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国際小包の送り方や関税について

海外に住んでいる友達や家族へ荷物を送りたい!送り状やインボイスの書き方も写真付きで説明します。

料金を安くすませる方法や、送らない方が良い時期などについてまとめました。

国際郵便の種類と値段


郵便局で荷物を送る場合、いくつか種類があり、値段・発送期間が違います。

国際郵便の種類


国際郵便の種類

新型コロナウイルスの影響により到着がかなり遅くなる可能性があります


EMS便


EMS便は最速で届きます。

アメリカには2日-5日
フランスには2-6日
中国には2-6日

荷物の追跡は日本郵政のページで確認できて非常に便利です。
30キロまでの荷物を送る事ができます。
料金が高く、15キロを超える場合は私は使用しません。

航空便


アメリカには7日から20日
フランスには7日から20日
中国には7日から20日

航空便も荷物の追跡が日本郵政のページで出来ます。
30キロまでの荷物を送る事ができます。
料金がEMSとあまりかわらないので、私は利用した事がありません。

SAL便


エコノミー便です。

アメリカには14日から30日前後
フランスには14日から30日前後
中国には14日から30日前後

30キロまでの荷物を送る事ができます。
2キロまでの国際eパケットライトと言う発送方法があり、小型小包の場合便利です。
料金が若干やすいので、食品以外だったら利用しても良いかもしれません。

船便


船を使った発送になります。

アメリカには2か月から3か月
ヨーロッパには2か月から3か月
中国には1か月から2か月

到着に1か月は絶対にかかります。
扱いも雑なので、発送物の防水加工と、梱包をしっかりとしてくだざい。
重い荷物を送るには一番船便がベストだと思います。

発送方法の中で一番安い手段ですが、到着までかかる期間送る荷物のダメージはある程度覚悟してください。

詳しい郵便料金や日数は日本郵政のホームページで確認できます。

国際郵便の料金


料金は「重さ」によって違います。重ければ重い程、料金が高額になります。

「荷物の重さ」は「250グラム単位」で計算されます。1010gなど端数が出てしまった場合、1000g以下に抑えた方が料金が安くなります。


各国への送料

出典: 日本郵政 から作成
https://www.japanpost.jp/
アメリカはNY ヨーロッパはフランス 中国は北京 2021年4月の値段です。


関税の注意点


関税は「国境を超えた商品にかかる税金」で、一般的に受け取り側が支払う必要があります。受け取り側の国によりますが、ヨーロッパの場合、15%~20%ぐらいかかる場合があります。

たとえば、「1万円の荷物」を送る場合、「1500円から2000円ぐらいの税金」がかかります。

「EMS」で発送した場合、下記に記入した値段により税金が計算されます。

EMSラベル
EMSラベル


赤で囲まれた欄に、内容品・値段を記載します。

現在EMSの振り込み用紙でも発送が可能ですが、「アプリケーションによるラベルの作成」が求められる場合があります。将来的にアプリケーションによるラベルの作成が必ず必要になる可能性がありますので、覚えておく必要があると思われます。

注意点

2021年7月から、ヨーロッパの税関手続きが変更されています。

現在、ヨーロッパへの国際発送は1円でも関税がかかります。

国によって手続きが違いますが、税関の手続きが非常に大変です。ヨーロッパに留学中の日本人に荷物を送る際や、現地に慣れてない人に荷物を送る場合は注意してください。


記入用紙と一緒に「インボイス」(税関告知書)の記入も必要になります。書き方は記入用紙と同じです。


インボイス(税関申告書)

出典: 日本郵政
https://www.japanpost.jp/

注意点

2021年1月1日から通関電子データ送信義務化され、米国に送る場合手書きのインボイスを受け付けていません。詳しくは日本郵政のページでご確認ください。

https://www.post.japanpost.jp/int/ead/index.html


海外に発送できない物・液体などは注意!


「送れない物」は国により違いがありますが、下記に記載されている物は、基本的に発送する事が不可能です。

送れない物

火薬類花火、クラッカー、爆竹など火薬が使われている物など
高圧ガスライター充填ガス、スプレー缶、ガスが入っている物など
引火性液体香水、マニキュア、アルコール24%以上の物、*日焼け止めなど
可燃性物質類マッチ、炭など
酸化性物質類酸素発生器、漂白剤など
毒物類殺虫剤、農薬
放射性物質
腐食性物質液体バッテリー、水銀
その他有害物質*リチウム電池、モバイルバッテリー、電子タバコ、エンジンなど
出典: 日本郵政 から作成
https://www.japanpost.jp/


「携帯電話」や「パソコン」など、リチウム電池でも機器に取り付けられていたり、「内臓されている物」なら送る事ができます。バッテリーがむき出しになっている物は送る事が不可能です。

香水は「アルコール」が入っている場合が多く、送れない場合が多いです。避けた方が良いかもしれません。

日焼け止めなどの商品は送る事が出来る場合があります。下のリンクで確認できます。
https://faq.wp.shiseido.co.jp/faq/show/19776?category_id=8&site_domain=support

海外発送で延滞が発生しやすい時期


12月は避けたほうが良いです。

12月はプレゼントの発送などが非常に多くなり、荷物の到着の延滞が発生する可能性が非常に高くなります。12月に発送したい場合、年明け後の発送をオススメします。

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