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世界の石炭によるCO2排出量

石炭は「火力発電所」で電気をつくる燃料として主に利用され、発展途上国では調理の燃料として利用されます。地球温暖化が続いている昨今、私たちは石炭の使用を制限しなければなりません。

世界では固形燃料により、どのくらいCO2(二酸化炭素)が排出されるのでしょうか?


固形燃料による
二酸化炭素排出量


世界の固形燃料によるCO2排出量
世界一位 中国
世界二位 インド
世界三位 米国


世界の固形燃料によるCO2排出量ランキング
CO2 emissions from solid fuel consumption

固形燃料による
CO2排出量
(全体)
(t)
2016年
固形燃料による
CO2排出量
(1人あたり)
(t)
2016年
固形燃料による
CO2排出量
(シェア率)
(%)
2016年
1中国6,951,652,911
(69億トン)
5.1945.17
2インド1,516,605,1941.139.85
3アメリカ(USA)1,323,423,9674.048.60
4ロシア441,708,4853.042.87
5日本433,780,431
(4億トン)
3.412.81
6南アフリカ399,603,9917.082.59
7韓国309,945,8416.042.01
8ドイツ298,574,4743.621.94
9インドネシア213,852,1060.811.38
10ポーランド191,399,0654.961.24
11オーストラリア172,598,3567.131.12
12トュルキエ(旧トルコ)148,099,1291.820.96
13カザフスタン134,127,8597.410.87
14ウクライナ106,001,9692.360.68
15ベトナム81,187,3800.870.57
16マレーシア71,777,8582.270.46
17ブラジル67,318,7860.320.43
18チェコ63,915,8106.070.41
19タイ59,148,7100.830.38
20メキシコ47,659,9990.390.30
21フィリピン45,991,5140.830.29
22イギリス45,012,4250.680.29
23スペイン38,928,8720.830.25
24オランダ37,836,1062.200.24
25セルビア31,092,4934.140.20
26チリ27,018,4561.490.17
27香港25,393,9753.410.16
28パキスタン24,682,5770.110.16
29ブルガリア22,339,3643.080.14
30モンゴル22,101,0097.290.14
31北朝鮮21,690,3050.850.14
32イスラエル20,850,5622.550.13
33ルーマニア20,773,5551.040.13
34コロンビア19,471,7700.400.12
35フィンランド17,649,2713.210.11
36ギリシャ17,238,5671.600.11
37モロッコ16,248,4770.460.10
38ボスニア
ヘルツェゴビナ
16,164,1364.640.10
39エストニア14,403,97610.940.09
40ラオス13,846,5922.000.08
41スロバキア13,164,5302.420.08
42オーストリア11,393,3691.300.07
43ポルトガル10,795,6481.040.07
44ベルギー10,557,2930.930.06
45ハンガリー8,870,4730.900.05
46アイルランド8,060,0661.700.05
47スウェーデン7,854,7140.780.05
48デンマーク7,187,3201.250.04
49ジンバブエ7,069,9760.480.04
50アラブ首長国連邦6,985,6350.770.04
51バングラデシュ6,226,5660.030.04
52ウズベキスタン6,094,5540.190.03
53スリランカ5,529,8360.250.03
54アフガニスタン4,829,4390.130.03
55ニュージーランド4,532,4120.970.02

出典: ©WORLD BANK GROUP
https://databank.worldbank.org/reports.aspx?source=2&series=EN.ATM.CO2E.SF.KT&country=
*一人当たりのCO2排出量・シェア率はFumib.netが計算

2016年

固形燃料による
CO2排出量


1970年~2020年のCO2蓄積量

「ヨーロッパ」で排出されたCO2の累積量は約284,400,000,000トンで全体の36%、「アジア地域」で排出されたCO2の累積量は約281,000,000,000トンで全体の35%、「北米」で排出されたCO2の累積量は約186,970,000,000トンで全体の23.7%、「アフリカ地域」で排出されたCO2の累積量は約20,300,000,000トンで2.5%です。

アフリカ地域の経済が発展しており、今後、CO2の排出量が増加すると思われます。


なぜ石炭が使われるか?

石炭は火力発電所で燃やして水を沸かし、出た蒸気でタービンを回して電気エネルギーを得る原料として主に利用されます。日本で利用される石炭火力は世界と比べてもクリーンだと言われていますが、CO2などの温暖化ガスを多く放出するため、環境に悪いエネルギーの一つとして定着しています。

また、発展途上国などで石炭や木炭を利用して料理をおこなう家庭も非常に多く、現在も一般的に利用されるエネルギーの一つです。


利用を減らす事は可能か?

先進国の多くで再利用可能なエネルギーへの置き換えが始まっていますが、大部分が化石燃料を利用した発電になります。発展途上国の人口増加などにより、利用を減らすのは難しいかもしれません。


2050年までに温室効果ガスの排出ゼロへ向けて

世界中で2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標がたてられており、様々な取り組みが行われています。

中国
固形燃料による
CO2排出量


中国の固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約45.17%が中国から排出されています。


世界の固形燃料によるCO2の排出量が45%を超える

人口が多い中国は石炭などによる固形燃料を利用したエネルギーにより、多くのCO2が排出されています。


中国が石炭の利用が多い理由

中国は日本同様に石油や天然ガスの生産量は少なく、国内で産出される石炭を利用した発電所が多く存在します。世界中で石炭を利用した発電が減少していますが、エネルギーの海外依存を避けたい中国は、現在も多くの石炭を産出しています。また、石炭の採掘や発電に非常に多くの人が携わっています。


