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オーストラリアのスーパーフード!世界のルピナス 生産量ランキング

ヨーロッパで人気上昇!ルピナスはビーガン食品

ルピナスはフジに似た花を咲かせる植物で、花が下から上に咲くため「ノボリフジ」とも呼ばれています。種子が大豆アレルギーの代替品として利用され、「ビーガン食品」としてヨーロッパで人気があります。

世界ではどの国がどのくらいルーピン豆を生産しているのでしょうか?

世界のルーピン豆
生産量 ランキング

世界のルピナスの生産量
世界一位 オースとラリア
世界二位 ポーランド
世界三位 ロシア

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世界のルピナス 生産量ランキング
Lupins
Production

各国
ルピナス 情報

ルピナスの重さ・エネルギー
ルーピン豆(ルピナスからとれる豆:ハウチウ豆とも)は100gあたり370カロリーです。プロテイン100gあたり約15g炭水化物が約10g食物繊維が約3g含まれています。

ルーピン豆にはアルカノイドという毒が含まれているため、オーストラリアのスイートルーピン豆以外輸入する事ができません。

連作障害を防ぐ
「小麦」は連作障害をおこすために違う同じ土地で違う作物を生産する「輪作」などがおこなわれています。ロシアでは「小麦」「ルピナス」を同時に生産する「共作(造語)」がおこなわれ、ルピナス・小麦とも生産量が増加するという成果があげられています。ルピナスの栽培は土壌の「窒素」「タンパク質」「硝酸塩」の量を増加させる事が得特徴です。

ルピナスはどこに咲いているの?
横浜の「山下公園」などに多く植えられており、ご覧になった事がある方は多いのではないでしょうか?栽培は北海道などでおこなわれています。

ヨーロッパでは食用なの?
食用として販売は限定的です。「ギリシャ」「スペイン」などで食用として消費されますが、ヨーロッパ全体に浸透しているわけではありません。

グルテンが含まれない
ルピナスには「グルテン」が含まれないため、グルテンフリー食品として米国などで人気が上昇しています。

オーストラリア
ルピナス 情報

オーストラリアのルピナス
ルピナスは英語で「Lupin(ルーピン)」です。

オーストラリアのルーピン豆
主に「スイートルーピン豆」「アルバスルーピン豆」の二種類が生産されています。スイートルーピン豆は日本でも輸入が可能なルーピン豆ですが、アルバスルーピン豆は輸入する事ができません。アルバスルーピン豆は地中海に自生しており、ヨーロッパで「枝豆」のように消費されています。

オーストラリアのルピナスの生産地
主な生産地は「西オーストラリア南西部」「南オーストラリア州」「ニューサウスウェールズ州の南部」「ビクトリア州」で生産されており、南オーストラリア州ではスイートルーピン豆、 ニューサウスウェールズ州・ビクトリア州ではアルバスルーピン豆が生産されています。

ポーランド
ルピナス 情報

ポーランドのルピナス
ルピナスはポーランド語で「Lupinus(ルピヌス)です。

ヨーロッパ最大のルピナス生産地
ヨーロッパ最大のルーピン豆生産地であり、非常に大きな生産量があります。

豆科の植物との輪作
土地の栄養吸い上げる作物も多く、「連作障害」などを引き起こします。「小麦」や多くの作物を生産すると土壌のバランスが崩るため、「小麦」 → 「豆類」の輪作を行い、土地のバランスを整える農家も多く存在します。

ルピナスの栽培は土のpH値を中性に近づけるため、「単作:一つの作物だけを生産する事」により土壌のバランスが崩れたを土地を改善します。

ポーランドやロシアでは「小麦」と同時にルピナスを栽培する農家などが存在します。

家畜の飼料としても利用
ルーピン豆は「家畜の飼料」としても利用されます。ルーピン豆はタンパク質が31~34%含まれているため、動物の飼料に適していると考えられています。

ロシア
ルピナス 情報

ロシアのルピナス
ルピナスはロシアで「Люпин(リューピン)です。

ロシアのルピナス生産地
主にロシア西部の「オリョール州」「クルスク州」、南東部の「タンボフ地域」で多く生産されています。

豆の栽培
「大豆」の栽培は適度な湿度と気温が必要であり、ロシア南部の「北コーカサス」のような暖かい土地以外の栽培に適していません。ルピナスは中部の「シベリア州」、ロシア西部の飛び地「カリーニングラード州」のような非常に寒い土地でも栽培する事が可能であり、ルピナスの栽培に力を注いでいます。

新たな農業
ロシアはルピナスを他の穀物と共に栽培することにより、「除草剤」「肥料」を与えない新たな栽培方法が取り入れられています。小麦などと共にルピナスを植えると雑草が生えにくくなるため、非常に効率の良い生産が可能であり、小麦の収穫が1.3倍以上増加、ルーピン豆の収穫が2.8倍以上増加するなど大きな成果をあげています。

