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消化を助ける酵素が多い!世界のパパイヤ 生産量ランキング

サラダと共に!パパイヤに含まれる酵素


「パパイヤ」はパパイア科の植物です。「消化」を助ける「酵素」が多く含まれており、フルーツとしての消費以外にサラダや料理に加えられる事が多くなっています。

世界ではどの国がどれくらいパパイヤを生産しているのでしょうか?

世界のパパイヤ
生産量ランキング

世界のパパイヤの生産量
世界一位 インド
世界二位 ドミニカ共和国
世界三位 メキシコ

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世界のパパイヤ生産量ランキング
Papayas
Production (tonnes/year)

各国のパパイヤ
生産量 情報

パパイヤのエネルギー
パパイヤは一個約350gであり、エネルギーは100gあたり30~40カロリーです。

「パパイヤ」と「マンゴー」の違い

「パパイヤ」
「パパイヤ」はパパイア科の植物です。パパイヤ科の植物は他にも存在しますが、日本ではほとんど知られていません。原産地はメキシコなどであり、日本でも鹿児島県・沖縄県・宮崎県などで生産されています。

野菜として
熟していないパパイヤは甘味が少なく、「野菜」のようにサラダに加えて食べる事があります。料理に利用する国が多く、主に「炒め物」などに利用されます。

「マンゴー」と「パパイヤ」
「マンゴー」はウルシ科の植物です。ウルシ科の植物にはカシューナッツ(カシューナッツにはカシュ―アップルという果実を付けます)・ピスタチオなどが含まれます。原産地はインドとされ、日本では沖縄県・鹿児島県・宮崎県などで栽培されています。

マンゴーとパパイヤは見た目がなんとなく似ており、日本ではどちらも90年代になり販売数が増加しました。

酵素とは?
体の中で化学反応を促進させます。パパイヤに含まれる酵素は「消化」を促進させるため、体の働きをサポートします。

インド
パパイヤ 情報

インドのパパイヤ
パパイヤはインドで利用されているヒンディー語で「पपीता(パピータ)」です。

インドのパパイヤ生産地
インドは温暖な気候を有しており、パパイヤの栽培に適した気候を有しています。生産は主に北西部の「グジャラート州」、東部の「アッサム州」、南西部の「ケーララ州」、東部の「西ベンガル州」などで多く生産されています。

連作障害の対策
パパイヤは「連作障害:同じ土地で栽培を続けると生産量や味が低下する減少」を起こす植物であり、インドではパパイヤの連作障害を防ぐため、「大豆」などの豆科の植物と「輪作」「間作」などがおこなわれています。

インドのパパイヤ生産は儲かる?
パパイヤは換金率が高い植物ですが、大きな利益を上げるにはそれなりの生産量が必要になります。

ブラジル
パパイヤ 情報

ブラジルのパパイヤ
パパイヤはブラジルで利用されるポルトガル語で「mamão(マモン)」です。

メキシコから伝わった
ブラジルは非常に多くのパパイヤを生産しています。メキシコ原産のパパイヤは16世紀にブラジルに伝わったとされており、ブラジルでも古くから栽培が開始されました。ブラジルではパパイヤが日常的に消費されており、「パパイヤジュース」が人気があります。パパイヤには「消化酵素」が多く含まれており、朝食や普段の食事と共に食べられる事が多くなります。

ブラジルのパパイヤ生産地
主に東部の「バイーア州」、南東部の「エスピリトサント州」、北東部の「セアラー州」「リオグランデ・ド・ノルテ州」、南東部の「ミナスジェライス州」などで多く生産されています。

ブラジルのパパイヤマーケット
ブラジルはパパイヤの栽培に適した温暖な気候を有しており、年間を通してパパイヤ生産がおこなわれています。農業従事者も非常に多く、多くの生産品が海外へ輸出されています。

インドネシア
パパイヤ 情報

インドネシアのパパイヤ
パパイヤはインドネシア語で「Papaya(パパイヤ)」です。

インドネシアのパパイヤ生産
インドネシアは熱帯に属しており、パパイヤの栽培に適した気候を有しています。国内では熟していないパパイヤが「サラダ」として利用される事が多く、日常的に消費されます。

インドネシアのパパイヤ生産地
主にジャワ島東部の「東ジャワ州」、ジャワ島中部の「中部ジャワ州」、ジャワ島西部の「西部ジャワ州」、小スンダ列島の「東ヌサ・トゥンガラ州」、スマトラ島南部の「ランプン州」などで多くパパイヤが生産されています。

ドミニカ共和国
パパイヤ 情報

ドミニカ共和国のパパイヤ
パパイヤはドミニカ共和国で利用されるスペイン語で「Papaya(パパイヤ)です。

パパイヤの原産地
パパイヤの原産は「メキシコ」「カリブ諸国」といわれており、ドミニカ共和国も原産国の一つとされています。

ドミニカ共和国のパパイヤ生産
カリブ海に位置するドミニカ共和国は熱帯気候を有しており、パパイヤの栽培に適した土地を有しています。ドミニカ共和国は多くのトロピカルフルーツを栽培しており、海外へ輸出しています。国内の消費量も非常に多く、サラダや炒め物などが日常的に消費されています。

ドミニカ共和国のパパイヤ生産地
主に南部・南西部で非常に多くのパパイヤが生産されています。

メキシコ
パパイヤ 情報

メキシコのパパイヤ
パパイヤはメキシコで利用されるスペイン語で「Papaya(パパイヤ)です。

パパイヤの原産地
パパイヤはメキシコが原産と言われており、メキシコ南部のチチェン・イツァなどの「マヤ遺跡」周辺にはパパイヤが群生しています。メキシコ国内には2万以本以上のパパイヤの木があり、古来から食用や薬として利用されていました。

