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世界のチーズ 生産量ランキング

チーズは「牛」「ヤギ」の乳に乳酸菌などを加え、乳成分を固めた後に発酵・熟成してつくられる食べ物です。非常に歴史が古い食べ物で、紀元前5000年前からつくられていた痕跡が見つかっています。

チーズはどの国がどれくらい生産しているのでしょうか?

世界のチーズ
生産量ランキング


世界のチーズ生産量
世界一位 ウクライナ
世界二位 ロシア
世界三位 アルゼンチン

世界のチーズ 生産量ランキング
Cheese, whole cow milk - Production (Tonnes/year)

生産量
(トン)
(t)
2019年
世界合計19,397,221
1アメリカ
(America)
5,959,034
2フランス
(France)
1,573,516
2017年
3ドイツ
(Germany)
1,484,200
2017年
4イタリア
(Italy)
1,185,970
5オランダ
(Netherlands)
953,000
6ポーランド
(Poland)
716,700
7カナダ
(Canada)
557,109
8イギリス
(U.K)
470,000
9デンマーク
(Denmark)
457,000
10アルゼンチン
(Argentina)
429,411
11オーストラリア
(Australia)
381,000
12ニュージーランド
(New Zealand)
365,000
13アイルランド
(Ireland)
278,400
14ロシア
(Russia)
269,216
15ベラルーシ
(Belarus)
243,883
16エジプト
(Egypt)
231,995
17ベネズエラ
(Venezuela)
224,673
18オーストリア
(Austria)
203,280
19スイス
(Switzerland)
195,114
20ウズベキスタン
(Uzbekistan)
187,032
21スペイン
(Spain)
185,900
22メキシコ
(Mexico)
158,391
23チェコ
(Czech)
134,310
24テュルキエ
(Turkiye)
133,992
25ウクライナ
(Ukraine)
122,351
26エクアドル
(Ecuador)
120,628
27サウジアラビア
(Saudi Arabia)
119,331
28ベルギー
(Belgium)
114,860
29イスラエル
(Israel)
114,023
30チリ
(Chile)
94,744
31ルーマニア
(Romania)
91,056
32ブルガリア
(Bulgaria)
89,780
33スウェーデン
(Sweden)
86,500
34ハンガリー
(Hungary)
86,130
35フィンランド
(Finland)
83,602
36ノルウェー
(Norway)
79,433
37ポルトガル
(Portugal)
65,395
38コロンビア
(Colombia)
62,107
39ウルグアイ
(Uruguay)
55,968
40南アフリカ共和国
(South Africa)
55,612
41セルビア
(Serbia)
54,942
42アゼルバイジャン
(Azerbaijan)
51,002
43ブラジル
(Brazil)
47,577
44ニカラグア
(Nicaragua)
47,196
45エストニア
(Estonia)
45,500
46イラン
(Iran)
45,282
47ラトビア
(Latvia)
47,420
2018年
48スロバキア
(Slovakia)
44,057
49シリア
(Syria)
36,836
50リトアニア
(Lithuania)
36,079
51アルバニア
(Albania)
35,161
52カザフスタン
(Kazakhstan)
31,785
53南スーダン
(South Sudan)
31,000
54レバノン
(Lebanon)
25,377
55ギリシャ
(Greece)
25,336
出典: United Nations Food and Agricultural Organization (FAO) 2019年、2018年、2017年から作成
https://www.fao.org/faostat/en/#data/
©FAO


各国のチーズ 生産量


チーズのエネルギー

チーズは種類によってエネルギーが大分違います。低カロリーのチーズで100gあたり約250カロリー、高価カロリーのチーズで100gあたり約450カロリーになります。


