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世界のCO2排出量ランキング

 SDGsが叫ばれる今。地球温暖化の要因となっている二酸化炭素が世界中で排出されています。多くの国で二酸化炭素の排出量の削減に目標値が設定され、その国で可能な削減方法が実施されています。

 世界ではどの国がどのくらいに二酸化炭素を排出しているのでしょうか?

記事の内容

世界の二酸化炭素排出量ランキング
各国の二酸化炭素排出量

世界の二酸化炭素排出量ランキング

世界の二酸化炭素排出量世界一は中国世界二位はアメリカ世界三位はインドです。

世界の二酸化炭素排出量ランキング
Annual CO2 emissions

排出量(t)
2020年
1中国
(China)
Population: 1,406,473,280
10,670,000,000
2アメリカ
(America)
Population: 335,624,927
4,710,000,000
3インド
(India)
Population: 1,402,862,229
2,440,000,000
4ロシア
(Russia)
Population: 145,872,300
1,580,000,000
5日本
(Japan)
Population: 125,810,000
1,030,000,000
6イラン
(Iran)
Population: 82,913,900
745,040,000
7ドイツ
(Germany)
Population: 83,517,000
644,310,000
8サウジアラビア
(Saudi Arabia)
Population: 34,268,500
625,510,000
9韓国
(Korea)
Population: 51,225,300
597,610,000
10インドネシア
(Indonesia)
Population: 274,522,988
589,500,000
11カナダ
(Canada)
Population: 37,411,000
535,820,000
12ブラジル
(Brazil)
Population: 211,049,500
467,380,000
13南アフリカ共和国
(South Africa)
Population: 58,558,300
451,960,000
14トルコ
(Turkey)
Population: 83,429,600
392,790,000
15オーストラリア
(Australia)
Population: 25,203,200
391,890,000
16メキシコ
(Mexico)
Population: 120,575,500
356,970,000
17イギリス
(U.K)
Population: 67,530,200
329,580,000
18イタリア
(Italy)
Population: 60,550,100
303,820,000
19ポーランド
(Poland)
Population: 37,887,800
299,590,000
20カザフスタン
(Kazakhstan)
Population: 18,551,400
291,340,000
21フランス
(France)
Population: 65,129,700
276,630,000
22台湾
(Taiwan)
Population: 23,600,900
273,170,000
23ベトナム
(Vietnam)
Population: 96,462,100
254,300,000
24パキスタン
(Pakistan)
Population: 216,565,300
234,750,000
25ウクライナ
(Ukraine)
Population: 43,993,600
213,910,000
26エジプト
(Egypt)
Population:100,388,100
213,460,000
27イラク
(Iraq)
Population: 39,309,800
210,830,000
28スペイン
(Spain)
Population: 46,736,800
208,910,000
29アルゼンチン
(Argentine)
Population: 44,780,700
156,980,000
30アルジェリア
(Armenia)
Population: 43,053,100
155,000,000
31アラブ首長国連邦
(AUE)
Population: 9,770,500
150,270,000
32オランダ
(Nederland)
Population: 17,097,100
138,100,000
33フィリピン
(Philippines)
Population: 108,116,600
136,020,000
34ナイジェリア
(Nigeria)
Population: 200,963,600
125,460,000
35ウズベキスタン
(Uzbekistan)
Population: 32,981,700
112,780,000
36カタール
(Qatar)
Population: 2,832,100
106,650,000
37バングラデシュ
(Bangladesh)
Population: 163,046,200
92,840,000
38コロンビア
(Colombia)
Population: 50,339,400
89,100,000
39クウェート
(Kuwait)
Population: 4,207,100
88,940,000
40モンゴル
(Mongolia)
Population: 3,225,200
88,440,000
41チェコ
(Czech)
Population: 10,689,200
87,970,000
42ベネズエラ
(Venezuela)
Population: 28,515,800
84,610,000
43ベルギー
(Belgium)
Population: 11,539,300
83,750,000
44チリ
(Chile)
Population: 18,952,000
81,170,000
45トルクメニスタン
(Turkmenistan)
Population: 5,942,100
75,340,000
46ルーマニア
(Rumania)
Population: 19,364,600
71,480,000
47モロッコ
(Morocco)
Population: 36,471,800
64,540,000
48オマーン
(Oman)
Population: 4,975,000
62,160,000
49オーストリア
(Ausria)
Population: 8,955,100
60,630,000
50ベラルーシ
(Belarus)
Population: 9,452,400
57,450,000
51イスラエル
(Israel)
Population: 8,519,400
56,350,000
52ギリシャ
(Greece)
Population: 10,473,500
52,240,000
出典: Global Carbon Budget - Global Carbon Project (2021)
https://doi.org/10.18160/gcp-2021

