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世界のブドウ 消費量ランキング:世界で最もブドウを消費する国とは?

ブドウの生産主流は
ヨーロッパ

ブドウは温暖で乾燥した土地を好む植物であり、主にヨーロッパで生産されています。近年は、日本でも非常に質の良いブドウが生産されており、国内外で人気が上昇しています。

ブドウはどの国がどれくらい生産しているのでしょうか?

世界のブドウ
消費量 ランキング

世界のブドウの供給量
世界一位 アルバニア
世界二位 モルドバ
世界三位 北マケドニア

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世界のブドウ 供給量ランキング
Grapes and products -
Food supply quantity (kg/capita/year)
↕ボタンで並び替えができます

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各国のブドウ 供給量
タップ or クリックで数値が表示されます

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世界のブドウ
情報


ブドウの重さ・エネルギー
ぶどうの重さは一房約300gであり、エネルギーは約150カロリーです。

食料供給量(Food supply quantity)とは?
その期間に人間の食料として利用可能な商品の総量になります。データにはその食べ物が加工された物も含まれます。詳しくは©FAO 「食料供給量(Food supply quantity)の定義」をご覧ください。

「一人ひとりの消費量を正確に把握する事は不可能」「生食以外に加工品として利用」「利用されないまま廃棄される」など目的が異なる消費が混在している事から、この記事は食品供給量を「消費量」として扱っていますが、実際は食料として利用が可能な総量です。

地域別のブドウ消費の特徴
●ヨーロッパのブドウ消費:ワイン文化の影響:ヨーロッパはワイン文化の中心地であり、ブドウの大部分がワイン生産に使われます。フランスやイタリア、スペインでは1人あたりのワイン消費量が高く、特に赤ワインが好まれています。また、地元産のブドウを使用したオーガニックワインの需要も増加傾向にあります。

●アジアのブドウ消費:生食用が主流中国や日本、韓国では、ブドウは主に生食用として消費されます。特に日本では、高品質な大粒ブドウ(シャインマスカットや巨峰など)が人気で、贈答品としても広く利用されています。また、アジアでは健康食品としてのブドウが注目されており、ポリフェノールを含むブドウジュースやサプリメントの市場も拡大しています。

●アメリカのブドウ消費:多様な用途での利用
アメリカでは、生食用ブドウ、ワイン、レーズンのどれも人気があります。カリフォルニア州はワイン生産の中心地であり、世界的にも有名なナパバレーがあるため、高品質なワイン用ブドウの需要が高いです。また、レーズンの生産も盛んで、健康志向の高まりに伴いナチュラルスナックとしての需要が拡大しています。

ワイン用、加工用、生食用にわけられ、フランスやイタリアでは、圧倒的にワイン用のブドウの生産が多くなります。

「テーブルグレープ」
ブドウは「ワイン」として利用される事が多く、ヨーロッパの業界用語で食用ブドウを「Table grape(テーブルグレープ)」と呼びます。このランキングはテーブルグレープのみであり、ワイン用のブドウは含まれていません

気候変動の影響
気温上昇によるブドウ生育への影響

ブドウは気温と降水量に敏感な作物であり、気候変動による気温上昇は生育環境に大きな影響を与えています。特にワイン用ブドウは、温暖化によって成熟が早まり、糖度が上がりすぎることでワインの品質が変化してしまう可能性があります。そのため、伝統的なワイン産地であるフランスやイタリアでは、新たな栽培技術の導入が進められています。

ワイン生産はその地域の気候を大きく受けます。暖かい地域のワインは甘く、涼しい地域や、高度が高い場所で生産されるワインは酸味がある傾向があります。

異常気象による生産量の変動
気候変動により、異常気象(干ばつ、大雨、霜害など)の発生頻度が増加しています。特に干ばつの影響で、南ヨーロッパやカリフォルニアのブドウ生産地では水不足が深刻化しています。これにより、ブドウの収穫量が減少し、ワインや生食用ブドウの価格が高騰する可能性があります。

持続可能なブドウ栽培への取り組み
気候変動の影響を受ける中で、世界中のブドウ農家は持続可能な農業に注目しています。具体的には、以下のような取り組みが進められています。「耐熱性の高いブドウ品種の開発」「水資源の節約と灌漑技術の向上」「オーガニック農法の導入」により、安定したブドウの供給が期待されています。

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アルバニア
ブドウ 情報

アルバニアのブドウ
アルバニア語でブドウは「Rrushz(ルルーシュ)」です。

アルバニアの気候
アルバニアは地中海性気候に属し、温暖な気候と豊富な日照量がブドウ栽培に適しています。特に、沿岸地域と内陸の丘陵地帯では、ブドウ栽培に最適な環境が整っています。アルバニアは「ヨーロッパ最貧国」と言われていますが、国内の交通インフラは整備されており、生産されたブドウの輸送が非常にスムーズにおこなわれています。

ブドウの生産量は1996年以降増加しており、海外へ輸出量が増加しています。

ワインの消費量は低い
アルバニアは非常に多くの「テーブルグレープ」が消費していますが、「ワイン」の消費量は少なくなります。モルドバは「イスラム教」が人口の7割程度と多く、飲酒する人は限定的です。

ワイン造りの歴史
アルバニアの「ワイン」の消費量は少なくなりますが、「ワイン造り」は3000年前からおこなわれており、イスラム教が伝わる以前からワインを生産しています。そのため、イスラム教を信仰する人でもワイン造りに携わる人や飲酒する人が限定的に存在します。

栽培方法
伝統的な栽培方法と近代的な技術が混在しており、特に家族経営の農園では手作業による栽培が主流です。近年では、品質向上のための技術革新や有機栽培への取り組みも進んでいます。