チーズの固さ

ハード

熟成期間が長く、水分量が少ないチーズになります。「パルメザンチーズ」などがハードタイプに分類されます。

セミハード

熟成期間はハードタイプのチーズよりは短くなります。「チェダーチーズ」「ゴーダチーズ」などがセミハードタイプに分類されます。

ミィディアムハード

スイスの「エメンタールチーズ」などが分類されます。チーズのタイプによっては「ゴーダチーズ」チーズなどもミディアムハードタイプに分類されます。

セミソフト

水分量が高いチーズになります。デンマークの「ハバティチーズ」などが分類されます。

ソフト

フランスの「ブリーチーズ」などが分類されます。非常に水分量が多く、柔らかいチーズになります。

アメリカ
チーズ 生産量


2019年にアメリカはチーズを5,959,034トン生産しています。

世界で生産しているチーズの30.72%がアメリカで生産されています。


アメリカのチーズの特徴

アメリカはチーズ大国で、生産されるチーズは600種を超えています。その中でもとくに「チェダーチーズ」が人気があります。


アメリカ原産のチーズ

コルビーチーズ

コルビーチーズは酪農で有名なウィスコンシン州でうまれたチーズです。コルビーチーズはセミハードに分類されます。チェダーチーズに製法が似ており、味もチェダーチーズに似ています。コルビーチーズはベニノキ科に属する「アナトー」という植物の種子から抽出される色素で着色されるため、鮮やかなオレンジ色をしているのが特徴です。

モントレー・ジャック

アメリカ西武のカルフォルニア州で主に生産されるチーズです。モントレー・ジャックはセミハードに分類されます。味はさっぱりしており、熟成が進むとコルビーチーズのようなコクがうまれます。唐辛子のようなスパイスを加えたモントレー・ジャックも多く存在します。

スイスチーズ

スイスチーズという名称ですがアメリカで産まれたチーズです。チーズの生産過程中に発生した二酸化炭素により、チーズの中に沢山の大きな気泡を作ります。スイスチーズはフォンデュ・スープ・焼き菓子など料理に利用される事が多くなっています。

フランス
チーズ 生産量


2017年にフランスはチーズを1,573,516トン生産しています。

世界で生産しているチーズの8.30%がフランスで生産されています。(2017年)

チーズはフランス語で「fromage(フロマージ)」です。


フランスのチーズの特徴

フランスは非常に多くのチーズの原産地です。チーズはルイ14世などの「フランスの王」などにも好まれ、チーズの品評会などが頻繁におこなわれていました。

フランスでは「白カビチーズ」が好まれる印象があります。


フランス原産のチーズ

カマンベール

カマンベールはフランス北部のオルヌ県カマンベール原産のチーズです。表面が白カビに覆われており、中は柔らかいチーズになります。日本を含め世界的に人気のあるチーズで、海外で生産されるものはその国で食べやすいように作られている傾向があります。

ブリ―

フランス中北東部のセーヌ=エ=マルヌ県にあるブリー地方で生産されたチーズです。ブリ―チーズは白カビチーズの一種です。カマンベールの元となったとされ、ブリ―チーズを「チーズの王様」、カマンベールを「チーズの嬢王」などと表現される事があります。

ボーフォール

ボーフォ―ルは「牛乳」を原産としたチーズで、ハードタイプに分類されます。原産はスイスとの国境沿いにあるオート=サヴォワ県が原産で、スイスの「グリュイエールチーズ」と似ています。

ブルー・ドーヴェルニュ

フランス中南部ので生産されるブルーチーズです。ブルーチーズ特有の口に広がる渋みと深い味わいがありますが、他のブルーチーズと比べマイルドとされています。

ロックフォール

フランス南部のアヴェロン県にあるロックフォール=シュル=スールゾン村で生産された「羊乳」を原料としたチーズです。ロックフォールは「ブルーチーズの代表」と言われており、イタリアの「ゴルゴンゾーラ」・イギリスの「スティルトン」などと比べられる事が多くなっています。香りが非常に強く、塩分量が多いために塩味も強いチーズになります。

ドイツ
チーズ 生産量


2017年にドイツはチーズを1,484,200トン生産しています。

世界で生産しているチーズの7.83%がドイツで生産されています。(2017年)

チーズはドイツ語で「Käse(ケイゼ)」です。


ドイツのチーズの特徴

ドイツはチーズ大国の一つですが、他国で誕生したチーズが「ドイツで進化」を遂げたチーズが多くなっています。「青・白カビチーズ」が好まれる国で、非常に多くの青・白カビチーズが存在します。


ドイツ原産のチーズ

カンボゾラ

カンボゾラチーズはドイツ南部のバイエルン州が原産の青・白カビチーズです。名前からわかるように「カマンベール」「ゴルゴンゾーラ」を組み合わせたチーズになります。表面に白カビ、中には青カビが植え付けられています。

