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世界の温室効果ガス排出量ランキング

 温室効果ガスは二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどが該当します。

 世界では一人当たりどの国がどれくらい温室効果ガスを排出しているのでしょうか?

記事の内容

世界の温室効果ガス排出量ランキング
各国の温室効果ガス排出量

世界の温室効果ガス排出量ランキング

温室効果ガス排出量世界一は中央アフリカ世界二位はボリビア世界三位はカタールです。

世界の温室効果ガス排出量ランキング
Greenhouse gas emissions per capita

温室効果ガス
排出量
(一人当たり)
(t)
2012年
1中央アフリカ
(Central African
Republic)
Population: 4,745,200
114.72
2ボリビア
(Bolivia)
Population: 11,513,100
60.72
3カタール
(Qatar)
Population: 2,832,100
48.90
4トリニダード・トバゴ
(Trinidad and
Tobago)
Population: 1,395,000
45.70
5ボツワナ
(Botswana)
Population: 2,303,700
39.30
6ブルネイ
(Brunei)
Population: 433,300
37.10
7オーストラリア
(Australia)
Population: 25,203,200
33.49
8クウェート
(Kuwait)
Population: 4,207,100
30.33
9カナダ
(Canada)
Population: 37,411,000
29.56
10バーレーン
(Bahrain)
Population: 1,641,200
25.26
11ラオス
(Laos)
Population: 7,169,500
25.21
12ルクセンブルク
(Luxembourg)
Population: 615,700
23.75
13アラブ首長国連邦
(AUE)
Population: 9,770,500
23.02
14カザフスタン
(Kazakhstan)
Population: 18,551,400
21.83
15ザンビア
(Zambia)
Population: 17,861,000
21.79
16アメリカ
(America)
Population: 335,624,927
20.20
17ガボン
(Gabon)
Population: 2,172,600
19.68
18ロシア
(Russia)
Population: 145,872,300
19.58
19サウジアラビア
(Saudi Arabia)
Population: 34,268,500
18.24
2011年
20オマーン
(Oman)
Population: 4,975,000
17.95
21ニュージーランド
(New Zealand)
Population: 4,783,100
17.72
22エストニア
(Estonia)
Population: 1,325,600
17.61
23トルクメニスタン
(Turkmenistan)
Population: 5,942,100
17.50
24アイスランド
(Iceland)
Population: 339,000
17.20
25ナミビア
(Namibia)
Population: 2,494,500
16.81
26ブラジル
(Brazil)
Population: 211,049,500
14.91
27モザンビーク
(Mozambique)
Population: 30,366,000
14.81
28ジブラルタル
(Gibraltar)
Population: 32,194
14.07
29スーダン
(Sudan)
Population: 42,813,200
13.67
30アイルランド
(Ireland)
Population: 4,882,500
13.57
31韓国
(Korea)
Population: 51,225,300
13.33
32リビア
(Libya)
Population: 6,777,500
13.25
33チェコ
(Czech)
Population: 10,689,200
13.22
34バーレーン
(Bahrain)
Population: 1,641,200
13.08
35フィンランド
(Finland)
Population: 5,532,200
12.76
36ノルウェー
(Norway)
Population: 5,378,900
12.66
37ベルギー
(Belgium)
Population: 11,539,300
11.99
38ドイツ
(Germany)
Population: 83,517,000
11.83
39オランダ
(Nederland)
Population: 17,097,100
11.69
40コンゴ民主共和国
(Democratic Republic
of the Congo)
Population: 86,790,600
11.63
41ベラルーシ
(Belarus)
Population: 9,452,400
11.59
42日本
(Japan)
Population: 125,810,000
11.59
43ポーランド
(Poland)
Population: 37,887,800
10.89
44オーストリア
(Ausria)
Population: 8,955,100
10.73
45イスラエル
(Israel)
Population: 8,519,400
10.62
46シンガポール
(Singapore)
Population: 5,804,300
10.52
47ミャンマー
(Myanmar)
Population: 54,045,400
10.36
48セーシェル
(Seychelles)
Population: 97,700
10.31
49スロベニア
(Slovenia)
Population: 2,078,700
10.24
50ウルグアイ
(Uruguay)
Population: 3,461,700
10.08
51南アフリカ共和国
(South Africa)
Population: 58,558,300
10.07
2007年
52リトアニア
(Lithuania)
Population: 2,759,600
9.85
世界平均7.54
出典: Calculated by Our World in Data based on data from the World Bank – World Development Indicators 2012年
http://data.worldbank.org/data-catalog/world-development-indicators