アルバニアのブドウ生産品種
在来品種
シャシュリ (Shesh i Bardhë):白ワイン用ブドウで、フルーティーな香りが特徴です。
シャシュ・イ・ジ (Shesh i Zi):赤ワイン用ブドウで、深みのある味わいを有しています。
カリメラ (Kallmet):高品質の赤ワイン用品種で、濃厚な味わいとしっかりしたタンニンが特徴です。

国際品種
メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなどが栽培されており、特に輸出向けワインの生産に利用されています。

生産量と市場
アルバニアのブドウ生産量は比較的小規模で、主に国内消費が中心ですが、近年では輸出も増加傾向にあります。特に、ヨーロッパ市場向けのワイン輸出が拡大しています。

アルバニアのブドウ生産は、伝統と革新が融合した形で発展しており、特に在来品種を活かしたワイン生産が注目されています。

モルドバ
ブドウ 情報

モルドバのブドウ
モルドバで使用されるルーマニア語でブドウは「Struguri(ストログリ)」です。

モルドバのブドウ栽培の歴史
モルドバは紀元前2800年「ククテニ文化」が栄えた新石器時代からブドウの栽培がおこなわれた形跡があります。ククテニ文化は「小麦」「大麦」「オーツ麦」「エンドウ豆」「プラム」なども栽培されており、集落を形成して集団で「農業」をおこなっていたと思われます。

気候と地理的条件
アルバニアは地中海性気候に属し、温暖な気候と豊富な日照量がブドウ栽培に適しています。特に、沿岸地域と内陸の丘陵地帯では、ブドウ栽培に最適な環境が整っています。

モルドバのブドウ生産品種
在来品種
フェテアスカ・アルバ (Fetească Albă):白ワイン用品種で、フローラルな香りとフレッシュな酸味が特徴。
フェテアスカ・レガーラ (Fetească Regală):バランスの取れた酸味とフルーティーな風味の白ワイン用ブドウ。
フェテアスカ・ネアグラ (Fetească Neagră):深みのある赤ワイン用ブドウで、濃厚な果実味とスパイシーな香りを持つ。
ララ・ネアグラ (Rară Neagră):タンニンが柔らかく、繊細な味わいの赤ワインに適する。

国際品種
●カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール(赤ワイン用)
●シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング(白ワイン用)

モルドバのブドウ生産と特徴
モルドバは温暖な大陸性気候に属し、四季がはっきりしています。
夏:暑く乾燥しており、ブドウの糖度が上がりやすい。 冬:比較的寒冷だが、丘陵地帯が霜からブドウを守る。
土壌:肥沃な黒土(チェルノーゼム)が広がり、ブドウ栽培に適している。
地理的特性:多くのブドウ畑が丘陵地にあり、水はけが良い。

ブドウは霜に弱い
モルドバは初秋に「霜」が降りる事があり、ブドウの収穫に影響を及ぼします。近年は「気候変動」の影響によりブドウの栽培が難しくなっています。

北マケドニア
ブドウ 情報

北マケドニアのブドウ
北マケドニアで利用されるマケドニアでブドウは「Грозје(グローシェ)です。

北マケドニアはどこ?
北マケドニアは「バルガン半島」の内陸部に位置しており、「ギリシャ」の北に存在します。「ギリシャ」「ブルガリア」「アルバニア」「セルビア」と国境を接しています。

豊かな気候を有する北マケドニア
北マケドニアはバルガン半島の内陸部に位置しています。「地中海特有の気候」を有しており、非常に味の豊なブドウを生産しています。

北マケドニアのブドウの生産地
北に位置する「Pcinja-Osogovo(プシンヤ-オソボ)」、南に位置する「Pelagonija-Polog(ペラゴニヤ-ポログ)」などで多くのブドウが生産されています。

北マケドニアのブドウの生産品種
在来品種
ヴラナッツ (Vranec):北マケドニアを代表する赤ワイン用ブドウ。濃厚な色合いと、豊かな果実味、しっかりとしたタンニンが特徴。
スタノシュナ (Stanušina):希少な在来品種で、ライトボディの赤ワインを生産。繊細な酸味とフルーティーな風味がある。

国際品種
赤ワイン用:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーなど。
白ワイン用:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなど。

北マケドニアの気候
標高の高いブドウ畑:海抜600m以上の場所にもブドウ畑があり、昼夜の寒暖差が果実の成熟に良い影響を与える。
夏:暑く乾燥しており、ブドウの糖度が高まりやすい。
冬:比較的寒冷だが、山々に囲まれているため極端な冷え込みは少ない。
土壌:石灰質の土壌が多く、水はけが良いことがブドウの品質向上につながっている。

北マケドニアは温暖な大陸性気候に属し、ブドウ栽培に非常に適した環境が整っています。

ワイン生産との関係
● 北マケドニアではブドウの大部分がワイン醸造に使用されており、ワイン産業が国の重要な経済基盤となっています。
● 伝統と近代技術の融合:昔ながらのワイン造りの技法を守りつつ、最新の醸造技術を取り入れた生産が進んでいる。
● ワイン生産量の多さ:バルカン地域の中でもワイン生産量が多く、特に赤ワインの生産が盛ん。
● 輸出志向:国内消費も多いが、ヨーロッパやアメリカ、中国などへの輸出も増えている。

栽培方法
● サスティナブル農法や有機栽培の導入が進んでいる。
● 伝統的な手作業での収穫が多い。
● 乾燥気候を活かし、病害のリスクが低いため、農薬の使用量が比較的少ない。

ワインツーリズムが有名です。

ウズベキスタン
ブドウ 情報

ウズベキスタンのブドウ
ウズベキスタンで利用されるウズベクでブドウは「Uzum(ウズム)です。

イスラム教だが飲酒に寛大
ウズベキスタンは「ワイン生産」が紀元前1世紀からおこなわれていた事が、ゾロアスター教の聖典「アヴェスター」に記されています。ゾロアスター教は「ペルシャ(現在はイラン)」が発祥の地であり、ウズベキスタンも大きな影響を受けています。