バターチーズ

バターチーズは「牛乳」からつくられたセミソフトのチーズです。バターの様な風味があり、その名が付けられています。

ハーツァー

ハーツァーは「カード(乳にレモンやキモシンなどを混ぜ凝固化したチーズ)」からつくられます。北西部のニーダーザクセン州にあるブラウンシュヴァイクが原産とされています。


バイエルンブルー

バイエルンブルーはドイツ南部のバイエルン州原産の「カンボゾラ」タイプの青・白カビタイプのチーズです。非常に人気のあるチーズの一種で、多くのスーパーマーケットで販売されています。

イタリア
チーズ 生産量


2019年にイタリアはチーズを1,185,970トン生産しています。

世界で生産しているチーズの6.11%がイタリアで生産されています。

チーズはイタリア語で「formaggio(フルマ―ジョ)」です。


イタリアのチーズの特徴

ピザの原産地であるイタリアでは「フレッシュチーズ」が多く利用されている印象があります。イタリアもチーズ生産大国で、様々なチーズが国内で生産されています。


イタリアのチーズの種類

ゴルゴンゾーラ

ゴルゴンゾーラチーズは青カビチーズの一種で、非常に有名なブルーチーズです。カードが原料で、青カビとカードを交互に重ねてつくられます。イタリア北部のロンバルディア州にあるゴルゴンゾーラが原産地です。

モッツァレッラ

モッツァレッラチーズはフレッシュチーズの一種です。「水牛の乳」からつくられるチーズで強い弾力があり、「世界一伸びるチーズ」になります。ピザなどに利用される事が多くなっています。イタリア南部のカンパニア州にあるサレルノが原産地です。

マスカルポーネ

マスカルポーネチーズはクリームチーズの一種です。「牛乳」と「クリーム」からつくられ、甘く味付けされたマスカルポーネなどが多く存在します。イタリア北部のロンバルディーア州が原産とされています。

リコッタ

リコッタチーズはチーズを生産する際に副産物としてとれる「ホエイ」からつくられるチーズです。バラバラとしているのが特徴で、一般的にパンに乗せて食べたり、料理に加えられます。

オランダ
チーズ 生産量


2019年にオランダはチーズを953,000トン生産しています。

世界で生産しているチーズの4.91%がオランダで生産されています。

チーズはオランダ語で「kaas(カース)」です。


オランダのチーズの特徴

オランダのチーズはセミハード・ハードタイプのチーズの生産が多くなっています。生産されたチーズは表面を「蝋(ろう)」などで密閉し、熟成をさせない特徴があります。オランダのチーズは日本にも古くから輸出されており、貿易用に加工されています。


オランダのチーズの種類

ゴーダチーズ

オランダで一番多く生産されるセミハードチーズになります。南西部の南ホラント州にあるゴーダが原産地で、非常にマイルドな味が特徴的なチーズになります。

エダムチーズ

ハードタイプのチーズで、「牛乳」が原料になります。エダムチーズも癖が少なく、非常に食べやすいチーズの一つです。オランダ西部の北ホラント州にあるエダムが原産地になります。

カッテージチーズ

カッテージチーズはフレッシュチーズの一種で、「脱脂粉乳」を乳酸発酵してつくります。カッテージチーズはオランダが原産ではありませんが、アメリカなどで「オランダのチーズ」と呼ばれていた事があります。

カッテージチーズは「低カロリー」のチーズとして知られており非常に人気があります。

ポーランド
チーズ 生産量


2019年にポーランドはチーズを716,700トン生産しています。

世界で生産しているチーズの3.69%がポーランドで生産されています。

チーズはポーランド語で「kaas(カース)」です。


ポーランドのチーズの特徴

ポーランドではスモークチーズ・カッテージチーズなどが人気があります。チーズ生産は非常に歴史があり、5000年前から行なわれていたとされています。


ポーランドのチーズの種類

「oscypek(オシペク)」

オシペクは「羊乳」から生産されるスモークチーズです。南部のタトラ山脈近辺に住む羊飼いによって生産されていたスモークチーズで、10日以上高温の煙で燻されます。

「Bundz(ブンズ)」

「羊乳」から生産されるフレッシュチーズです。「オシペク」と製法は同じですが、燻製品ではありません。南部のポドハレで生産されます。

「Redykołka(レディコウィカ)」

「レディコウィカ」は余った「オシペク」からつくられるセミハードタイプのスモークチーズです。レディコウィカも南部のポドハレで生産されています。

カナダ
チーズ 生産量


2019年にカナダはチーズを557,109トン生産しています。

世界で生産しているチーズの2.87%がカナダで生産されています。


カナダのチーズの特徴

カナダではセミハードタイプのチーズが多く生産されている印象があります。


カナダのチーズの種類

「piacere (ピァチェーレ)」

「piacere (ピァチェーレ)」は「羊乳」からつくられるセミハードタイプのチーズで、表面を「ローズマリー」でコーティングします。カナダ南東部のオンタリオ州が原産になります。

