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カリブ海の島国の消費が多い!世界のグレープフルーツ 生産量ランキング

カリブ海で人気がある果物
グレープフルーツ

グレープフルーツはその名の通り、「ブドウ」のように実をつける事からその名前が付けられています。世界中で人気のあるフルーツであり、とくにカリブ諸国で人気があります。

出典: Pixabay

グレープフルーツはどの国がどのくらい生産しているのでしょうか?

世界のグレープフルーツ
生産量 ランキング

世界のグレープフルーツの生産量
世界一位 中国
世界二位 ベトナム
世界三位 メキシコ

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世界のグレープフルーツ 生産量
Pomelos and grapefruits
Production

各国
グレープフルーツ 情報

グレープフルーツの重さ・エネルギー
グレープフルーツは1個約300gで、エネルギーは約60カロリーです。

グレープフルーツは「ブドウ」のように実がなる
グレープフルーツは「ブドウ」のように沢山の実をつけるためグレープフルーツと呼ばれています。しかし、ブドウの仲間では無く、レモンやオレンジの仲間になります。

国産は少ない
日本でもグレープフルーツが栽培されていますが、非常に数が少なくなります。1970年代にグレープフルーツの輸入自由化され日本で人気が出ました。現在の消費量は大きく減少減少しており、マイナーなフルーツの一つとして扱われる事が多くなります。

カリブ諸国の消費が多い
グレーププフルーツは「カリブ諸島」で非常に人気がある果物です。これらの地域では「自然配合」で新たな品種が生まれる事があり、様々なグレープフルーツが存在します。

原産もカリブ諸国
グレープフルーツの原産はカリブ海の「バルバドス」といわれています。バルバドスの生産量は限定的ですが、非常に多くのグレープフルーツが国内で消費されています。

中国
グレープフルーツ
情報

中国のグレープフルーツ
グレープフルーツは中国語で「西柚(シーヨー)」です。

中国のグレープフルーツの歴史
中国のグレープフルーツは「米国」からやってきました。現在は世界最大のグレープフルーツの生産国であり、消費量はアジア最大になります。グレープフルーツの消費量は2000年代から7%程度増加しており、隣国の「ベトナム」でも増加しています。

中国のグレープフルーツ生産地
主に南東部の「広東省(カントンショウ)」「福建省(ふっけんしょう)」「浙江省(せっこうしょう)」「江西省(こうせいしょう)」「湖南(こなんしょう)」、中南西部の「四川省(しせんしょう)」、中部の「重慶市(じゅうけいし)」、南部の「広西チワン族自治区」、南部の「海南省(かいなんしょう)」、南西部の「雲南省(うんなんしょう)」で栽培がおこなわれています。

更に消費量が増加
アジア圏はグレープフルーツの消費が増加しています。中国の人口増加は続いており、グレープフルーツの消費量は2025年まで増加する思われ、消費量の増加と共に生産量も増加すると思われます。

ベトナム
グレープフルーツ
情報

ベトナムのグレープフルーツ
グレープフルーツはベトナムで「bưởi(ブオイ)です。

ベトナムで人気のグレープフルーツ「ザボン」
ベトナムは「ザボン」という種類のグレープフルーツがとても有名であり、西洋では「ポメロ」と呼ばれています。ザボンは日本でも販売されています。

ザボンの歴史は非常に古く、日本には1600年代~1700年に伝わったとされます。名前の由来は諸説あり、良く分かっていません。

ベトナムで増加する消費量
ベトナムも中国同様に国内のグレープフルーツの人気が上昇していおり、消費が増加しています。ベトナムも人口増加が続いており、グレープフルーツの消費も増加すると思われます。

ベトナムのザボン生産地
主に北部の「フート省」などで多くグレープフルーツが生産されています。

メキシコ
グレープフルーツ
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メキシコのグレープフルーツ
グレープフルーツはメキシコで利用されるスペインで「Pomelo(ポメロ)です。

メキシコのグレープフルーツ生産地
主なグレープフルーツの産地は南東部の「ベラクルス州」であり、メキシコ国内で生産されておるグレープフルーツの過半数がベラクルス州で生産されています。他には南西部の「ミチョアカン州」、南東の「ユタカン州」、北西部の「ソノラ州」などでも多く栽培されていています。

収穫時期
メキシコのグレープフルーツの収穫時期は9月~11月であり、ルビー種は12月~4月まで収穫できる種があります。生産されたグレープフルーツは非常に多くの国へ輸出されています。

気候変動の影響
メキシコでは天候不順・干ばつなどが発生しており、生産量の減少が続いています。

米国
グレープフルーツ
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米国のグレープフルーツ生産地
主に南西部の「フロリダ州」、西部の「カリフォルニア州」、南部の「テキサス州」、南西部の「アリゾナ州」でグレープフルーツを生産しています。

アメリカのグレープフルーツの導入
1800年代にグレープフルーツは「フロリダ」に輸入されましたが、既に普及していた「オレンジ」に比べ酸味が強く、なかなか受け入れてもらう事ができませんでした。そのため、グレープフルーツは商業的に「マイナーな果物」として扱われていました。

1929年に突然変異で実がピンク色のグレープフルーツが現れ、このグレープフルーツは「ルビーレット」呼ばれ商業的にヒットし、現在ではアメリカの朝食の定番のフルーツとして提供される事が多くなります。

