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砂漠で栽培できる?世界のスイカ 生産量ランキング

砂漠でも栽培されるスイカ

スイカは「アフリカ原産の果物」であり、5000年以上前から存在していたとされる果物です。水分量が多い果物ですが、水はけの良い土地を好む植物であり、「エジプト」のような乾燥した土地でも栽培がおこなわれています。

スイカはどの国がどのくらい生産しているのでしょうか?

世界のすいか
生産量 ランキング

世界のスイカ生産量
世界一位 中国
世界二位 テュルキエ
世界三位 インド

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世界のスイカ 生産量ランキング
Watermelon
Production (tonnes/year)

各国のスイカ
情報

スイカの重さ・エネルギー
スイカの100gあたりのエネルギーは約40カロリーです。

スイカはウリ科
スイカはウリ科の植物であり、「キュウリ」「ズッキーニ」「カボチャ」と同じ種類になります。スイカは一般的に「果物」として扱われますが、ウリ科の植物は「野菜」であり、線引きが曖昧です。

スイカは「野菜」でもあり「果物」でもある
スイカはウリ科の植物で、定義的には「野菜」です。しかし、一般的な視点では「果物」として扱われており、本記事も果物として扱います。

スイカは水はけの良い土地を好む
スイカは水はけの良い土地を好む植物です。乾燥した土地を好み、「ウズベキスタン」「イラン」などはスイカの名産地であり、ウズベキスタンのメロンはヨーロッパへも多く輸出されています。

スイカはあまり水を必要としない
日本でスイカは水をあまり必要としない植物です。日本の気候では水やりの必要がほとんど無く、土地が乾燥する場所は適度に水を与える必要があります。

スイカには多くのカリウムを含む
スイカには多くの「カリウム」が含まれています。汗をかくと体に必要な「カリウム」「ナトリウム」が減少し、「熱中症」を引き起こしやすくなるため、水分補給の他に塩分やナトリウムを補給する必要があります。

スイカは追熟しない
スイカは追熟しません。収穫時が一番美味しく、保存は「日光が当たらない涼しい場所」が良いとされています。

スイカの原産地はアフリカ
スイカの原産地は「アフリカの南部の砂漠地帯」だとされています。5000年前から存在している植物で非常に歴史があります。スイカのラテン語「lanatus」には「毛深い」という意味がありますが、違う種の植物に間違えて名付けられたという説があります。

中国
スイカ 情報

中国のスイカ生産量
スイカは中国語で「西瓜(シークァ)」です。

中国のスイカの生産地
主に東部の「山東省(さんとうしょう)」、東部の「江蘇省(こうそしょう)」、中部の「湖南省(こなんしょう)」、北西部の「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」、中部の「寧夏回族自治区(ねいかほいぞくじちく)」、中北部の「甘粛省(かんしゅくしょう)」「河北省(かほくしょう)」、東部の「浙江省(せっこうしょう)」などで多く栽培されています。

中国のスイカの生産量は非常に多く、2位のテュルキエの約15倍の生産量があります。

生産量は多いか輸出量は少ない
国内のスイカ生産量は非常に多くなりますが、他国への輸出は少量であり、国内で生産されるスイカの1%以下が海外へ輸出されています。スイカは追熟するフルーツで無いため、スピーディな輸送が必要になります。輸送の難しさもあり、スイカの輸出は避けられる傾向があります。

シルクロードを渡って来た
スイカは中国名の通り、西から来た植物とされています。中国の伝説では「神農(しんのう):人々に農業と医療を伝えた中国の神」が発見したとされ、「稀瓜(シークゥア):珍しい瓜」とも呼ばれています。

テュルキエ
スイカ 情報

テュルキエのスイカ生産量
スイカはテュルキエで「Karpuz(カルプス)」です。

テュルキエのスイカ生産地
テュルキエでは南部のアダナ県・アンタルヤ県・北西部のブルサ県・南東部のシャンルウルファ県・ディヤルバクル県・メルスィン県・西部のイズミル県・マニサ県・南西部のムーラ県の順に生産量が多くなっています。

アダナ県の生産量が多く、トルコ国内で生産されるスイカの20~25%がアダナ県で生産されています。

テュルキエの夏は乾燥している
テュルキエは非常に水はけの良い土地を有していて、夏は非常に乾燥します。トルコではスイカの種まきが1月中旬から開始され、4月下旬から5月末までスイカが収穫されます。

テュルキエ人は良くスイカを食べる
テュルキエではスイカが非常に人気のあるフルーツの一つで、一人あたりのスイカの消費量は50kg/年になります。人気のあるフルーツですが、消費量は減少傾向にあります。

インド
スイカ 情報

インドのスイカ生産量
スイカはインドで利用されるヒンディー語で「तरबूज(タルブーチ)」です。

インドのスイカ生産地
主に北部の「ウッタル・プラデーシュ州」での生産量が非常に多く、国内で生産されるスイカの約25%がウッタル・プラデーシュ州で生産されています。その他に南東の「アーンドラ・プラデーシュ州」、南西の「カルナータカ州」、南東部の「カルナータカ州」、北部の「パンジャーブ州」「ハリヤーナー州」、北東部の「ラージャスターン州」で多くのスイカが栽培されています。