7世紀にイスラム教が広まり「ワイン」の飲酒は禁止され、ブドウの消費は生食やドライフルーツへ切り替わりました。

19世紀に「旧ソビエト連邦」の配下で商業的なワイン生産が開始され、宗教を禁止していたソビエト連邦の元で飲酒する人が再び増加しました。

ウズベキスタンは現在90%がイスラム教徒ですが、飲酒する人が多く存在します。

ドライフルーツの輸出
ウズベキスタン産の「ブドウのドライフルーツ」日本へも輸出がおこなわれており、簡単に購入する事が可能です。

ウズベキスタンのブドウの生産品種
在来品種

フセイニ (Husayni, Хусайни):細長い形をした白ブドウで、生食や干しブドウに利用される。
トイフィ (Toifi, Тойфи):ピンク色の大粒ブドウで、主に生食用や干しブドウ用。
キシュミシュ (Kishmish, Кишмиш):種なしブドウで、干しブドウ(レーズン)として特に人気。

ワイン用品種
サペラヴィ (Saperavi, Саперави):深い色合いと豊かな果実味を持つ赤ワイン用ブドウ。
ルカツィテリ (Rkatsiteli, Ркацители):ジョージア(グルジア)原産の白ワイン用ブドウで、酸味がありフルーティーな味わい。
アリゴテ (Aligoté)カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon) などの国際品種も栽培されている。

干しブドウも有名

ウズベキスタンは世界有数のレーズン生産国でもあります。
代表的な品種:キシュミシュ(種なし)、トイフィ、フセイニなど。
乾燥方法:天日干しや人工乾燥の両方が行われる。
輸出市場:ロシア、トルコ、中東、ヨーロッパ向けに大量に輸出される。

雨の少ない土地
ウズベキスタンは年間降水量が100ミリ~200ミリと非常に少なく、農業に適した土地とは言えません。

「旧ソビエト連邦」の指揮の元で「綿花」生産が開始され、ウズベキスタンの北西部に位置する「アラル海」の水を利用した「灌漑農業(人工的に水を引き込む農業)」が開始されました。綿花は栽培に非常に多くの「水」必要とする植物であり、利用されたアラル海の水は激減、現在は1/3程度まで水量が減少しています。

ブドウ生産は
ウズベキスタンの土地に適している
「ブドウ」は乾燥した土地での栽培が適しています。日本などの「雨」の多い土地はブドウの栽培に「雨除け」を用いるほどであり、水が多すぎると「カビ」が発生します。

ウズベキスタンは年間200日の晴天に恵まれ、適度な水分により実が甘くなり、非常に質の良いブドウが生産されています。

トルクメニスタン
ブドウ 情報

トルクメニスタンのブドウ
トルクメニスタンで利用されるトルクメン語でブドウは「üzüm(ウズム)です。

トルクメニスタンのブドウ生産
トルクメニスタンも「イスラム教」を主体とする国ですが、国内のブドウ栽培は非常に歴史があり、限定的に「ワイン」を飲酒します。ブドウは「レーズン」などに加工され海外へ輸出される事が多くなります。

トルクメニスタンのブドウの生産品種
生食・干しブドウ用品種

キシュミシュ (Kishmish, Кишмиш):種なしブドウで、干しブドウ(レーズン)に最適。甘みが強く、国内外で人気が高い。
フセイニ (Husayni, Хусайни):細長い形の白ブドウ。生食だけでなく、干しブドウとしても利用される。
トイフィ (Toifi, Тойфи):ピンク色の大粒ブドウで、生食に適している。長期間保存できるため、輸出向けにも栽培される。

ワイン用品種(少量生産)
サペラヴィ (Saperavi, Саперави):グルジア原産の赤ワイン用ブドウ。濃厚な果実味としっかりしたタンニンが特徴。
ルカツィテリ (Rkatsiteli, Ркацители):白ワイン用品種で、酸味がありフレッシュな味わい。
カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon):近年、国際品種の栽培が試みられている。

生食用ブドウと干しブドウの生産が圧倒的に多く、ワイン用ブドウの生産は限定的です。

降水量が少ない
トルクメニスタンは「ウズベキスタン」同様に雨が非常に少ない国です。トルクメニスタンも「旧ソビエト連邦」の指導の元で「綿花」栽培に力を入れていましたが、生産量はソ連崩壊後に減少し、現在は「穀物」の生産量が増加しています。

ブドウの栽培方法
有機農業の発展:化学肥料の使用が少なく、比較的ナチュラルな栽培方法が採用されることが多い。
灌漑農法:雨が少ないため、アムダリヤ川などの水資源を活用した灌漑農業が不可欠。
棚栽培(トレリス方式):日差しが強いため、ブドウの品質を維持するために棚栽培が用いられる。
手作業による収穫:機械化が進んでいないため、多くの作業が手作業で行われる。

スロベニア
ブドウ 情報

スロベニアのブドウ
スロベニアでブドウは「Grozdje(グローシェ)です。

スロベニアは「マスカット」
スロベニアはヨーロッパの中でもワイン生産の歴史が古く、多様な気候と地形を活かした高品質なブドウ栽培が行われています。独自の品種や伝統的なワイン造りが根付いており、主に「白ブドウ」の生産が多くなります。

国内で生産されるブドウの70%が白ブドウになりますが、国内に赤・白を含めたブドウの品種が200種以上存在します。

ブドウ栽培地域(3つのワイン生産地域
プリモルスカ地方(Primorska)
赤ワインの生産が多いが、白ワインも高品質
地中海性気候で温暖、イタリアとの国境に近い地域
代表品種:レフォシュク (Refošk)、マルヴァジア (Malvazija)、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

