおこなっています。

パイナップルの生産に適した気温は25度~30度であり、本州や北海道でも「温室栽培」により栽培が可能です。パイナップルは2~3年で収獲が可能な植物であり、収穫の時期は「夏」になります。

まとめ

南米やカリブ海の消費が多い
パイナップルの消費が多いのは「カリブ海」「南米」です。

ライフスタイルに密接した関係があり、日常的にパイナップルが消費されます。日本の消費量は限定的であり、パイナップルを食べるのは年に数回という人が多いと思われます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Food Balance Sheets - Pineapples and products, Food supply quantity (kg/capita/yr)" (English) 1961-2021年. ©FAO 2024. 2021年06月21日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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