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世界のオゾン濃度ランキング

オゾンは成層圏に存在するものはオゾン層を形成し、紫外線を防ぐ効果がありますが、地表付近では大気汚染を引き起こす物質の一つとして扱われます。

世界でオゾン濃度が高い国はどこでしょうか?

記事の内容

世界のオゾン濃度ランキング
各国のオゾン濃度

世界のオゾン濃度ランキング

オゾン濃度界一はカタール世界二位はバーレーン世界三位はアラブ首長国連邦です。

世界のオゾン濃度ランキング
Ozone concentration

濃度
(ppm)
2015年
濃度
(ppm)
1990年
カタール
(Qatar)
Population: 2,832,100
0.1160.095
バーレーン
(Bahrain)
Population: 1,641,200
0.1070.09
アラブ首長国連邦
(AUE)
Population: 9,770,500
0.1020.089
アンゴラ
(Angola)
Population: 31,825,300
0.0880.08
クウェート
(Kuwait)
Population: 4,207,100
0.0830.076
ミャンマー
(Myanmar)
Population: 54,045,400
0.0810.065
ネパール
(Nepal)
Population: 28,608,700
0.0780.062
オマーン
(Oman)
Population: 4,975,000
0.0780.071
中央アフリカ
(Central African
Republic)
Population: 4,745,200
0.0770.08
インド
(India)
Population: 1,402,862,229
0.0760.062
イラク
(Iraq)
Population: 39,309,800
0.0750.071
バングラデシュ
(Bangladesh)
Population: 163,046,200
0.0740.059
イラン
(Iran)
Population: 82,913,900
0.0740.07
イタリア
(Italy)
Population: 60,550,100
0.0740.081
ヨルダン
(Jordan)
Population: 10,101,700
0.0730.071
パレスチナ
(Palestine)
Population: 4,981,400
0.0720.072
トーゴ
(Togo)
Population: 8,082,400
0.0720.071
ベナン
(Benin)
Population: 11,801,200
0.0720.07
イスラエル
(Israel)
Population: 8,519,400
0.0710.072
レバノン
(Lebanon)
Population: 6,855,700
0.0710.07
アルジェリア
(Armenia)
Population: 43,053,100
0.070.067
エジプト
(Egypt)
Population:100,388,100
0.070.068
北朝鮮
(North Korea)
Population: 25,500,000
0.070.062
シリア
(Syria)
Population: 17,070,100
0.070.068
ブータン
(Bhutan)
Population: 763,100
0.0690.055
ギリシャ
(Greece)
Population: 10,473,500
0.0690.072
マルタ
(Malta)
Population: 440,400
0.0690.073
パキスタン
(Pakistan)
Population: 216,565,300
0.0690.059
サウジアラビア
(Saudi Arabia)
Population: 34,268,500
0.0690.063
台湾
(Taiwan)
Population: 23,600,900
0.0690.059
アルバニア
(Albania)
Population: 2,880,900
0.0680.072
キプロス
(Cyprus)
Population: 1,198,600
0.0680.068
韓国
(Korea)
Population: 51,225,300
0.0680.066
カメルーン
(Cameroon)
Population: 25,876,400
0.0670.067
ナイジェリア
(Nigeria)
Population: 200,963,600
0.0670.066
チュニジア
(Tunisia)
Population: 11,694,700
0.0670.066
トルコ
(Turkey)
Population: 83,429,600
0.0670.067
アメリカ
(America)
Population: 335,624,927
0.0670.07
ガーナ
(Ghana)
Population: 30,417,900
0.0660.065
北マケドニア
(North Macedonia)
Population: 2,083,500
0.0660.069
ブルガリア
(Bulgaria)
Population: 7,000,100
0.0650.066
中国
(China)
Population: 1,406,473,280
0.0650.057
クロアチア
(Croatia)
Population: 4,130,300
0.0650.069
クルディスタン
(Kurdistan)
Population: 5,145,900
0.0650.065
モルディブ
(Maldives)
Population: 531,000
0.0640.05
モンテネグロ
(Montenegro)
Population: 628,000
0.0640.068
スロベニア
(Slovenia)
Population: 2,078,700
0.0640.068
南スーダン
(South Sudan)
Population: 11,062,100
0.0640.065
タジキスタン
(Tadzhikistan)
Population: 9,321,000
0.0640.064
ザンビア
(Zambia)
Population: 17,861,000
0.0640.058
アフガニスタン
(Afghanistan)
Population: 38,041,800
0.0630.062
コンゴ民主共和国
(Democratic Republic
of the Congo)
Population: 86,790,600
0.0630.063
日本
(Japan)
Population: 125,810,000
0.0610.057
Global Burden of Disease Study 2015. IHME, 2016
www.stateofglobalair.org