ポドラウイェ地方(Podravje)
オーストリアに近い北東部、大陸性気候で寒暖差が大きい
白ワインの生産が中心(フレッシュで酸味のあるスタイル)
代表品種:シャルドネ、リースリング、フルミント (Šipon)、ゲヴュルツトラミネール

ポサウイェ地方(Posavje)
中央部の丘陵地帯、伝統的なワイン文化が根付く
混醸ワイン(複数品種をブレンド)が多く、地元消費向けが中心
代表品種:ツヴァイゲルト、フランキンヤ (Modra Frankinja)、シュメットナ (Cviček)

スロベニアのブドウの生産品種
白ブドウ品種(約70%)
リースリング (Renski Rizling, Laški Rizling):酸味があり、熟成向き
フルミント (Šipon):フルーティーでフレッシュな味わい
マルヴァジア (Malvazija):地中海沿岸の品種、アロマティックで華やか
ゲヴュルツトラミネール (Traminec):スパイシーで芳香の強い品種

赤ブドウ品種(約30%)
レフォシュク (Refošk):酸味がありフレッシュな赤ワイン向け
フランキンヤ (Modra Frankinja):スパイシーでミディアムボディの赤ワイン向け
メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン:国際品種も人気

高血圧の人が多い
スロベニアは「高血圧」を患う人が多く、「ワイン」やその他の酒が血圧を上げる要因の一つとして問題になっています。

スロベニアのワインの消費量はヨーロッパの中で多くありませんが、「自家製のワインを製造する人」が多く存在し、正確なワインの消費量を計測する事が不可能です。

ギリシャ
ブドウ 情報

ギリシャのブドウ
ギリシャ語でブドウは「σταφύλια(スタフィーア)です。

古代からブドウ生産の地
ギリシャは温暖で豊かな気候を有しており、ワイン生産は6500年前から開始されたとしています。ギリシャ文明の拡大と共に「イタリアのシチリア島」「フランス」「スペイン」などにブドウ・ワイン生産が拡大し、ヨーロッパ全体でワインが生産されるようになりました。

ワイン貿易
古代のギリシャは「ワイン」が重要な貿易品として利用されていました。ワインの他に「オリーブ」も非常に重要な貿易品であり、国内で多く栽培されていたとされます。

気候と地理的条件
ギリシャは地中海性気候を中心とした地域ですが、山岳地帯の影響を強く受けた多様な気候がブドウ栽培に適しています。
● 地中海性気候(夏は暑く乾燥、冬は温暖)
● 山岳地帯(標高が高い地域では冷涼な気候が維持される)
● 海の影響(エーゲ海やイオニア海の風が湿度を調整し、病害を抑制)
● 多様な土壌(石灰岩、火山性土壌、砂質土壌などが地域ごとに異なる)

ギリシャのブドウの生産品種
白ブドウ品種(約70%)
アシルティコ (Assyrtiko):ミネラル感が強く、辛口白ワインに適する。特にサントリーニ島産が有名。
モスコフィレロ (Moschofilero):フローラルで華やかな香りのある白ワイン向け。
マラグジア (Malagousia):アロマティックでフルーティーな白ワインを生み出す。

赤ブドウ品種(約30%)
クシノマヴロ (Xinomavro):「ギリシャのネッビオーロ」とも称される、酸味とタンニンが強い長期熟成型の赤ワイン向け品種。
アギオルギティコ (Agiorgitiko):果実味豊かで滑らかなタンニンを持つ赤ワイン向け品種。
リヤティコ (Liatiko):主に甘口ワインに使われる伝統的な品種。

国際品種(シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど)も栽培されているが、ギリシャ独自の品種が中心。

主要なブドウ栽培地域
マケドニア地方(北部)
冷涼な気候で高品質な赤ワインが多い
主要品種:クシノマヴロ (Xinomavro)(力強い赤ワイン向け)
代表的ワイン産地:ナウサ (Naoussa)、アミンデオ (Amyndeon)

ペロポネソス地方(南部)
ギリシャ最大のブドウ栽培地帯
主要品種:アギオルギティコ (Agiorgitiko)(芳醇な赤ワイン向け)、モスコフィレロ (Moschofilero)(アロマティックな白ワイン向け)
代表的ワイン産地:ネメア (Nemea)、マントニア (Mantinia)

クレタ島
温暖な気候で豊かな果実味のワインが多い
主要品種:ヴィラナ (Vilana)(フレッシュな白ワイン向け)、リヤティコ (Liatiko)(赤・デザートワイン向け)

サントリーニ島
火山性土壌と強い風により特異な栽培方法(カメラ型仕立て)
主要品種:アシルティコ (Assyrtiko)(ミネラル豊富な白ワイン向け)
代表的ワイン:高品質な辛口白ワインやヴィンサント(甘口ワイン)

カメラ型仕立て(Kouloura, クルーラ)とは?ギリシャのサントリーニ島で伝統的に用いられている特殊なブドウの仕立て方です。この方法では、ブドウの枝を低く這わせながら円形に編み込み、地面に近い位置で育てるのが特徴です。

テュルキエ
ブドウ 情報

テュルキエ(旧トルコ)のブドウ
テュルキエ語でブドウは「üzüm(ウズム)です。

農業大国テュルキエ
テュルキエは温暖で豊な気候を有しており、国内で様々な農作物が生産されています。非常に多くの「ブドウ」も生産しており、ブドウを利用した加工品やワインが有名です。