「oka (オカ)」

「oka (オカ)」チーズはセミソフトタイプのチーズで、東部のケベック州が原産になります。強い香りとクリーミーな味わいがあります。

「Allegretto(アグレット)」

「Allegretto(アグレット)」チーズは「羊乳」からつくられるセミハードタイプのチーズです。東部のケベック州が原産になります。

イギリス
チーズ 生産量


2019年にイギリスはチーズを470,000トン生産しています。

世界で生産しているチーズの2.42%がイギリスで生産されています。


イギリスのチーズの特徴

イギリスは「チェダーチーズ」の人気が高くなっていますが、生産されるチーズの種類は600種を超えるとされており、非常に多くのチーズを生産しています。


イギリスのチーズの種類

チェダーチーズ

チェダーチーズは「牛乳」を原料としたセミハードタイプのチーズで、世界中で人気のあるチーズの一つです。チェダーチーズには「チェダリング」といわれるプロセスが存在します。原産はイギリス南東部のサマセット州になります。

スティルトン

ブルーチーズの一種で、フランスのロックフォール・イタリアのゴルゴンゾーラと共に世界的に有名なブルーチーズになります。青カビはチーズの中心部から植え付けられており、中心部から放射線状に青カビが広がっています。


チェシャーチーズ

イギリスで歴史のあるチーズの一つで、イギリス北西部のチェシャー州が原産のチーズです。ハードタイプのチーズですが、ボロボロと崩れやすく、食感はまろやかで塩味が強いのが特徴的なチーズになります。

デンマーク
チーズ 生産量


2019年にデンマークはチーズを457,000トン生産しています。

世界で生産しているチーズの2.35%がデンマークで生産されています。

チーズはデンマーク語で「ost(オスト)」です。


デンマークのチーズの特徴

デンマークのチーズ生産は戦後に基盤がつくられており、様々な国のチーズを模したチーズがデンマーク国内で生産されています。


デンマークのチーズの種類

ダナブルー

ダナブルーはデンマークのブルーチーズです。青カビチーズで有名なフランスのロックフォールを真似てつくられており、渋みと塩味が非常に強い特徴があります。

「Havarti(ハヴァティ)」

「牛乳」を原料としたセミソフトのチーズです。室温でも柔らかくなる特徴があり、味は辛みと酸味があります。日本では「ハバティチーズ」として販売されています。日本で販売されているハバティチーズは非常にクリーミーな味わいがあります。

「Samsø(サムスー)」

サムス―チーズはデンマークの東部にあるサムセー島が原産のチーズで、セミハードタイプのチーズになります。癖が無く食べやすい特徴があります。

アルゼンチン
チーズ 生産量


2019年にアルゼンチンはチーズを429,411トン生産しています。

世界で生産しているチーズの2.21%がアルゼンチンで生産されています。

チーズはアルゼンチンで利用されているスペイン語で「queso(ケーソ)」です。


アルゼンチンのチーズの特徴

アルゼンチンのチーズはイタリアからの移民により生産されたチーズが多くなっています。


アルゼンチンのチーズの種類

「Reggianito(レッジャニート)」

「レッジャニート」はイタリアのパルメザンチーズになります。パルメザンチーズの正式名称は「パルミジャーノ・レッジャーノ」で、アルゼンチンではレッジャニートと呼ばれています。アルゼンチンに渡ったイタリア人によって生産されるようになりました。

「Sardo(サルド)」

サルドはイタリア西部の「サルデーニャ島」を意味し、ハードタイプのチーズになります。スープ・パスタなどに利用される事が多くなっています。

「Cremoso(クレモソ)」

クレモソは「クリームチーズ」で、イタリアの「ストラッキーノ」チーズを模したチーズになります。

まとめ


今回は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


サムネイル: 「Pixabay」から商用利用可能な写真を加工・利用しています。

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