インドのスイカ栽培
インドは場所により雨量が多く、河川流域でスイカを栽培している場合は水やりの必要ありません。収穫量は平均で1ヘクタール(100mx100m)あたり4トン~5トンの収穫量になります。

近年、インド南西の「カルナータカ州」で生産量が増加しています。

ブラジル
スイカ 情報

ブラジルのスイカ生産量
スイカはブラジルで利用されるポルトガル語で「Melancia(メランシーア)」です。

ブラジルのスイカ生産地
主に北東部の「リオグランデ・ド・ノルテ州」、東部の「バイーア州」「ペルナンブーコ州」などの東部地域と、南部の「リオグランデ・ド・スル州」「パラナ州」「サンタカタリーナ州」などの南部地域でスイカが多く生産されています。

南半球は収穫時期が違う
ブラジルは南半球に位置しており、スイカの収穫時期が北半球と異なります。8月までに種まきが行われ、収穫は9月から開始されます。ブラジルで生産されたスイカは主に「カナダ」「イギリス」「オランダ」「スペイン」「アルゼンチン」などに輸出されており、近年スイカの輸出量は更に増加しています。

アルジェリア
スイカ 情報

アルジェリアのスイカ
スイカはアルジェリアで利用されるアラビア語で「البطيخ(アルバティーフ)」です。

アルジェリアのスイカ生産地
主に中部の「エル・メニア県」、中北部の「ガルダイア県」などで多くのスイカが栽培されています。アルジェリアでは2000年代から爆発的にスイカの生産量が増加しています。

水資源が乏しいアルジェリア
アルジェリアの大部分は砂漠に覆われています。水資源の乏しいアルジェリアは主に農業は「地下水」の水を利用した灌漑農業がおこなわれていますが、「地下水」の水量減少が著しく、水の利用が少ない「オリーブ」などの栽培を増加させています。

ナイジェリア近辺もスイカの原産地の一つ
スイカの原産はナイジェリアの隣国「リビア」とも言われており、リビアの南西部にある古代遺跡から5000年前のスイカの種が発見されています。

7世紀にスイカはインドに渡り栽培が開始され、10世紀には中国で栽培が開始されています。

ロシア
スイカ 情報

ロシアのスイカ
スイカはロシア語で「арбуз(アルブース)」です。

ロシアのスイカ生産地
主に南西部の「ヴォルゴグラード州」、南西部北コーカサス地方の「アストラハン州」「クラスノダール州」「サラトフ州」「オレンブルク州」などで多くのスイカ生産がおこなわれています。

輸入・輸出も多い
「ウズベキスタン」「カザフスタン」でも多くのスイカを生産しており、ロシアへ多く輸出しています。ロシア産のスイカはバルド三国などのヨーロッパへ輸出されていましたが、2022年から世界情勢の悪化により輸出を停止しています。今後のロシア産の農作物が輸出されるかどうかは不透明です。

セネガル
スイカ 情報

セネガルのスイカ
スイカはセネガルで利用されるフランス語で「pastèque(パステーキェ)」です。

セネガルはどこ?
セネガルはアフリカ大陸の最西端に位置し、西部に首都の「ダカール」が存在します。

セネガルの果物生産地
主に西部の「ジガンショール州」、南部の「コルダ州」を含む「カザマンス地方」でスイカを含めた多くの果物が生産されています。

主にヨーロッパへ輸出される
セネガルで生産されたスイカの多くが海外へ輸出されています。輸出先は「フランス」が多く、「スペイン」「ポルトガル」「英国」「イタリア」「オランダ」などにも輸出しています。輸出先のほどんどがヨーロッパになりますが、一部アフリカ諸国へも輸出しています。

米国
スイカ 情報

アメリカのスイカ生産地
主に東部の「フロリダ州」「ジョージア州」、西部の「カルフォルニア州」、南部の「テキサス州」、東部の「ノースカロライナ州」の順に生産量が多くなります。全土で生産される植物であり、国内でも非常に人気のある果物です。

種なしスイカの生産量増
アメリカでは「種なしスイカ」の人気が上昇しており、生産量が増加しています。

ベトナム
スイカ 情報

ベトナムのスイカ
スイカはベトナムで「dưa hấu(ズーハウ)」です。

ベトナムのスイカ生産地
メコンデルタ(メコン川の流域)で一年中栽培できる植物であり、一般的に年に二毛作がおこなわれています。主に北部の「ハノイ市」「ハイズオン省」「ナムディン省」「タイビン省」「ビンフック省」「フート省」、中部の「クアンナム省」「クアンガイ省」「ビンディン省」「フーイエン」、南部の「ロンアン省」「ドンタップ省」「ソクチャン省」「ハウザン省」「カントー省」「ヴィンロン省」「チャーヴィン省」「ティエンザン省」などで多くのスイカを生産しています。