ブドウ生産大国
世界第5位前後のブドウ生産量(約400万トン)であり、ブドウ栽培面積は約45万ヘクタール(フランス、スペイン、中国に次ぐ規模)です。全生産量の約95%が食用またはレーズン用であり、ワイン生産量は比較的少ないが、近年、品質が向上しています。

テュルキエのワイン
テュルキエもイスラム教を主体とする国ですが、国内で多くの「ワイン」が生産されており、ワイン生産は7000年前(説有)から開始されたとされています。

ブドウは600種を超える
国内で1200種を超えるブドウが栽培されています。

テュルキエのブドウの品種
食用・レーズン用品種(約95%)
スルタニエ(Sultaniye):世界的に有名なレーズン用ブドウ。甘く、種なし。
ヤルヴァチ(Yalova İncisi):ジューシーな白ブドウ。

ワイン用品種(約5%)
カレジック・カラス(Kalecik Karası):フルーティーでエレガントな赤ワインを生む品種。
ナルインジェ(Narince):柑橘系の香りが特徴の白ブドウ。
オクズギョズ(Öküzgözü):酸味がありフルーティーな赤ワイン用。
ボアズケレ(Boğazkere):強いタンニンとスパイシーな風味を持つ赤ワイン向け品種。

テュルキエのワイン産業
テュルキエはイスラム文化の影響でアルコール消費が少ないため、ワイン生産は限られていますが、近年は国際市場向けに品質の高いワインを生産する動きが進んでいます。

● ワイン用ブドウは全生産量の5%以下
● 政府の酒税や規制の影響で国内市場は小さい
● 輸出市場(ヨーロッパ、アメリカ向け)に注力
● 自然派ワインやオレンジワインの生産も増加

主要なブドウ栽培地域と生産品種
エーゲ海地方(イズミル、マニサ)
トルコ最大のブドウ産地(特にレーズン生産が中心)
主要品種:スルタニエ(Sultaniye、食用・レーズン用)、フォチャ・カラシュ(Foça Karası、赤ワイン用)

中央アナトリア地方
(カッパドキア、アンカラ)
昼夜の寒暖差が大きく、ワイン用ブドウが高品質に育つ
主要品種:カレジック・カラス(Kalecik Karası、エレガントな赤ワイン)、ナルインジェ(Narince、フルーティーな白ワイン)

東アナトリア地方
(エルズィンジャン、エラズー)
標高が高く、濃厚なブドウが育つ
主要品種:オクズギョズ(Öküzgözü、大粒で酸味のある赤ワイン用)、ボアズケレ(Boğazkere、タンニンが強い赤ワイン用)

地中海地方(アダナ、アンタルヤ)
温暖な気候で、早熟のブドウが栽培される
主要品種:アリカント(Alicante、赤ワイン用)、白ブドウのナルインジェ(Narince)

農業大国テュルキエ
テュルキエは温暖で豊な気候を有しており、国内で様々な農作物が生産されています。非常に多くの「ブドウ」も生産しており、ブドウを利用した加工品やワインが有名です。

ブドウ生産大国
世界第5位前後のブドウ生産量(約400万トン)であり、ブドウ栽培面積は約45万ヘクタール(フランス、スペイン、中国に次ぐ規模)です。全生産量の約95%が食用またはレーズン用であり、ワイン生産量は比較的少ないが、近年、品質が向上しています。

テュルキエのワイン
テュルキエもイスラム教を主体とする国ですが、国内で多くの「ワイン」が生産されており、ワイン生産は7000年前(説有)から開始されたとされています。

ブドウは600種を超える
国内で1200種を超えるブドウが栽培されています。

テュルキエのブドウの生産品種
食用・レーズン用品種(約95%)
スルタニエ(Sultaniye):世界的に有名なレーズン用ブドウ。甘く、種なし。
ヤルヴァチ(Yalova İncisi):ジューシーな白ブドウ。

ワイン用品種(約5%)
カレジック・カラス(Kalecik Karası):フルーティーでエレガントな赤ワインを生む品種。
ナルインジェ(Narince):柑橘系の香りが特徴の白ブドウ。
オクズギョズ(Öküzgözü):酸味がありフルーティーな赤ワイン用。
ボアズケレ(Boğazkere):強いタンニンとスパイシーな風味を持つ赤ワイン向け品種。

テュルキエのワイン産業
テュルキエはイスラム文化の影響でアルコール消費が少ないため、ワイン生産は限られていますが、近年は国際市場向けに品質の高いワインを生産する動きが進んでいます。

● ワイン用ブドウは全生産量の5%以下
● 政府の酒税や規制の影響で国内市場は小さい
● 輸出市場(ヨーロッパ、アメリカ向け)に注力
● 自然派ワインやオレンジワインの生産も増加

アゼルバイジャン
ブドウ 情報

アゼルバイジャンのブドウ
アゼルバイジャン語でブドウは「üzüm(ウズム)です。

アゼルバイジャンのワイン生産
アゼルバイジャンは古来からワイン生産がおこなわれています。主に北部の「Qəbələ rayonu(ガバラ地区)」、中部の「Şamaxı rayonu(シャマキ地区)」、南部の「Qobustan rayonu(ゴブスタン地区)」などで多くのワイン生産がおこなわれ、特にカフカス(コーカサス)地方のワイン文化の一端を担っています。ブドウ栽培に適した温暖な気候と多様な地形を持ち、伝統的な品種から国際的な品種まで多くのブドウが栽培されています。

アゼルバイジャンのブドウの生産品種
食用・レーズン用品種
スルタニエ(Sultaniye):種なしブドウで、レーズンや食用として広く栽培。
アガ・シャニ(Agh Shani):甘みが強く、生食に適した白ブドウ。

ワイン用品種(アゼルバイジャン固有種)
マドラサ(Madrasa):アゼルバイジャンを代表する赤ワイン用ブドウ。フルーティーで適度な酸味が特徴。
バヤン・シラ(Bayan Shira):ミネラル感のある白ブドウで、辛口ワイン向き。