各国の温室効果ガス排出量


 世界の温室効果ガスの排出量の平均は、一人当たり7.54トンです。

中央アフリカの温室効果ガス排出量


 中央アフリカの温室効果ガスの排出量は一人当たり114.72トンです。

 政治の腐敗や内戦の影響を強く受けている中央アフリカ共和国は、世界で最も貧しい国の1つです。長年にわたり続いている戦争によって経済発展が大きく妨げられています。CO2の排出量は世界50位以下と低くなっていますが、人口比当たりの温室効果ガスの排出量は非常に多くなっています。将来的に人口が大きく増加すると予想されており、それに伴いCO2や温室効果ガスの排出量が大きく増加すると思われます。(Central African Forest Initiative 2020年)

 中央アフリカ政府は、持続可能な天然資源の利用や開発を将来的着手したいと考えています。現在は内戦による多くの避難者を強いられている状態が続いていて、環境問題への取り組みは難しいかもしれません。

ボリビアの温室効果ガス排出量


 ボリビアの温室効果ガスの排出量は一人当たり60.72トンです。

 化石燃料の使用はボリビアの経済発展にとって重要な役割を果たしています。同時にパリ協定に基づいた温室効果ガスの減少を国内で設定し、2021年にはさらなる減少に向けて改正がおこなわれています。2050年の温室効果ガスの排出量ゼロに向け、国内の環境保全に対する取り組みを更にアップデートする予定です。(Partnership of transparency in the Paris Agreement 2021年)

 ボリビアの土地は気候変動に対し脆弱性とされています。近年、気候変動の影響と思われる豪雨や干ばつなどが発生していて、農家などに大きな影響を与えています。(OCHA 2020年)

 ボリビアのCO2排出量は50位以下です。

カタールの温室効果ガス排出量


 カタールの温室効果ガスの排出量は一人当たり48.90トンです。

 カタールは化石燃料に依存している国で、2020年に利用されたエネルギーは石油と天然ガスが100%を占めています。2030年までに温室効果ガス排出量を25%削減することを目的とした、国家気候変動行動計画が開始されたとカタールの環境気候変動省は述べており、将来的に減少すると思われます。(REUTER 2020年)

現在カタールで再生可能なエネルギーの利用はされていません。二酸化炭素の排出量をゼロにするには再生利用可能なエネルギーの利用が必要になり、温室効果ガスの減少は非常に難しいと思われます。

トリニダード・トバゴの温室効果ガス排出量


 トリニダード・トバゴの温室効果ガスの排出量は一人当たり45.70トンです。

 トリニダード・トバゴは、カリブ海地域の石油の主要な輸出国であり、南アメリカとカリブ海地域の液化天然ガスの主要な生産国です。これらの化石燃料は、国の経済成長を支える基盤であり、カリブ海の小島や開発途上国にエネルギーを提供しています。

 トリニダード・トバゴは、一人当たりのCO2排出量は年間推定4,000万トンのCO2を生成しています。これらのCO2排出量のほぼ90%は、56%の石油化学製品、30%が発電施設からの排出、3%がフレアリングから排出されています。(Central Bank of Trinidad and Tobago 2009年)

 トリニダード・トバゴは、国連気候変動枠組条約と京都議定書の批准国です。議定書の下で温室効果ガス排出量を削減する必要はありませんが、気候変動に対処するための具体的な戦略を備えた国家エネルギー政策がおこなわれています。(ECLAC 2011年)

ボツワナの温室効果ガス排出量


 ボツワナの温室効果ガスの排出量は一人当たり39.30トンです。

 ボツワナはダイヤモンドの鉱業が国を支える基盤の一つになっており、国内総生産(GDP)の約1/3がダイヤモンドの生産によるもので、輸出収入の70%を占めています。その他には観光業が盛んで、国内総生産の約10%が観光業によるものです。(USDS 2010年)

 ボツワナでは気候変動に対応するための政策はありませんが、将来の気候変動の可能性とそれに関連する環境の変化、脅威は国内で危惧されています。気候変動の問題は、持続可能なエネルギーの使用などに焦点が当てられており、太陽エネルギーを利用する計画などの一部が政府から支援されています。(国連)

まとめ


 今回は以上です。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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