カザフスタン
スイカ 情報

カザフスタンのスイカ
スイカはカザフスタンで利用されるカザフ語で「қарбыз(クアルブィズ)」です。

カザフスタンは砂漠が多い
カザフスタンの国土の約45%が砂漠で覆われており、農業が難しい土地ですが、灌漑農業などにより多くの農作物を栽培しています。

カザフスタンのスイカ栽培
スイカは連作障害を起こす植物であり、有機物や施肥をおこなわない農地では畑を休ませる必要があります。カザフスタンのメロンの名産地「Курчумский район(クルチュム地方)」ではスイカの収穫後に5年間土地を休ませる必要があり、毎年栽培する場所を変えます。

スイカの見分け方
スイカを軽く押し、中から音がするスイカは熟しているスイカです。

エジプト
スイカ 情報

エジプトのスイカ生産量
スイカはエジプトで利用されるアラビア語で「البطيخ(アルバティーフ)」です。

エジプトのスイカ生産地
エジプトは「ナイル川」を利用した農業がおこなわれており、スイカの栽培も主にナイル川沿いでおこなわれています。主に北部の「ブハイラ県」、北西部の「マトルーフ県」、北部の「アレクサンドリア県」などのナイル川下流「ナイルデルタ」でスイカ栽培がおこなわれています。

スイカの生産はエジプト中部や下部でもおこなわれており、中部の「ケナ県」「ソハーグ県」、南部の「アスワン県」、「Toshka lake(トシュカ湖)」周辺、中部の「ミニヤー県」などのナイル川に沿った地方でスイカ栽培がおこなわれています。

古代エジプトでもスイカが栽培されていた
エジプトでは「ツタンカーメンの墓」などからスイカの種が発見されており、古代の壁画にもスイカが描かれています。スイカは水分量が多く、ある程度の保存可能な果物としてエジプトの生活に欠かせない食料の一つだったと言われています。

イラン
スイカ 情報

イランのスイカ生産量
スイカはイランで利用されるペルシャ語で「هندوانه(ヘンドネー)」です。

イランのスイカ生産地
イランでは主に北西部ギーラーン州で非常に多くのスイカが生産されています。

イランは非常に水資源が乏しい
イランは非常に水資源が乏しい国で、農業は主に北部のカスピ海に面した土地と南部のペルシャ湾でおこなわれています。イランではスイカを国外へ大量へ輸出しているため、国内では「水の無駄使い」と度々批判対象になっている植物の一つです。

冬至の祭り
ペルシャの文化を持つイランやイスラム教の多くの国は冬至に「ヤルダー」と呼ばれる祭りをおこないます。ペルシャ文化では冬至が「新年」にあたり、ヤルダ―にも「誕生」という意味があります。イランの冬至にはスイカ・ザクロが用意されるのが習わしとなっています。

アルメニア
スイカ 情報

アルメニアのスイカ生産量
スイカはアルメニアで「ձմերուկ(ヂェメルク)」です。

アルメニアのスイカ生産地
主に西部の「アルマヴィル地方」などで多くのスイカが栽培がおこなわれています。アルメニアなどの南コーカサス地方は非常に温暖な気候を有しており、様々な農作物が生産されています。生産された農作物は「ロシア」「ジョージア」などの隣国へ輸出される事が多くなります。

隣国アゼルバイジャンと仲が悪い
アルメニアと隣国の「アゼルバイジャン」は「ナゴルノカラバフ:アゼルバイジャンの西部にあり、9割がアルメニア人」の主権を巡り、両国で領土問題を抱えています。

両国は宗教も異なり、アルメニアはキリスト教を主体とする国であり、アゼルバイジャンはイスラム教を主体としています。

他国を経由して輸入されるアゼルバイジャンのスイカ
アルメニアは「ジョージア」「ロシア」からスイカの輸入をおこなっています。両国は「アゼルバイジャン」からスイカを輸入しており、アルメニアでは輸入されたスイカが「アゼルバイジャンで生産されたスイカの可能性がある」と懸念しています。

日本
スイカ 情報

日本のスイカ生産地
日本では「熊本県」「千葉県」「山形県」などの生産量が多くなっています。

日本のスイカの歴史
日本にスイカが伝わったのは「室町時代」とされています。「ポルトガル」から伝来した説がありますが、日本語のスイカの発音と中国語のスイカの発音が似ており、中国からやって来た可能性が高いと考えられています。

まとめ

アフリカの生産量が増加する可能性大
スイカはヨーロッパでもメジャーな果物です。アフリカ大陸の生産量が少なく、人口が爆発的に増加しているアフリカ大陸で生産量が増加すると思われます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考

FAO, FAOSTAT. "Crops and livestock products - Watermelons, Production (t)" (English) 1961-2022年. ©FAO 2024. 2021年08月21日閲覧。
FAOの利用規則はこちら (English) です。


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