ワイン用品種(国際品種・ジョージア品種)
サペラヴィ(Saperavi):コーカサス地方の代表的な赤ワイン品種。深みのある色合いと豊かな果実味が特徴。
ルカサ(Rkatsiteli):フレッシュで酸味のある白ワイン用ブドウ。

生産されたワインは国内外で有名であり、世界中でアゼルバイジャンのワインを購入する事ができます。

アゼルバイジャンの気候
アゼルバイジャンは多様な気候帯を持ち、ブドウ栽培に適した環境が豊富です。
● カスピ海沿岸(温暖湿潤気候):湿度が高く、白ブドウの栽培が盛ん
● コーカサス山脈南部(大陸性気候):寒暖差が大きく、高品質なワイン用ブドウが育つ
● 内陸部(乾燥気候):降水量が少なく、灌漑によるブドウ栽培が行われる

主な土壌タイプ
● 火山性土壌(ミネラルを多く含む)
● 石灰質土壌(酸味のあるワイン向き)
● 沖積土壌(肥沃で食用ブドウ向き)

宗教はイスラム教(90%)が大半を占めますが、古来からワイン造りが盛んに行われています。ソ連時にはワインの有名な供給地となり、独立後はブドウ生産が減少しましたが、カフカス地方の豊かな土地を活かし、2000年代から生産量が増加しています。

タジキスタン
ブドウ 情報

タジキスタンのブドウ
タジキスタンで利用されるタジク語でブドウは「Ангур(アングル)」です。

ブドウの街「トゥルスンゾダ」
タジキスタン最西端に位置する「トゥルスンゾダ」はブドウ生産が有名な都市であり、生産されるブドウは主に「テーブルグレープ」として消費されます。トゥルスンゾダの近くに「Karadagh Khanate(カラダグ川)」という河川が存在し、カラダグの水源を利用して灌漑農業をおこなっています。「米」「野菜」なども多く栽培されており、多くの人が農業に従事しています。

ワイン生産の衰退
タジキスタンは「旧ソビエト連邦」配下時に「ワイン」を量産化し生産していましたが、現在はワインをほどんど生産していません。量産化に切り替えた事でワインの質が低下、輸出量や消費量の減少と共にワイン生産量も減少しました。現在もワイン生産は限定的であり、主に生食用のブドウ生産がおこなわれています。

巨大なブドウ「Pobeda(ポベダ)」
「トゥルスンゾダ」で栽培されている品種に「ポベダ」という巨大なブドウの品種が存在します。非常に巨大であり、長さが50センチを超える房もあります。

タジキスタンのブドウの生産地
ハトロン州(Khatlon)
タジキスタン南部の主要な農業地帯で、最も多くのブドウが生産される。
主に食用ブドウやレーズン用ブドウの栽培が中心。
主要品種:ハサニ(Khusravani)、タイフィ(Taifi)、スルタニエ(Sultaniye)

ソグド州(Sughd)
国北部に位置し、伝統的なブドウ栽培地帯。
標高の高い地域では甘みの強いブドウが育つ。
主要品種:フスラヴァニ(Khusravani)、チルガ(Chilga)

ルダキ地方(Rudaki)
首都ドゥシャンベ周辺のブドウ生産地。
食用ブドウとワイン用ブドウの両方が栽培される。
主要品種:タイフィ(Taifi)、スルタニエ(Sultaniye)

タジキスタンのブドウの生産品種
食用・レーズン用品種(主流)
ハサニ(Khusravani):タジキスタン固有の甘い白ブドウ。
タイフィ(Taifi):中央アジア全域で人気のピンク色のブドウ。
スルタニエ(Sultaniye):種なしで、レーズン用に最適。

ワイン用品種(少数)
アレアトゥコ(Areatuko):赤ワイン用で、しっかりしたボディが特徴。
ルカサ(Rkatsiteli):ジョージア(グルジア)由来の白ワイン用ブドウ。

タジキスタンのワイン産業
● ワイン生産量は少なく、食用ブドウとレーズンの生産が圧倒的に多い。
● ソ連時代にはワイン醸造も行われたが、現在は規模が縮小。
● 一部の地元ワイナリーでは伝統的な方法でワイン造りを続けている。
● ジョージアやウズベキスタンの影響を受け、ワイン産業の発展が期待される。

アフガニスタン
ブドウ 情報

アフガニスタンのブドウ
アフガニスタンで利用されるパシュトー語でブドウは「انګور(イナブン)」です。

アフガニスタンのブドウの生産地
主に南部の「カンダハール州」、東部の「カピサ州」、東部の「ガズニ州」、東部「カブール州」、東部の「パーワン州」、北西部の「ヘラート州」で多くのブドウが生産されています。

カンダハール州(Kandahar)
アフガニスタン最大のブドウ生産地。
レーズン生産の中心地で、高品質な干しブドウが作られる。
主要品種:シャトゥート(Shatooth)、タイフィ(Taifi)、スルタニエ(Sultaniye)

カブール州(Kabul)
首都周辺の農業地帯で、国内消費向けの食用ブドウが多い。
標高が高く、昼夜の寒暖差が大きいため風味豊かなブドウが育つ。
主要品種:シャトゥート(Shatooth)、アスカリ(Askari)

ヘラート州(Herat)
西部の主要な農業地域で、イランに近いため輸出向けブドウも多い。
乾燥した気候が甘みの強いブドウの生産に適している。
主要品種:ヘラーティ(Herati)、アスカリ(Askari)

バルフ州(Balkh)
北部のブドウ栽培地で、歴史的に有名な交易地。
乾燥した気候で耐寒性のある品種が栽培される。
主要品種:タイフィ(Taifi)、スルタニエ(Sultaniye)