グレープフルーツの病気
「フロリダ州」などではグレープフルーツの病気が蔓延しており、グレープフルーツの生産をやめる農家が増加しています。

南アフリカ
グレープフルーツ
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南アフリカのグレープフルーツ生産地
主に「リンポポ州」の生産量が多く、リンポポ州で生産されるグレープフルーツは南アフリカで生産されるグレープフルーツの過半数を超えています。その他に南部の「ムプマランガ州」、南東部の「クワズール・ナタール州」、西部の「北ケープ州」などで多くグレープフルーツが生産されています。

「スタールビー種」が多い
南アフリカでは非常に多くの種類のグレープフルーツが生産されており、主に生産されているのは「スタールビー種」でが多く、国内で生産されているグレープフルーツの80%がスタールビー種になります。

品種によって異なりますが、南アフリカでは3月~7月にかけてグレープフルーツが収穫されます。

スーダン
グレープフルーツ
情報

スーダンのグレープフルーツ
グレープフルーツはスーダンで利用されるアラビアで「جريب فروت(ジャリブフルート)です。

スーダンの柑橘類の生産地
主に北部の「北部州」「ナイル川州」「カッサラ州」、首都の「ハルツーム」で柑橘類フルーツが生産されています。

水資源が少ない国
スーダンでは「ナイル川」の水源を利用した土地・海沿いの都市などで農業がおこなわれています。ナイル川の中流のスーダンや下流のエジプトでは古来からナイル川の水を利用した農業がおこなわれており、ナイル川の水量の減少は死活問題に繋がります。ナイル川上流のエチオピアでは「エチオピア大ルネサンスダム」が存在しており、ナイル川の水量の減少が危惧されています。

タイ
グレープフルーツ
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タイのグレープフルーツ生産量
グレープフルーツはタイ語で「เกรฟฟรุ๊ต(クレッフル―)です。

タイの「サボン」生産地
北部の「ピチット県」で多くのサボンが生産されています。ピチット県は多くのサボンの種を栽培しており、国内で人気があります。その他に南部の「ナコーンシータンマラート県」でも多くグレープフルーツが栽培されています。

白いグレープフルーツ
タイの中部ナコンパトム県では白いグレープフルーツ「Khao Phuang種(カオプアン種)」が有名です。

テュルキエ
グレープフルーツ
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テュルキエのグレープフルーツ生産地
主にエーゲ海・地中海に面した「キリキア地域」で多くのグレーププルーツが生産されており、これらの地域で生産されるグレープフルーツは国内で生産されるグレープフルーツの90%を超えています。

主に南部の「アダナ県」「ハタイ県」「メルスィン県」「アンタルヤ県」、南東部の「ムーラ県」などエーゲ海に面した土地で栽培が多くなっています。

柑橘類の輸出が多い
国内で生産される柑橘系フルーツの10%以上が海外へ輸出されています。

イスラエル
グレープフルーツ
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イスラエルのグレープフルーツ
グレープフルーツはヘブライ語で「אשכוליות(エシュルリヨート)です。

イスラエルのグレープフルーツ生産地
主に「海岸地域」で多くのグレープフルーツが生産されており、国内で生産されるグレープフルーツの80%以上が海岸地域で生産されています。その他に北部地区の「エズレル平野」「ゴラン高原」などでも柑橘類が生産されています。

主にヨーロッパへ輸出
イスラエルで生産されたグレープフルーツは「ロシア」「フランス」「オランダ」「イギリス」「北欧」などに輸出されています。また国内では品種改良も盛んにおこなわれており、質の良い柑橘類の開発がおこなわれています。

アルゼンチン
グレープフルーツ
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アルゼンチンのグレープフルーツ
グレープフルーツはアルゼンチンで利用されるスペインで「Pomelo(ポメロ)です。

アルゼンチンのグレープフルーツ生産地
主に北東部の「ミシオネス州」「コリエンテス州」「エントレリオス州」「ブエノス・アイレス」などで多く生産されており、これらの地域で生産されるグレープフルーツは国内で生産されるグレープフルーツの40%を超えています。

チュニジア
グレープフルーツ
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チュニジアのグレープフルーツ
グレープフルーツはチュニジアで利用されるアラビアで「جريب فروت(ジャリブフルート)です。

チュニジアのグレープフルーツ生産地
主に北部の「ナブール県」でオレンジ・レモン・ライム・グレープフルーツなどの柑橘系フルーツの生産が盛んにおこんわれています。ナブール県は温暖な地中海性気候を有しており、生産される柑橘フルーツは国内で生産される柑橘フルーツの65%を超えています。

多くの人が柑橘フルーツの栽培に従事
チュニジアでは多くの人が柑橘フルーツの栽培に携わっています。国内の生産物の5%以上が柑橘フルーツであり、主に「フランス」へ向け輸出されています。

まとめ

日本のグレープフルーツ生産
日本は「ミカン」「オレンジ」などの柑橘フルーツを生産していますが、グレープフルーツの生産は限定的であり、主に静岡県で生産されています。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Pomelos and grapefruits, Production (t)" (English) 1961-2021年. ©FAO 2024. 2021年09月17日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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