環境問題に取り組む中国

国内の大気汚染などが大きな問題になっており、環境問題に対し真剣に取り組んでいます。都市部の環境問題は改善してきていますが、「農村地に火力発電所を建設する」など、別の問題が浮上してきています。

インド
固形燃料による
CO2排出量


インドの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約9.85%がインドから排出されています。


一人あたりのCO2排出量は低い

インドは人口が多く、固形燃料によるCO2の排出量は非常に多くなりますが、一人当たりの排出量はヨーロッパと同等です。


調理にはガスが利用される

プロパンガスを利用している家庭が多く、一般的にガスを利用して調理が行われますが、貧困層も多く、固形燃料を一般的に利用する家庭も多くなります。

アメリカ
固形燃料による
CO2排出量


アメリカの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約8.60%がアメリカから排出されています。


再生可能エネルギーの利用増加

国内では火力・原子力による発電がメインにおこなわれていましたが、2022年になり、風力・太陽光・水力・熱などの再生利用可能エネルギーによる発電量が上回っています。


上昇する電気代

国内の物価は大きく上昇しており、間接的に燃料代が上昇しています。

ロシア
固形燃料による
CO2排出量


ロシアの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約2.87%がロシアから排出されています。


電力需要のゲームチェンジャー

ロシアから産出されている石油・天然ガスは世界中で利用されていましたが、世界情勢の悪化により、ロシアからの燃料供給を停止した国が多く、世界中で電気代が跳ね上がっています。


石炭の利用が増加する先進国

ロシアから燃料の供給をとめた「ドイツ」は自国のエネルギー需要を賄うために石炭火力発電を稼働させるなど、様々な問題が発生しています。電気代が上昇した事により、国内から不満の声が増加しており、今後、さらに大きな問題に繋がる可能性があります。

日本
固形燃料による
CO2排出量


日本の固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約2.81%が日本から排出されています。


再増加する火力発電

東日本大震災により原子力発電の利用が大きく低下し、火力発電の利用が増加しており、現在も非常に多くの火力発電所が稼働しています。


石炭の輸入量は中国に次いで二位

再利用可能なエネルギーの利用が増加していますが、国内で産出・生産できるエネルギーは限られており、多くの化石燃料を海外から輸入しています。石炭の輸入量も非常に多く、中国に次いで世界第二位の輸入量になります。

南アフリカ
固形燃料による
CO2排出量


南アフリカの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約2.59%が南アフリカから排出されています。


石炭による電力発電に依存

南アフリカは国内で生産される電力の約80%(2019年)が石炭による発電であり、多くのCO2を排出しています。将来的に風力や太陽光など再生可能なエネルギーの利用が増加すると思われますが、国内では人口増加に伴い深刻な電力不足が続いており、国内では頻繁に停電が発生しています。


採掘される石炭は年間300億トン

南アフリカに埋蔵される石炭の量は約300億トンであり、世界では10,000億トン以上の石炭が埋蔵されています。

韓国
固形燃料による
CO2排出量


韓国の固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約2.01%が韓国から排出されています。


韓国でも多く利用される石炭

韓国で利用される電力は主に石炭、原子力、天然ガスが燃料として利用され、日本同様に海外から輸入されるエネルギーに依存しています。日本同様に電気料金が上昇しており、国内で大きな問題になっています。


太陽光パネルの設置減少

韓国は国内に太陽光パネルが増加し、国内の様々な場所で太陽光パネルを目にする事が多くなりましたが、売電の単価の低下や、設置場所の減少などにより、設置のペースが低下しています。

ドイツ
固形燃料による
CO2排出量


ドイツの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約1.94%がドイツから排出されています。


脱化石燃料

ドイツは石炭・石油・原子力・天然ガスなどのエネルギーからの脱却を進めており、2035年までに国内で利用される電力の全てを再生利用可能なエネルギーに置き換える事を目標としています。しかし、世界情勢の悪化により、国内ではエネルギー不足に陥っており、石炭の利用が増加するなどの問題が発生しています。


原子力の使用の停止

2023年に国内で稼働していた3基の原子力発電所が停止し、国内全ての原子力発電所が停止しています。

インドネシア
固形燃料による
CO2排出量


インドネシアの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約1.38%がインドネシアから排出されています。


国内は石炭による電力発電が多いが・・・

国内で生産される電力の40%以上が石炭を利用した火力発電であり、主に石炭・天然ガス・水力が国内の電力を支えています。しかし、国内の石炭埋蔵量は約300億トン程度とされ、再利用可能なエネルギーによる発電などが進められています。


石炭の輸出停止

インドネシアは国内で採掘された石炭の輸出を停止しています。国内の発電所への供給を確保する事を目的としており、日本への輸出も停止しています。

ポーランド
固形燃料による
CO2排出量


ポーランドの固形燃料によるCO2排出量

世界で排出される「固形燃料を使用して排出されるCO2」は約1.24%がポーランドから排出されています。


化石燃料の依存度は高い

風力・バイオ燃料などの再利用可能なエネルギーの発電が増加していますが、国内のエネルギーは石炭・石油・天然ガスが軸になっており、石炭の利用は「二酸化炭素の排出量ゼロ」が掲げられている2050年に合わせ、2049年までに全ての採掘所を停止させる計画です。

まとめ


化石燃料の依存度は高い

先進国で再生可能エネルギーの利用が増加していますが、発展途上国の人口増加が続いており、CO2の排出量が増加する国も多く存在します。多くの国が2050年までにCO2の排出量をゼロにする目標を掲げていますが、世界情勢の悪化などにより、エネルギー不足などに陥る国が多く、化石燃料を再び利用するなど、様々な問題が発生しています。


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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