アフガニスタンのブドウの生産品種
食用・レーズン用品種(主流)
シャトゥート(Shatooth):甘みが強く、食用・レーズン用として人気。
タイフィ(Taifi):ピンク色の甘いブドウで、レーズンや生食向き。
スルタニエ(Sultaniye):種なしブドウで、主にレーズン用。
アスカリ(Askari):大粒で香りが良く、生食・乾燥両方に適する。

イスラム教主体の国であり、ワインの生産はおこなわれていません。19世紀以前にはワイン生産がおこなわれていました。

ブドウの長期保存「kangina(カンギナ)」
アフガニスタンではブドウを長期保存するために古来から伝わる「kangina(カンギナ)」がおこなわれます。

「カンギナ」は泥で作られた皿の上にブドウを置き、更に泥で蓋をするという方法です。この方法でブドウは6か月間保存が可能になり、長期保存しないブドウは「レーズン」に加工します。

ルーマニア
ブドウ 情報

ルーマニアのブドウ
ルーマニア語でブドウは「strugurii(ストログーリ)です。

ルーマニアのブドウ生産
ルーマニアはヨーロッパで有数のブドウ栽培国であり、ワイン生産の長い歴史を持つ国です。古代ローマ時代から続くワイン文化が根付いており、特に土着品種を活かしたワイン造りが特徴的です。温暖な気候と多様な地形により、白ワイン・赤ワインの両方がバランスよく生産されています。

社会主義とワインの関係
ルーマニアは非常に質の良いワインが生産されていましたが、「社会主義」の導入と共にワインの生産が「国営」に切り替わり、量産体制と共にワインの質が低下しました。

民主化後ワインの質が向上
1989年の民主化後にワイン生産が民営化に戻り、ワインの質が劇的に向上・輸出量が増加しています。

紀元前2000年以上の歴史(ダキア王国時代からワイン造りが行われていた)
● ローマ帝国の影響でワイン文化が発展
● 共産主義時代(1947~1989年)は大量生産にシフト
● 現在は質の高いワイン生産が増加し、EU市場にも進出
● 世界第5位のワイン生産国(ヨーロッパ内)

気候と土壌
ルーマニアの気候は温暖な大陸性気候で、地域によってブドウの栽培条件が異なります。特に黒海沿岸やカルパチア山脈の影響を受け、多様なブドウ品種が育つ環境となっています。

気候の特徴
● 黒海沿岸(ドブロジャ地方):温暖で湿度が高く、白ワイン向き。
● カルパチア山脈周辺(トランシルヴァニア地方):冷涼な気候で酸味のある白ブドウが育つ。
● ワラキア地方(南部):温暖で日照時間が長く、赤ワイン向きの品種が多い。
● モルダヴィア地方(東部):バランスの取れた気候で、白ワイン・赤ワインともに生産。

土壌の特徴
● 黒海沿岸の砂質土壌(ミネラル感のある白ワイン向き)
● 丘陵地帯の粘土・石灰質土壌(タンニン豊富な赤ワイン向き)
● カルパチア山脈周辺の火山性土壌(個性的な香りのブドウが育つ)

ルーマニアのブドウ生産地
ムンテニア&オルテニア地方
(Muntenia & Oltenia)
ルーマニア南部の温暖な地域で、赤ワイン用ブドウが豊富。
主要品種:フェテアスカ・ネアグラ(Fetească Neagră)、メルロー(Merlot)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)

モルダヴィア地方(Moldova)
ルーマニア東部で、国内最大のブドウ生産地帯。
主要品種:フェテアスカ・アルバ(Fetească Albă)、グラサ・デ・コトナリ(Grasă de Cotnari)、リースリング(Riesling)

トランシルヴァニア地方(Transylvania)
冷涼な気候で、酸味のある白ブドウが多い。
主要品種:フェテアスカ・レガーラ(Fetească Regală)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)

バナト地方(Banat)
西部のハンガリー国境に近い地域で、スパークリングワインの生産も盛ん。
主要品種:ムスカート・オットネル(Muscat Ottonel)、ピノ・グリ(Pinot Gris)

ドブロジャ地方(Dobrogea)
黒海沿岸の温暖な気候で、白ワイン用ブドウが多い。
主要品種:シャルドネ(Chardonnay)、フェテアスカ・アルバ(Fetească Albă)

ルーマニアの生産品種
原産種

フェテアスカ・ネアグラ(Fetească Neagră):濃厚な赤ワイン品種で、プラムやスパイスの風味。
フェテアスカ・アルバ(Fetească Albă):爽やかな白ワイン品種で、花のような香り。
フェテアスカ・レガーラ(Fetească Regală):酸味のある白ブドウで、スパークリングワインにも使用。
グラサ・デ・コトナリ(Grasă de Cotnari):貴腐ワイン用の品種で、甘口ワインに適する。

国際品種
赤ワイン用:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール
白ワイン用:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング

アルメニア
ブドウ 情報

アルメニアのブドウ
アルメニアでブドウは「խաղող(ハーゴグ)です。

アルメニアのブドウ生産
アルメニアは「アルメニア使徒教会(正教会のような東方諸教会系)」を主体とした国ですが、「イスラム教徒」の割合も多くなります。「ワイン」の生産は非常に古い歴史があり、紀元前4000前後からワイン造りがおこなわれいた痕跡が残っています。

ワイン生産は「旧ソビエト連邦」の配下時に体勢が整えられ、現在も多くのワインを生産しています。

● 世界最古のワイン醸造施設(紀元前4100年頃の遺跡が発見)
● 旧ソ連時代(1920-1991年)はブランデー生産が中心
● 1991年の独立後、ワイン産業が再び成長
● 近年は国際市場向けの高品質ワインが増加