各国のオゾン濃度


高濃度のオゾンは危険です。0.01~0.02のオゾン濃度には臭気がある程度ありますが、人体にはあまり問題が無いとされるレベルです。

オゾン濃度(ppm)影響・作用等
0.01~0.02臭気を感じる
0.1強い臭気、鼻・のどに刺激を感じる
0.2~0.53~6時間で視覚低下の症状が出る
0.5明らかに上部気道に刺激を感じる
1~22時間で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きと咳が起こる
曝露をくり返すと慢性中毒になる
5~10脈拍増加、肺水腫の症状がでる
15~20小動物は2時間以内に死亡する
50人間も1時間で生命が危険になる
出典: 日本水道協会


オゾンは非常に強い殺菌性、脱臭性、脱色性などがあり多くの事に利用されています。
しかし利用には知識と経験が必要で、安易な利用は環境破壊などを引き起こす可能性があります。人体への利用なども安全性について十分に検討する必要があります。

カタールのオゾン濃度


カタールのオゾン濃度は0.116です。

強い太陽放射とオゾン前駆物質(NOXなどディーゼルエンジンの排気などに含まれる有害物質)の存在によって引き起こされる化学反応により、オゾン濃度もしばしば限界値を超えています。 


日本産業衛生学会ではオゾンに関する作業環境での許容濃度を0.1ppm以下と定めています。カタールのオゾン濃度で1日8時間、週40時間を超える労働は推進されません。

カタールの大気中のPM2.5濃度は非常に高く、91.19µg/m³ で世界3位です。

バーレーンのオゾン濃度


バーレーンのオゾン濃度は0.107です。

バーレンは強い太陽光線とPM10やPM2.5の濃度が高く、これらの濃度の上昇と共にオゾンの濃度が上昇する傾向があります。オゾンも大気汚染物質として扱われ、各国でモニタリングされています。

大気中のPM2.5濃度は非常に高く、70.82µg/m³ です。

アラブ首長国連邦のオゾン濃度


アラブ首長国連邦のオゾン濃度は0.102です。

アラブ首長国連邦オゾンの濃度はMetablueで提供されているデータによると朝5時が最も高い時間になります。大気中の二炭化炭素の排出量の減少と共にオゾンの濃度があがる傾向があります。

大気中のPM2.5濃度は高く、40.92 µg/m³ です。

アンゴラのオゾン濃度


アンゴラ首長国連邦のオゾン濃度は0.102です。

アンゴラの首都ルアンダでは二酸化炭素の排出量は非常に少なく、オゾンの増加量は昼の12時が一番高い傾向があります。

PM2.5の排出量は比較的に高く32.39µg/m³で、東京の3倍になります。

クウェートのオゾン濃度


クウェートのオゾン濃度は0.083です。

クウェートは油田や発電所を多く抱えていて、その周辺の二酸化炭素濃度が高い傾向があります。クウェートでも二酸化炭素の排出量が多い時間帯にオゾンの濃度が低くなる傾向があり、人々の活動が低下する朝方から昼間にかけてオゾンの濃度が高くなります。

クウェートの大気中のPM2.5濃度は高く、60.75µg/m³ です。

まとめ


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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