各国の二酸化炭素排出量


人口が多い国や石油産出国がとくに二酸化炭素の排出量が多くなっています。世界で排出される二酸化炭素は2020年に約34,810,000,000トン(約34億トン)になります。植物も光合成により年間約12,000,000,000(約12億トン)の二酸化炭素を排出しています。

中国の二酸化炭素排出量


 中国の二酸化炭素排出量は2020年に10,670,000,000トンです。

 世界で排出される二酸化炭素の30.65%が中国から排出されています。中国は世界最大の温室ガス排出国ですが、再生可能なエネルギーの導入、脱炭素化、環境回復などに力を注いでいます。実際に中国とインドは緑化計画などがおこなわれていて、森林の面積が20年前と比べ増加、地球の緑地の約5%増加しています。

 2021年におこなわれたCOP26(国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、2060年までに温室化ガスの排出ゼロを表明していてます。中国では電気自動車などの開発が推進され、多くの中国メーカーが電気自動車の開発をおこなっています。

アメリカの二酸化炭素排出量



 アメリカの二酸化炭素排出量は2020年に4,710,000,000トンです。

 世界で排出される二酸化炭素の13.53%がアメリカから排出されています。二酸化排出量世界第二位のアメリカですが、2015年に温室化ガスの減少関する取り決めがおこなわれた「パリ協定」を2017年に脱退しています。パリ協定は2025年までに温室化ガスの26~28%削減(2005年比)がアメリカでは約束されています。温室化ガスの排出は地球全土の問題ですが、約40%がアメリカと中国により排出されています。2030年までに温暖化を+1.5度(産業革命以前に比べて)に抑える事が必要になり、これ以上の温度上昇は人間にとって住みにくい環境になります。

インドの二酸化炭素排出量


 インドの二酸化炭素排出量は2020年に2,440,000,000トンです。

 世界で排出される二酸化炭素の7%がインドから排出されています。人口増加や経済成長が目覚ましいインド。インドは発展途上国で、 大気汚染などの大きな問題になっています。インドはパリ協定で2030年までに温室ガスの排出量を33~35%減(GDPあたり)が目標にされていています。COP26では2070年までに排出量のゼロを表明していて、将来的には温室排気ガスの排出をゼロに設定していますが、2070年には非常に地球が人間にとって住みにくい環境になっているかもしれません。COPは毎年行われていますので、更なる温室化ガスの排出減がはやい段階で実現される事が望まれます。

ロシアの二酸化炭素排出量


 ロシアの二酸化炭素排出量は2020年に1,580,000,000トンです。

 世界で排出される二酸化炭素の4.5%がロシアから排出されています。 ロシアは化石燃料の宝庫で、とくに天然ガスの生産量が多くなっています。

 ロシアで生産されたガスをウクライナやヨーロッパにパイプラインで送り、暖房の燃料として利用されています。このパイプラインは様々な国をまたいでおり、ベラルーシなどがヨーロッパの妨害のためにパイプラインを止めると発言するなど、政治的に利用される事があります。ヨーロッパや旧ソ連圏は暖房が停止すると多くの凍死者がでるため、非常に大きな問題になります。

 ロシアでは二酸化炭素の排出量が2016年から2019年にくらべ9%増加していますが、2020年には6%減少しています。ロシアではカーボンニュートラルに関する様々な法律が制定され、環境保全に対する取り組みが真剣におこなわれています。産業界からは批判の声が多く、温室ガスの排出量低減目標に向け、生産停止や減産の問題が発生すると思われます。

日本の二酸化炭素排出量


 日本の二酸化炭素排出量は2020年に1,030,000,000トンです。

 世界で排出される二酸化炭素の2.9%が日本から排出されています。日本では原発の問題もあり、使用に対し抵抗がある人が非常に多く存在します。 原子力発電は二酸化炭素を排出しない発電方法のため、非常に環境に良いとされていますが、災害が多い日本では現実に起きている問題と将来の問題が天秤にかけられているのが現状です。

まとめ

 

 電気自動車は電気で動いています。化石燃料を利用した火力発電所で電気は生産されるため、結局は化石燃料で電気自動車を動かしている事になります。

  今回は以上です。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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