アルメニアの気候
アルメニアのブドウ栽培地域は主に高地(標高800〜1600m)に位置し、寒暖差の激しい気候が特徴です。このため、酸味がしっかりした風味豊かなブドウが育ちます。

● 乾燥した大陸性気候(雨が少なく、病害が少ない)
● 昼夜の寒暖差が大きい(糖度と酸のバランスが取れたブドウが育つ)
● 日照時間が長い(ブドウの成熟に適している)

土壌の特徴
● 火山性土壌(ミネラル豊富でワインの複雑な風味を生む)
● 砂質・粘土質土壌(排水性が良く、病害に強い)

アルメニアのブドウ生産地
アルマヴィル地方(Armavir)
アルメニア最大のブドウ栽培地で、ワインとブランデーの両方が生産される。
主要品種:ヴォスケハット(白)、カハニ(赤)、カングン(白)

アラガツォトゥン地方(Aragatsotn)
標高の高い地域で、酸味の強い白ブドウが育つ。
主要品種:ヴォスケハット(白)、アレニ・ノワール(赤)

ヴァヨツ・ゾル地方(Vayots Dzor)
最も有名なワイン産地で、6000年前のワイン醸造遺跡が発見された地域。
主要品種:アレニ・ノワール(赤)、ヴォスケハット(白)

アルツァフ(ナゴルノ・カラバフ)地方
アルメニア独特の土着品種が多く、ワインの多様性がある。
主要品種:シラン(赤)、コルム(白)

アルメニアのブドウ生産品種
赤ワイン用品種

アレニ・ノワール(Areni Noir):アルメニアを代表する赤ワイン品種。ピノ・ノワールに似た繊細な味わいで、酸味が豊か。
カハニ(Kakhet):フルボディでスパイシーな赤ワイン向き。
シラン(Sireni):ナゴルノ・カラバフ地方特有の品種で、濃厚な風味。

白ワイン用品種
ヴォスケハット(Voskehat):アルメニアの代表的な白ワイン品種。フローラルでミネラル感が強い。
カングン(Kangun):シャルドネに似た味わいで、スパークリングワインにも使用。
コルム(Korum):ナゴルノ・カラバフ地方の白ワイン品種。

日本
ブドウ 情報

日本のブドウ生産
日本では「長野県」「山梨県」「山形県」などで多くのブドウを生産しています。

長野県(寒暖差を活かしたブドウ栽培)
ワイン用ブドウの生産が盛ん
主要品種:ナイアガラ(白)、コンコード(赤)、シャインマスカット、ナガノパープル

山梨県(日本最大のブドウ産地・ワイン産地)
生食用・ワイン用ともに日本一の生産量
主要品種:甲州(白)、マスカット・ベーリーA(赤)、シャインマスカット、巨峰

山形県(さくらんぼと並ぶ果樹王国)
生食用ブドウの高品質化が進む
主要品種:デラウェア、スチューベン、シャインマスカット

岡山県(晴れの国・高級ブドウの名産地)
大粒の高級ブドウ(シャインマスカットやマスカット・オブ・アレキサンドリア)が有名
主要品種:マスカット・オブ・アレキサンドリア、瀬戸ジャイアンツ、ピオーネ

北海道(冷涼な気候を活かしたワイン生産)
ヨーロッパ系ワイン用ブドウの栽培が盛ん
主要品種:ピノ・ノワール、ケルナー、シャルドネ

日本のブドウ生産の歴史
718年(奈良時代):日本書紀に「山梨でブドウが発見された」という記録がある。
江戸時代(17~19世紀):生食用ブドウの栽培が本格化。
明治(19世紀後半):西洋ブドウ品種が導入され、ワイン生産が始まる。
昭和(20世紀):巨峰などの品種が開発され、生食ブドウの産業が拡大。
平成・令和(21世紀):シャインマスカットの人気が急上昇し、ワイン産業も成長。

日本のブドウは高級品
日本のブドウは非常に質が良く高級品です。近年は中国の富裕層などが日本のブドウを購入しており、「人気があるブドウが購入できない」などの問題が発生しています。1房2000円を超えるものも多く、日常的に消費する家庭は限定的です。

まとめ

ブドウ生産は地域ごとの気候、土壌、品種、栽培技術によって異なり、大きくワイン用と生食用に分かれます。

ヨーロッパ
ルーマニア・スロベニア・北マケドニア:土着品種が多く、ワイン生産が盛ん。
ギリシャ・アルバニア:乾燥気候で病害が少なく、古代からのワイン文化がある。
テュルキエ:生食用・レーズン向けが多いが、ワイン生産も一部発展。

ヨーロッパのブドウ生産は非常に長い歴史があり、ワイン生産と密接な関係があります。近年、「ワイン」の消費量は減少しており、将来的にブドウの需要量の低下と共に生産量が減少する可能性があります。

コーカサス・中央アジア
アルメニア・アゼルバイジャン:世界最古のワイン生産地の一つ。火山性土壌が特徴。
タジキスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン:乾燥地帯で高糖度のブドウが育ち、生食・レーズン向けが主流。

日本
高品質な生食用ブドウ(シャインマスカット・巨峰など)が人気。
山梨・長野・北海道などでワイン産業も発展。

今回は以上です。

最後で読んでいただき、ありがとうございました。

参考

1. FAO, FAOSTAT. "Food Balance Sheets - Grapes and products (excl wine), Food supply quantity (kg/capita/yr)" , Food supply (kcal/capita/day) , Export quantity (1000 t) Import quantity(1000 t),and Domestic supply quantity (1000 t) (English) 2022年. ©FAO 2024. 2023年2月27日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


サムネイル:Pixabay
ライセンスに関してはこちら (English) をご覧ください。