メキシコのパパイヤ生産地
主に南部の生産量が多く、南西部の「コリマ州」、南部の「チアパス州」、東部の「ベラクルス州」、南西部の「ミチョアカン州」などで多く栽培されています。生産量が多いのは南部の「オアハカ州」で、メキシコ国内で一番多く生産しています。

メキシコのパパイヤの利用
メキシコはパパイヤを食用以外に「薬草」「化粧品」などとしても利用します。

ナイジェリア
パパイヤ 情報

ナイジェリアのパパイヤ
ナイジェリアは公用語として「英語」を利用しています。

パパイヤの生産面積は世界一
ナイジェリアのパパイヤの生産面積は世界一です。生産面積に比べ生産量が低く、貯蔵施設や交通インフラなどにも問題を抱えています。様々な問題を抱えていますが、ナイジェリアの人口は爆発的に増加しており、生産量は今後増加すると思われます。

ナイジェリアのパパイヤ生産地
主に南部でパパイヤの栽培がおこなわれています。ナイジェリアの農業は主に南部でおこなわれており、穀物などを中心に多くの作物が栽培されています。

中国
パパイヤ 情報

中国のパパイヤ
パパイヤは中国語で「番木瓜(ファンムーグア)」です。

中国のパパイヤ生産地
主に南部の「海南省(かいなんしょう)」、東部の「山東省(さんとうしょう)」、中部の「陝西省(せんせいしょう)」「湖北省(こほくしょう)」、中東部の「江西省(こうせいしょう)」、東部の「江蘇省(こうそしょう)」「浙江省(せっこうしょう)」、南東部の「福建省(ふっけんしょう)」、南部の「広東省(かんとんしょう)」、南部の「広西チワン族自治区」、南西部の「雲南省(うんなんしょう)」などで多く生産されています。

中国のパパイヤの食べ方
中国では加糖した「牛乳」に「ナツメヤシ」「パパイヤ」などを入れたデザートが人気です。牛乳と一緒にデザートとして調理される事が多くなりますが、「パパイヤサラダ」なども人気があります。

コンゴ民主共和国
パパイヤ 情報

コンゴ民主共和国のパパイヤ
パパイヤはコンゴ民主共和国で利用されるフランス語で「Papaye(パパイエ)」です。

コンゴ民主共和国はどこ?
コンゴ民主共和国は人口は8900万人を超える国であり、アフリカの中南部・赤道上にあります。人口増加が著しい国であり、首都の「キンシャサ」は人口が1000万人を超えるメガシティです。

コンゴ民主共和国のパパイヤ生産地
主に北東部の「北キヴ州」などでパパイヤが多く栽培されています。

増加するパパイヤ生産
コンゴ民主共和国はパパイヤの生産量が増加しています。国内で生産される「マンゴー」「アボカド」「パイナップル」などの生産量も増加しており、人口の増加と共に果物の生産量も増加すると思われます。

ペルー
パパイヤ 情報

ペルーのパパイヤ
パパイヤはペルーで利用されるスペイン語で「Papaya(パパイヤ)」です。

ペルーのパパイヤ生産地
主に南東部の「クスコ県」、南部の「アレキパ県」「モケグア県」「タクナ県」、南西部の「イカ県」、西部の「リマ県」などで多くのパパイヤを生産しています。

森林の伐採
ペルーはパパイヤを含む果物の生産を増産させるために新たな農地開拓が盛んにおこなわれています。農地開拓により森林が減少しており、大きな問題になっています。

森林伐採を防ぐには?
農地には「休耕」している場所も多く、そのような土地を再利用する事により「二酸化炭素の排出」を低減し、「土壌の改良」などが簡易化します。

日本でも新たに農業を始める場合は「休耕」されている農地を利用し、土地に適した作物を育てる事が「環境に優しい持続可能な農業」に繋がるケースがあります。

フィリピン
パパイヤ 情報

フィリピンのパパイヤ
パパイヤはフィリピンで利用されるタガログ語で「papaya(パパイヤ)」です。

フィリピンのパパイヤ生産地
主に南部の「ソクサージェン地方」、南部の「北ミンダナオ地方」、南部の「ダバオ地方」などで多く生産されています。

コロンビア
パパイヤ 情報

コロンビアのパパイヤ
パパイヤはコロンビアで利用されるスペイン語で「Papaya(パパイヤ)」です。

コロンビアのパパイヤ生産地
主に北西部の「コルドバ県」、北部の「マグダレーナ県」、中部の「メタ県」、北西部の「アンティオキア県」、中部の「トリマ県」などで多くのパパイヤが多く生産されています。

パパイヤの輸出先
ヨーロッパ・クウェート・カタール・アラブ首長国連邦・カナダなどに輸出されています。

日本
パパイヤ 情報

日本のパパイヤ
日本では「鹿児島県」「沖縄県」「宮崎県」などで限定的に生産されており、全国で約150~200トン生産しています。

沖縄県ではパパイヤが庭先などに自生しており、パパイヤを利用した「サラダ」などがよく作られます。

まとめ

パパイヤは消化を助けるスーパーフード
グリーンパパイヤには「消化酵素」が多く含まれており、タンパク質を分解するはたらきがあります。肉料理や魚料理と抜群の相性があり、一緒に食べる事で消化の促進や代謝の上昇、ダイエットなどにも効果があるとされます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Papayas, Production (t)" (English) 1961-2022年. ©FAO 2024. 2021年07月25日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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