モロッコ
ルピナス 情報

モロッコのルピナス
ルピナスはモロッコで利用されるアラビアで「الترمس(アルテミス)です。

モロッコのルピナスの毒抜き方法
モロッコは塩水にルピナスを入れ沸騰させ、「毒素」「苦み」を取り除きます。毒抜きの作業は約5日間程度かかり、少なくとも2回沸騰作業を行ないます。

モロッコのルピナス生産地
生産地は北東部のカサブランカから地中海沿いに面した「ラバト周辺」で多くのルピナスが生産されています。

添加物としての利用
ルピナスは食品添加物としてルピナスを小麦のように粉末にしたものをパスタ・ポテトチップス・パン・乳化肉製品などに添加し、栄養、香り、「食感を出す」ことなどに利用されます。

小麦粉の輸入量の減少
世界情勢の悪化により、小麦粉の輸入量が減少しています。モロッコではルピナスの生産量が増加しており、今後も更に増加する可能性があります。

ドイツ
ルピナス 情報

ドイツのルピナス
ルピナスはドイツ語で「Lupinen(ルピネン)」です。

ドイツのルピナス生産地
主に南部の「バイエルン州」などでルピナス生産がおこなわれています。生産されるルピナスは「有機栽培」が多く、国内で生産されるルピナスの30~40%程度が有機栽培されています。


チリ
ルピナス 情報

チリのルピナス
ルピナスはチリで利用されるスペインで「Lupinus(ルピーヌス)」です。

チリのルピナス生産地
「チリ」「ボリビア」「エクアドル」に連なるアンデス山脈の「ラ・アラウカニア州」でルピナス栽培がおこなわれています。この地域は気候変動に対し、非常に脆弱であり、土壌に大きなダメージを受けやすくなります。

ルピナスは「干ばつ」「塩害」に強く、酸性土壌に含まれる「ヒ素」「カドミウム」を減少させる作物であり、ラ・アラウカニア州では土壌を回復させるためにルピナスが植えられる事が多くなります。

輸出もされる
チリで生産されたルピナスは限定的ですが「エジプト」「中東」に輸出されます。

ギリシャ
ルピナス 情報

ギリシャのルピナス
ルピナスはギリシャ語で「Λούπινα(ルピナ)」です。

ルーピン豆はおつまみ
南部の「マニ半島」「クレタ島」、北東部の「アトス自治修道士共和国」「ドデカニサ県(諸島)」などで「おつまみ」として多く消費されます。ギリシャでは毒性の「アルカロイド」を含まない品種が生産されており、「おつまみ」などのように消費される事が多くなっています。

他にも様々な食品に加工され、ギリシャでは割とメジャーな食品の一つです。

古くから存在する植物
ギリシャでは3000年前からルピナスが消費されています。ルピナスは一部の人に「低所得者の肉」と呼ばれていますが、「タンパク質」が多く、非常に栄養のある食べ物です。家畜の飼料として主に利用されていましたが、近年ルピナスの需要が増加しており、今後ルピナスの生産量は増加すると思われます。

ペルー
ルピナス 情報

ペルーのルピナス
ルピナスはペルーで利用されるスペイン語で「Lupinus(ルピーヌス)」です。

ペルーのルピナス生産地
主に「海岸地域」、南東部の「クスコ県」、中部の「フニン県」、南東部の「プーノ県」などで多くルピナスが生産されています。

ルピナスはタンパク質が多い
ルピナスは非常に「タンパク質」が多く含まれる豆であり、「レンズ豆」「エンドウ豆」「ヒヨコマメ」大豆のたんぱく質の量を超えています。ある種のスーパーフードとされ、ヨーロッパや北米などで徐々に人気が上昇しています。

フランス
ルピナス 情報

フランスのルピナス
ルピナスはフランス語で「Lupins(ルパン)」です。

フランスのルピナス生産地
主に西部の生産量が多く、西部の「ノルマンディー地方」などで多く生産されています。生産量は2000年代をピークに減少していますが、近年、ルピナスの消費量が増加しています。

様々な食品に利用
粉末にしたルピナス粉を小麦粉や食品の代替品としての利用が増加しています。ビーガンなどが増加しているフランスでは植物性の生産物に注目が集まっており、「タンパク質」の高いルピナスも大きく注目されています。

南アフリカ
ルピナス 情報

南アフリカのルピナスの生産地
主に西部の「西ケープ州」などで多くのルピナスが生産されています。他には東部の「ムプマランガ州」、中部の「フリーステイト州」などでも多くルピナス生産がおこなわれています。

まとめ

日本の生産量は少ない
日本はルピナスを観賞用としては多く栽培していますが、食用の栽培は非常に限定的です。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Lupins, Production (t)" (English) 1961-2021年. ©FAO 2024. 2021年09月17日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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